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『マインクラフト ダンジョンズ』開発者インタビュー。実は3DS用に開発されていた!?

イナヤ マギ
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 発売から精力的にアップデートを行い、未だ進化し続ける大人気サンドボックスゲーム『Minecraft』。最近はその世界観をベースにしたアプリやゲームが発売されています。

 そんな魅力的な『Minecraft』シリーズのタイトルについて、開発元であるMOJANG STUDIOSのHelen Chiangさんにインタビューをしましたので、3回に渡ってお届けします。

 今回は、PC/Xbox One/Xbox Game Pass/Nintendo Switch/PS4用アクションアドベンチャー『Minecraft Dungeons(マインクラフト ダンジョンズ)』の開発の経緯や印象的なエピソードなどをお聞きしました。

『マインクラフト』『マインクラフトアース』のインタビュー記事も掲載しています。

元々はニンテンドー3DSのタイトルとして開発

――『マインクラフト ダンジョンズ』の開発のきっかけや経緯を教えてください。

 本作は、元々はニンテンドー3DS用のゲームとして開発がスタートし、徐々に成長しながら現在の形に落ち着きました。

 本作については、昔ながらの“ダンジョンクローラー”というジャンルに、『Minecraft』プレイヤーが親しみを持つユーモアやキャラクターを加えることで、冒険や危険、発見などの感覚を高めたエキサイティングなゲームになるよう意図して開発してきました。

 それと同時に、プレイしやすく、友人や家族と一緒に遊ぶことができるゲームも作りたいとも考えて開発されています。

 本作のアイデアは「ここに市場があるから、そこでの需要を獲得したい」といった議論から生まれたものではなく、クリエイティブチームから自然に出てきたものです。

 彼らの“情熱”という領域から、私たちにとって最高のアイデアが生まれたのです。

――本作の制作時に苦労したことや面白かったこと、印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

 新型コロナウィルスの世界的なパンデミックの最中にゲームをリリースする必要があったことが、最大の障害だったと感じています。

 リモートで仕事ができる業界とはいえ、現在のような状況でゲームを完成させることは、容易ではありません。プロセス全体を通して集中力と情熱を保ち続けたチームを、非常に評価しています。

 一方で、プレイヤーにとっては、このような状況でプレイするのに、本作は最適なゲームだと思います。なぜなら、本作は人と人とを結びつけるようにデザインされているからです。

 プレイヤーからは本作のゲーム体験をとても気に入っているというご意見を頂いています。チームが一丸となり、コミュニティにこのゲームを届けることができたことを誇りに思っています。

本作の最大の魅力は“親しみやすさ”

――本作の一番の魅力はどこですか?

 個人的には、このゲームの“親しみやすさ”が大きなインパクトを残していると思っています。初心者でも簡単にプレイすることができますし、経験者向けの奥深さも十分にあります。

 娘たちと一緒に本作をプレイしていますが、ゲームの仕組みがわかりやすく、すぐに理解して楽しむことができました。子供たちが協力的なゲームをプレイすると、何か特別なことが起こっていると感じます。

 加えて、このゲームでは、ゲーム内の様々な装備を簡単に試すことができるので、プレイするたびに新鮮な感覚で楽しむことができるのも魅力だと思います。

DLC第1弾は7月に配信予定

――DLCが配信されると発表されていますが、どのような内容を予定していますか?

 発表されている2つのDLCの第1弾『Jungle Awakens』は7月に配信される予定です。

 このDLCでは、遠く離れた危険なジャングルを舞台に、3つの新しいミッションを通して謎の勢力と戦うことになります。蔓の間に潜む脅威を倒すために、新しい武器や防具、アーティファクトが用意されています。

 第2弾である『Creeping Winter』は、今年の後半に登場する予定です。詳細については近日中にお伝えします。本作については、リリース後もサポートを継続し、追加コンテンツの開発を続けていく予定です。

――ありがとうございました。

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