ゲーム大好き声優が『Refind Self:性格診断ゲーム』をプレイ。おまえ勢いだけの女だろうという診断結果は?【東城咲耶子のおすすめインディーゲーム】

東城咲耶子
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 電撃オンラインユーザーのみなさん、こんにちは。私、東城咲耶子がひたすらおすすめのインディーゲームをゆるく紹介する“東城咲耶子のおすすめインディーゲーム”第13回です!

 早速ですが、みなさん「あなたの性格は?」と突然聞かれてパッと答えられますか?

 ポジティブだとかネガティブだとかいろいろありますが、こんな人間かなーとふんわりとは想像できるんじゃないかなと思います。

 私は「死ぬこと以外かすり傷」を座右の銘に掲げていて、心の武士に従って、「私が病むくらいならお前を倒す! 全員倒す!」の強い心で生きています。

 皆さんが優しくしてくれるから、実際は敵なんて全然いないけどね!

 いつも気持ちを強く持っていたいぜ、という私なりの人生のポリシーです。

 というわけで、今回は「ゲームのプレイスタイルって性格出るよね~」を突き詰めたこのゲーム! 『Refind Self:性格診断ゲーム』を紹介します。

『Refind Self:性格診断ゲーム』で私は勇者だということがわかりました

 ロボットの“うつわちゃん”を操作して、自分を作った博士との約束を思い出すために散策しつつ、その選んだ行動によってプレイヤーの性格を診断してくれるゲームです。

  • ▲教えてもらえる性格は、こんな感じで23種類もあります。私は何になるかなー。予想としては“侍”とかかな!?

 では、いざ! 尋常に勝負だ!

 これがプレイヤーの分身となる、うつわちゃん(名前は好きに変更出来ます)。

 彼女を作った博士は、今はもう死んでしまっているらしいです。

 しかもうつわちゃんの記憶もおぼろげ。何があったんだろう?

 スタートしてすぐの説明で、これは100年前の性格診断のゲームであること、博士は自分の愛したロボットへ、ゲームを通していろいろな性格を埋め込む実験を行っていたことなど、気になる情報がどんどん飛び出してきます。

 ちなみに3周すると、基本の性格、秘められた性格、最も遠い性格とすべてが出揃い、エンディングも必ず見られる仕様なのですが、ただ性格診断をするだけじゃなくて、ゲームをする理由がストーリーに上手いこと組み込まれているのがいいですね。

 うつわちゃん、ゲームを通して、頑張って記憶思い出してこー!

 まだ何も分からない状態だけど、なんらかの悲しい結末を回避するために、いろいろな“人間の心”を知ることが大事なようです。

 任せろ!!! 私が人間代表だ!!

 てくてく島を歩きながら、その辺に落ちているアイテムを拾ったり拾わなかったり、街灯を点けたり点けなかったり、ベンチに座ったり座らなかったり、会話したりしなかったり、殺したり殺さなかったり、ありとあらゆる選択肢で性格のポイントがたまっていきます。

 ちなみに2周目以降は、初回にした行動、しなかった行動なども表示されます。

 これは私がせっかちなことがゲームにバレて“ランナー”という性格のポイントがたまった瞬間です。なんとなくちょっと恥ずかしい。

 ゲームを進めていくと、個性豊かなほかのロボットたちも登場します!

 彼ら彼女らと交流をしたり、記憶を思い出すきっかけになる行動をしたりすることで、そこであった思い出が断片的にフラッシュバックします。

 次第に、これも「性格カウントされているのか!?」や「これもか!?」と、何かを選ぶたびにゲームになんと言われるのか地味にどぎまぎしていきます。

 そもそも、なんでこの島にはロボットしかいないのでしょうか。

 ロボットだらけの島、いなくなった博士、思い出せない記憶、果たさなくてはいけない何らかの約束……。

 どう考えても不穏~~~!!!

 優しいBGMや思い出される美しい記憶の隙間で、時折、不穏の気配がログインしてきます。なになになに。

 何か行動をするたびに貯まるハートがいっぱいになると、そこで分析は終了。強制的にその周回が終わります。

 そんなこんなでプレイしていき、私の途中結果の性格はこんな感じになりました。

 勇者! 好戦的! 正義感! 人も物も破壊しすぎ!

 ランナー! もっとゆっくり楽しめ! せっかちすぎ!

 ギャンブラー! スロットでコイン全溶かし! ワンチャンに賭けすぎ!

 そりゃ博士もそう思うだろうよ。

 これ、しっかり性格出ますね。すごい。

 こんなキラキラヒロインからほど遠いうつわちゃんやだよぉ。

 お話を掘り下げたい気持ちもあり、1周目と2周目で行動や選択肢を変えてみたりもしたのですが、本当にすごいです。このゲーム。

 どちらも“勇者”のエンディングになってしまいました。どんだけ私、勇者なんだよ!

 そして、運命の3週目へ。

 博士が旧型のうつわちゃんにこだわる理由、ロボットたちの真実、博士とコーヒーを飲んだ思い出、ラーメンを食べた思い出、タバコの思い出、なぜこうしていろいろな性格をやり直し、何度もゲームをプレイさせられるのか……。

 思い出される一つ一つがすごく大切な時間で、博士とうつわちゃんがお互いを大切に思う気持ちが切なくて、ほんのり苦しくて、ゴールしていないのに途中からベソべソに泣いていました。

 知れば知るほど、私がすごく好きなゲームだと確信していく。

 だって見て、これ。

 博士、可愛すぎない?

 可愛い女の子と可愛い女の子の、甘くて苦くて切なくて美しい愛……。

 私の大好物のやつですね!!!

 そして訪れる3周目のエンディング、この物語の結末をどうするかはプレイヤーに委ねられます。

 ランナーとか言われていたのに、最後の選択肢はどうしてもすぐに選ぶことが出来なくて、一旦ゲームを置いて本気で考え込んでしまいました。

 愛って難しい。

 うつわちゃんの記憶が私に流れ込むような、自分と重なって感じられる演出がとっても素敵でした。

 私に刺さる百合の香りだけでなく、ゲーム全体の柔らかい雰囲気も堪能しつつ、破壊衝動にも苛まれつつ……。

 3周のプレイが終わったので、総合的な結果を見てみましょう。

 私の基本の性格3つはこちら!

 勇者! 知ってた!

 旅人! 気ままに無秩序に行動してたのがバレています。

 挑戦者! とりあえず突っ込んでみる! 死んでから考える!

 秘められた性格はこちらです。

 やっぱり勇者!!! 何回念押しするんだよ!! 全然秘められてないよ!

 そして、最も遠い性格はこちらでした。

 プランナー! 行き当たりばったり人間の対極にあるやつだ。

 どうでしょうか。

 日ごろ、東城をよく見てくれている皆さん的には「そのままじゃん!」と思うのか「意外ー!」と思うのか気になります。

 友だちからは、猪突猛進のニュアンスで、良くも悪くも“グリフィンドールの女”と言われているので、大体当たっているような気もします。おもしろいなー。

 それにしても、ゲームからすごくすごく「勢いだけの女」と言われている気がする。

 現実はリスポーンできないので、かすり傷で済むように気を付けます……。

 ちなみに、それぞれの性格はゲーム内で細かい説明を確認できます!

 私の性格に表示されているCOPY IDを打ち込むと、あなたと私の性格や選択した行動の違いを比べられるみたい。似てるところあるかな?

 みんながどんな性格になったのか、最後の選択肢はどちらを選んだのか、ほかにもとっても気になるところがたくさんあるので、プレイした人同士でお話したら楽しそう!

 ぜひプレイしてみてねー。

 それでは! 良いインディーゲームライフを!

  • ▲勇者の世界線、あるかもしれない……こちら、狩りをしてそうなさやぱかさんです。

※画像はゲームをキャプチャーしたものです。
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