『仮面ライダークウガ』などのロケ地“喫茶ルポ”にたなかえりさんと突撃取材!(前編)【電撃特撮メシ】
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- 電撃オンライン 終末のバンギア
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毎週金曜21時から電撃オンラインがお届けしているネット配信番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当する音楽ユニット“終末のバンギア”(以下バンギア)がレポーターを務める突撃レポート。その中でも多くの特撮ファンが訪れるという食の巡礼スポットや聖地などを紹介するコーナー“電撃特撮メシ”。
今回はなんと! 豪華なゲストが登場! 『電磁戦隊メガレンジャー』のメガイエロー/城ケ崎千里役や、『仮面ライダークウガ』の“未確認生命体関連事件合同捜査本部”の警官、笹山望見役を演じた、たなかえり(以下、えりさん)さんと『仮面ライダークウガ』や『相棒』のロケ地として使われた“喫茶るぽ”にお邪魔してきました。
特撮ファンの間では、特撮関係にご出演されていた演者さんたちが営むお店も“聖地”と呼ばれる巡礼スポットなのですが、その番組の舞台となったロケ地を巡るのもお楽しみのひとつになっているのです。今回はそのひとつを紹介します。
特撮ファンが“喫茶るぽ”に訪れる理由
特撮ファンが“喫茶るぽ”に訪れる理由。それはなんと言っても、『仮面ライダークウガ』の舞台となる“喫茶ポレポレ”のロケ地だからです。
“喫茶ポレポレ”とは『クウガ』こと五代雄介(演じたのはオダギリジョーさん)が寝泊まりする拠点の喫茶店のこと。拠点だけあって毎回のように出てくる舞台となっています。
この“喫茶るぽ”の外観を見れば、ファンなら「あ~、ポレポレだ!」とすぐに反応してしまうぐらい有名な店構えなのです。ただし、劇中の店内はスタジオセットなので、『ライダー』ファンは外観を堪能しに来る感じでしょうか。
『仮面ライダークウガ』のほかには、テレビドラマ『相棒』にも使われいて、こちらは店内でも撮影されています。気になる方は”season18”の5話をチェック(このほかのシーズンにも使われているようです)
かなりオススメ!モダンな店内と豊富なメニュー
『仮面ライダークウガ』のロケ地だから……というだけでは、人気のスポットにはなりません。“喫茶るぽ”がファンの間で人気の理由は、店内の雰囲気とメニューの豊富さ。
店内に入ると、思わず「うわ~キレイ!」と、えりさん&バンビが声を上げてしまうほどの、オシャレでシックな雰囲気。2階の天井まで吹き抜けている開放感のある店内と、赤レンガ造りの内装が、ヨーロッパに見られるような古いゴシック様式を彷彿させて、落ち着いて食事できる居心地のいい空間を提供してくれます。
論より証拠……少し店内の様子を写真でお伝えします。
と……このように、チェーン店などでは味わえない雰囲気を持つお店。ロケ地として選ばれるのも頷けます。
また、すごいのはそれだけではありません。メニューの数も半端なく、ざっと100種類以上はあり、そのどれもが昔ながらの古きよき昭和の喫茶店を彷彿させ、近くにあれば通ってしまいたくなること間違いなしです!
気になる、メニューの食レポは次回“後編”でお伝えします。そちらの記事では動画もお届けしますので、店内の雰囲気もさらにバッチリ分かります! お楽しみに。
今回のゲスト“たなかえり”さんとは……
今回のレポートは、バンギアの突撃レポートでは初となる、ゲストと一緒にスポットへ訪れるスタイル。ゲストのたなかえりさんは冒頭でもお伝えしたように、『電磁戦隊メガレンジャー』の“イエロー”城ケ崎千里や、今回の“喫茶るぽ”をロケ地として使用していた『仮面ライダークウガ』にもレギュラー出演していたキャストさんです。
バンギアのギターであるルギアは、えりさんも所属する特撮出身のキャストさんたちで結成される、“ニヤニヤブラザーズ&シスターズ”というエンターテイメントグループのギターでもあります。そんな中、今回の取材スポットの候補が出たときに、せっかくなら……とお誘いしたところ実現しました。
えりさんとは、バンギアの1周年記念のコラボとして、保護猫支援チャリティーの楽曲にもシンガーとして参加してもらっています。そんな仲なので、今回の取材では、えりさんのお話しもがっつりとお伺いさせていただきました!
“ニヤニヤブラザーズ&シスターズ”に関しましては、過去にイベントを取材してありますので、そちらの記事(前編/後編)も参照してみてください。
“たなかえり”さんにいろんなこと聞いてみた!(前編)
それでは……ここからは、えりさんの気になることをいろいろ聞いてみたので、そちらのインタビューをお届け! やっぱりバンギアのインタビューなので突っ込んだところまで聞いちゃいました! 今回はその前編をお届けします。
――以前『ニヤニヤ』のインタビューで、子どものころの夢は“魔法使い”ということでしたが、もっとお話聞かせていただけますか?
えりさん:そう、魔法の世界からの魔女になれるお誘いが飛んでこないかなって、ずっと待ってました(笑)。
――大人になったらこういう仕事がしてみたい……とか、憧れの職業みたいなものは?
えりさん:なかったですね……そもそも大人になると思ってなかったんです。いまでも思ってないんですけど! 年ばっかりとっちゃった(笑)。
こういう話をすると、仲のいい友達……それこそ『メガレンジャー』で一緒だった東山麻美ちゃん(メガピンク/今村みく役)に、「えりちゃん、もう大人になりなさい!」って怒られるんですけど……もう、これは気質だからしょうがない!
――子どものころ、魔法使いの修行みたいなこともしていたのですか?
えりさん:一日一回はおまじないをかける訓練をしていました。「いなくなった猫が帰ってきますように」とか「好きな人と目が合いますように」とか……。
当時、おまじないブームで、子ども向けのおまじないの本がたくさん売っていたんです。それを片っ端から試していました。
でも、他人の心を変えることはできないと思っていたので、「好きな人が自分のことを好きになりますように」みたいなおまじないはしませんでした。
――他人の心は変えられない……ですか。子どもながらに深い……。その、おまじないのかかり具合はいかがでした?
えりさん:けっこうかかってましたよ! 好きな人と目が合って「ひゃっ♪」って喜んだり(笑)。
あ、あと、「結婚相手が夢に出てくる」というおまじないを3パターン試したことがあるんですけど、3回とも同じおじさんが夢に出てきました!
――え!? 知らないおじさんですか?
えりさん:そう。知らないおじさん。浅黒くて、目が細くて、日本人で……3回とも同じおじさんが出てきて衝撃的で忘れられない……残念ながら、いまの夫ではないですが(笑)
――その後、実際そのおじさんには会ったことは?
えりさん:ないですね……もう脳裏に焼き付いていて忘れられないんですけど……会ったら、ちょっと恐怖ですね……でも、もし会ったらすぐにLINEしますね(笑)。
――ぜひお願いします!!(笑) 魔法使いを目指していたえりさんが芸能のお仕事を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
えりさん:毎日おまじないをかけつづけてたから、かけられるおまじないがだんだんなくなってきて……でも訓練だから続けなきゃと思って……。
そんなときに“将来の夢が叶う”っていうおまじないを見つけたんです。でも将来の夢がないから、おまじないのかけ方の例文に書いてあった内容をそのまま書き写して、やってみたんですね。その、例文に書いてあったのが、“芸能人になる”みたいな内容で……。
その次の日に、原宿でスカウトされたんです。
おまじないがデビューのきっかけ!?
――おお! おまじないがデビューのきっかけですか!?
えりさん:最初、私自身は全く芸能界に興味なくて、断るつもりだったんです。
でもいろんな状況が重なって、スカウトのことを知ったおじいちゃんが喜んじゃったりして、事務所に入るのにお金がかかるわけでもないし……やってみようかなって。
――おまじないかかってますね! 魔法使いになってるじゃないですか! 当時おいくつだったのですか?
えりさん:12歳です。周りを巻き込むようなおまじないがかかったのは初めてだったから私自身ビックリしました。
――12歳!! 最初のお仕事はなんだったのですか?
えりさん:事務所に入って一ヶ月後にサイパンに行って、水着でのグラビア撮影が初仕事でした。
少年雑誌の表紙と巻頭16ページと裏表紙に掲載されて……。そのときが初めての海外で、嬉しかったし楽しかったです。
――デビューが海外撮影!? すごい! そこからいろんなお仕事をされるように……?
えりさん:最初はそういうスチール系のお仕事が多かったですね。でもそのうち、ラジオCMのお仕事をいただいたり、いろんなオーディションを受けたりして……あるとき、『クレアラシル』のCMオーディションに受かったんです。
それが映像で台詞があるお仕事としては初めてでした。それをきっかけにCMが少しずつ増えていって……同時期にVシネマやテレビドラマのお仕事もするようになっていきました。
――映像のお仕事を始めたころはどんなお気持ちでしたか?
えりさん:『クレアラシル』のCMの撮影場所がスカウトされたのと同じ原宿で、なんだか不思議な気持ちでした。
ちょっと前まで遊びにきていただけだったのにって、いまは撮影で来ていて台詞ひと言なのにすごく緊張していて……。
でも、そうしていろんなお仕事をしていくうちに、スチールで上手く笑えないと思ったら鏡を見ながら一生懸命笑う練習をしたり……ドラマ撮影で、同世代の自分よりキャリアの長い方々がちゃんとプロ意識をもって演じているのを見て、あぁ芸能の仕事ってこういうことなんだ、私もこのお仕事でごはんを食べて行くんだろうなって子供ながらにわかってきて、そのためにはもっと頑張らなくちゃいけないと思うようになりました。
それと同時に、おまじないもかけなくなっていきましたね。
――それから特撮作品に出演するようになったきっかけは何だったのでしょうか
えりさん:初めて出演した特撮ドラマは『超光戦士シャンゼリオン』で、その出演がきっかけになって『電磁戦隊メガレンジャー』のオーディションに呼んでいただきました。
――『電磁戦隊メガレンジャー』のオーディションってどんな感じだったのでしょうか?
えりさん:オーディションは、男女とも一緒で参加者がめちゃくちゃたくさんいました。
朝から夜まで一日中かけて、どんどん振るいにかけていく感じで……私がオーディションに行ったのは一日だけだったのですが、後からメガレンジャーのメンバーに聞いたら、その前にもう一日オーディションがあったらしいんです。
もともと、メガイエローのキャラクター(城ヶ崎千里)のイメージに合うからって呼んでいただいていたみたいで……。
それで結局最後は、ざっくり6人ずつの二組が残されて、一組に女性は2人で、そのときから東山麻美ちゃんと一緒でした。
もう私はオーディションに飽きちゃってて、審査中なのに麻美ちゃんに「どこからきたの? ……そのデニムかわいいね……」とかって話しかけていて、麻美ちゃんに「ちょっといまはやめて……」なんて初対面から怒られてました。
当時、私も麻美ちゃんも19歳で、私は早生まれなので学年は一つ上なのですが、私の方が子どもでしたね(笑)。
――結果は当日出たのですか?
えりさん:結果は次の日でした。事務所からポケベルに連絡が来たので電話して……「決まったから! 一年間毎日、大泉学園に通うことになるよ。引っ越しとか考えなきゃね!」って。
『超光戦士シャンゼリオン』に出てなかったら、きっとこの未来はなかったですね。
……と、前編はここまで! 気になるこの続きは次回後編でお届けします。
次回後編ではお待ちかね……食レポをお届け! ムービーもあります!
いかがでしょう“喫茶るぽ”訪問と、たなかえりさんに直撃インタビューの前編。次回後編では、バンギアとえりさんそれぞれが選んだメニュー3品と、デザート1品の実食。そして、えりさんのインタビュー後編をお届けします。
そして、前回の“電撃特撮メシ”レポートで好評だった、レポート動画もお届けしますのでお楽しみに♪ もちろん、えりさんも一緒ですよ!
【“喫茶るぽ”店舗情報】
〒204-0012 東京都清瀬市中清戸5-201
・最寄り駅:西武池袋線 清瀬駅
・営業時間:8:00~ 定休日:不定休
“終末のバンギア”プロフィール
ボーカル:bamvi(バンビ)
ギター:LUGIA(市野ルギア)
二面性音楽をコンセプトにした新機軸の男女音楽ユニット。ラジオ・司会・ボイスCMなどの仕事を中心に、舞台や地上波テレビ、映画などの俳優としても活躍していたバンビと、『ファミ通』などのゲーム系編集記者として活躍しながら、数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、市野ルギアが2019年2月に結成。
そのサウンドは「白か?黒か?」。電撃オンラインのネット番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”の主題歌を担当。また電撃オンラインの特撮系突撃リポーターも務める。新たに楽曲提供させていただけるコラボ先も絶賛募集中です!
現在、結成1周年として今回のゲストたなかえりさんと楽曲コラボ中! その楽曲で保護猫支援チャリティーもやってます!
●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”最新主題歌『負けず嫌いの言い訳ファイターの歌 ~サラリーマン編~』
※詳しくは“終末のバンギア”オフィシャルサイトや公式Twitterもご確認ください。
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