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バルダーズ・ゲート3攻略:初心者ガイド。戦闘での安定感を高めるには? パーティの理想的な編成方法を解説

hororo
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 話題作『バルダーズ・ゲート3』の初心者ガイド第6弾は、パーティ編成の際に意識したいこと。好きなキャラでパーティを組むのも本作の楽しみ方ではありますが、とはいっても偏りが過ぎると戦闘で苦戦してしまうのは事実。今回は、戦闘を安定させるためのパーティの組み方を紹介していきます。

『バルダーズ・ゲート3』攻略バックナンバー

パーティ編成の基本と編成方法まとめ【バルダーズ・ゲート3攻略】

パーティ編成時は各キャラクターの役割を明確にしよう

 安定したパーティを作るためには、それぞれのキャラクターに異なる役割を持たせて、さまざまな状況に対応できるようにしておくことが大切。大まかにわけて、次のような役割を意識しておきましょう。

①敵の攻撃を受け止める、高ACの壁役
②高いダメージを与えられる攻撃役
③味方の回復を担い、戦線を維持する回復役
④敵の妨害や味方の強化を行う支援役

 1人で複数の役割を兼任することもできるため、厳密に①~④を1人ずつ揃えろというわけではありません。ですが、役割をイメージしておくと、戦闘においてキャラクターをどう動かすかという指針を決めやすくなります。

 具体的な戦闘の仕組みについては第3回で解説しているため、そちらもあわせて見ていただくと、イメージしやすいかと思います。

【壁役】

 壁役に求められるのは、敵の攻撃を受け止めて、パーティ全体の被害を軽減することにあります。そのため、高いAC(アーマー・クラス)を持つキャラクターが最適。ACは基本的に鎧の種類と盾が影響するので、重装防具と盾の習熟を持つファイターやパラディンが理想です。バーバリアンは防具の習熟こそ前2クラスに劣るものの、“激怒”中に物理ダメージへの抵抗(被ダメージ半減効果)を持つため、壁役としても活躍できます。

 いわゆる挑発のような敵のヘイトを向かせるアクションも存在はするものの、意識的に習得する必要があったり、リソースが必要だったりするため、こういったアクションに頼らない位置取りも重要。

 例外はありますが、多くの敵は一番近い相手を攻撃する傾向にあるため、パーティでも一番先頭に位置するように立ち回りましょう。

 接敵したあとも、敵をぐるっと回り込むようにして奥側に移動すると、よりほかの敵の注意を引けるのでおすすめ。機会攻撃の発動は“敵から離れるように”移動することが条件なので、接敵している敵の周囲を移動するだけであれば、機会攻撃を受けずに位置取りを調整できます。

 また通路の中央に陣取り、敵が味方の後衛の方へ移動することをけん制することも大事。仮に横を抜けられたとしても、機会攻撃でダメージを与えれば、その後の処理がラクになるからです。

【攻撃役】

 攻撃役はその名のとおり味方のダメージソースとなる役割。多少の向き不向きはありますが、ほとんどのクラスはビルドしだいでダメージを出すことができるため、クラスよりもビルドが重要になってきます。

 オリジンキャラクターでいえば、急所攻撃が強力なアスタリオンが適任です。また、豊富な武器・防具習熟を持つレイゼルと“激怒”でダメージを伸ばせる&被ダメージを減らせるカーラックは、壁役と攻撃役を両立できるため、使いやすいキャラクターといえるでしょう。ゲイルとウィルについては、使用する呪文しだいで攻撃役も担えます。

 立ち回りについてですが、近距離攻撃役の場合は、敵に近づくことになります。そのぶん敵からの攻撃を受けやすくなるため、位置取りに気を付けましょう。壁役の項目で述べたように、壁役が敵を回り込むように奥に行き、敵を挟み込むような形で立ち位置を調整するのがおすすめ。

 遠隔攻撃主体の場合は、とにかく敵に近づかれないような立ち回りを意識し、余裕があれば攻撃ロールに有利を得やすい高台を確保したいところ。

 アスタリオンは遠近両方に対応できるため問題ないのですが、ゲイルのような純魔法使いの場合、接近されると強みを大きく削がれてしまうため、“雷鳴波”のような敵を押しやる呪文や、“霧渡り”のような瞬間移動系の呪文を自衛手段として確保しておくといいでしょう。

【回復役】

 回復役は戦闘の継続力を支える重要な役割。HPを回復できる呪文を習得可能なクレリックやドルイド、バードが適任です。ただし、ドルイドは変身中は回復呪文を飛ばせなくなってしまうため、戦況を見て変身するか、変身を解くかを考えましょう。

 味方のHPが減ったら回復するのはもちろん、それ以外のときに何をするかも重要。攻撃に参加してもいいですが、個人的におすすめなのは後述する支援役を兼任すること。

 戦闘では回復役に倒れられるのが一番困るため、極力最前線には出したくありません。そこで、“祝福”などの支援呪文を駆使して味方の戦闘力の底上げをしつつ、必要に応じて回復を飛ばすのが安定します。支援が十分に行き届いていたら、遠隔武器や呪文で攻撃に参加するといいでしょう。

 回復が必要なとき用に強力な呪文の巻物や、投擲用の消費アイテムなどを持たせて、疑似的な魔法使い職として運用するのも悪くありません。

 立ち位置は前衛と後衛の中間くらい。どの味方でもすぐに回復させられるような立ち位置を取っておくのが理想です。

【支援役】

 支援役は、戦場を見渡し、状況に応じて戦いをコントロールする役割だと思ってください。本作の戦闘は数が多いほど圧倒的に有利です。味方はほとんどの場合4人であるのに対し、敵は2倍やそれ以上いるケースもあります。そんな状態でまともに正面から戦うのはかなり困難といえます。

 そこで考えたいのが、どうやったら“一度に戦う敵の数を減らせるか”ということ。例えば“脂”を引いて敵を転ばせ、合流を遅らせる。敵を“狂気の冠”で同士討ちさせる。“睡眠”で眠らせる、というように、敵の足並みを乱す行動が考えられます。

 レベルが上がってくれば、敵が密集しているところに“火球”などの大ダメージを与えられる範囲呪文で一掃することも可能になります。

 この役割は圧倒的にウィザードやウォーロック、ソーサラーといった魔法使い系のクラスが向いています。選んだ呪文に応じて攻撃寄りか支援寄りか分かれますが、どちらかに割り切るよりは両方の役割を行えるようにしておくと、さまざまな状況に対処しやすくなります。

 魔法使いクラスはACもHPも低いため一番後方に位置しておきたいですが、射程が足りなかったり、射線を切られたりすると本末転倒なので、そういった点も含めて理想的な位置を探しましょう。

探索における役割の配分も考えられるとなおよし

 これまでに解説してきたのは、あくまでも戦闘における役割。それに加えて、探索における役割も意識できると、より完成度の高いパーティとなります。

 知ってのとおり、探索時は技能によってさまざまな判定が発生します。多くの判定に対応できるように、判定の得意分野を仲間うちで分散できるのが理想。各技能は対応する能力値があるので、重要となる能力値が異なるクラスを4人ぶん集める形になります。

 しかし、能力値は全部で6種類。耐久力は探索の判定にはほぼ使用しないことを考えても5種類です。ほぼ確実に埋めたいのは、鍵の解錠・罠の解除に使う手先の早業に関係する敏捷力が高いキャラクターと、説得や威圧、ペテンなど会話で役立つ魅力が高いキャラクターです。

 前者はローグやモンク、レンジャーなどが該当。後者はウォーロック、ソーサラー、バードなどが得意です。解錠や罠の解除に関しては、手先の早業の習熟と、その習熟ボーナスを倍にする習熟強化を持つアスタリオンが優れているため、彼を編成しておくのが一番ラク。

 なお、バードは魅力だけでなく敏捷力も重要。かつ固有の能力で技能関連のボーナスを得られるため、技能面でトップクラスの汎用性を持ちます。迷ったらとりあえずバードを入れる、という選択もあり。

 続いて重要なのは看破、生存、知覚など隠されたものの発見につながる判断力。これはクレリックやドルイドが得意です。この2クラスは回復役としても活躍できるので非常に優秀。

 おそらく、運動は壁役か攻撃役のキャラクターでまかなえるのですが、悩ましいのは知力です。歴史や宗教、魔法学、捜査に対応する能力値ですが、知力を最優先して上げるのはウィザードのみ。ウィザードが仲間にいればこのあたりが安定すると考えると、ウィザードも捨てがたいです。

 とはいえ、本作は技能判定に失敗してもゲームが詰むことはありません。意に沿わない結果にはなるかもしれませんが、それも自分だけの物語だと受け入れて進むのも、本作の楽しみ方の1つです。

 せっかくカスタムキャラクターを主人公にしたのだから、会話イベントはできるだけ自キャラで行いたいという人もいるでしょう。その場合は自キャラにすべての技能を習熟させることは不可能なので、ロールプレイだと割り切ってプレイしてもいいと思います。

 極論、技能周りはどんな編成でもストーリーは進むため、最低限戦闘を意識したパーティを組めれば問題ないでしょう。

 ぜひ自分のプレイスタイルに合った編成を探してみてください。

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