2009年6月1日(月)
バンダイナムコゲームスは『アイドルマスター(以下、アイマス)』シリーズ4周年記念ライブイベント“THE IDOLM@STER 4th ANNIVERSARY PARTY SPECIAL DREAM TOUR’S!!”を開催した。全3会場で開催されたこのイベントのうち、本記事では5月17日に愛知県のClub Diamond Hallで行われた名古屋公演の模様を、写真とともにレポートする。
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▲名古屋といえば、名古屋城の金のシャチホコ。食べ物では写真のひつまぶし、手羽先、味噌カツなどが美味。 |
会場ごとに出演声優陣、内容の異なる今回のライブツアー。『アイマス』ライブイベント初上陸となる名古屋の公演に参加した声優陣は以下の通り。
【出演者】(※敬称略)
中村繪里子(天海春香役)
今井麻美(如月千早役)
仁後真耶子(高槻やよい役)
長谷川明子(星井美希役)
原由実(四条貴音役)
沼倉愛美(我那覇響役)
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▲自称・妻夫木似のダンス審査員は「盛り上がる準備はできてるかみゃ~?」「ICレコーダー……だと思ったら“ういろう”だったという場合はOK!」など、名古屋ならではのトークで笑いを誘った。 |
ダンス審査員・軽口哲也による諸注意で幕を開けた名古屋公演。その1曲目は、出演声優陣全員による『THE IDOLM@STER GAME Ver.』。ピッタリと息の合ったプロデューサー(観客)たちの声援は、Xbox 360版『アイドルマスター ライブフォーユー!』の応援プレイを思い出させるほどの盛り上がりで、早くもボルテージは120パーセント状態に!
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▲昨年の3周年記念ライブでも見られたフワフワ衣装に身を包み、ステージに登場した6人。 |
今回のライブツアーのテーマは“はじめまして!”。初めて『アイマス』イベントに参加したプロデューサーも楽しめるように、という想いが込められている。テーマと同じく「名古屋の皆さん、はじめまして!」のあいさつでトークがスタート。以降は、ゲームの中の1日のスケジュールと同じ流れでイベントが進行していく構成になっていた。
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この日、最初のスケジュールは“朝のあいさつ”。プレイヤーであるプロデューサーがアイドルと会話をし、彼女たちのテンションを上げるというのがゲームでの“朝のあいさつ”の内容だ。今回のライブでは“初めてアイドルと会った時のあいさつ”をイメージし、会場に来たプロデューサーたちから出演者への質問を募集。その質問に答える形で1人1人が自己アピールをし、最も会場を盛り上げた人には、謎の“特別アピールタイム”が与えられる。
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▲トークの司会は今井さんが担当。その理由は「衣裳が1人だけ寒色系だから」とのことだったが、真の狙いは謎の“特別アピールタイム”を避けるため……? |
最初の質問はお手本ということで今井さんから。「みんなの特技を教えてください!」という今井さんの質問に、中村さんが「プロデューサーさんへの愛情3倍返しです(はぁと)」と答えると、今井さんからは「なんかウソくさい!(笑)」という厳しいツッコミが! 続く沼倉さんが「響と同じ編み物です……」と答えて歓声を集めると、他のメンバーから「趣味は編み物と答えると、こんなにカワイイんだ!」と感嘆の声が上がっていた。
以降は、会場のプロデューサーからの質問に移る。「みんなにオススメしたいものはなんですか?」という質問に答えたのは原さん。自身が演じている貴音と同じく「ラーメンです」と答えた原さんだが、「どういうところが好きなの?」という追っかけの質問に「……味?」と答えるなど、独特の“原さんワールド”を作り上げていた。
また、同じ質問の回答者に選ばれた長谷川さんは、おなじみの「オニギリ!」と答える……かと思いきや、ただのオニギリではなく「魚沼産のコシヒカリです。ちょっと高いけど、私は実家から送ってもらっているんですよ」と回答。さらには、長谷川さんおなじみのコール&レスポンス「オニギリ波!」も飛び出し、プロデューサーからの大きな「磯くせ~!」コールをもらっていた。
ちなみに、このコールについて今井さんは「初めてライブに来た人は、観客がこんなにしゃべっていいの!? って驚いたかもしれないけど、『アイマス』のイベントはこうやってみんなで和気あいあいと作っていくものなんですよ」とコメント。『アイマス』ライブが持つ、観客席とステージの一体感をアピールしていた。
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▲中村さんにマイクを持ってもらい、長谷川さんが「オニギリ波!」。コレを楽しみにしていたファンも多い!? |
3つめの質問は、「自分の体で自信があるところは?」というもの。この質問については、中村さんが仁後さんの魅力を、仁後さんが中村さんの魅力をお互いにアピールすることに。中村さんは仁後さんをジーッと見つめて「いっぱいあるけど、キレイな足首!」と回答し、仁後さんは「繪里ちゃんのお人形さんみたいな目!」と答えていた。この回答にはプロデューサーたちも納得の様子で、大歓声を送っていた。
そして最後の質問。「自分のキャラ以外で演じてみたいキャラは?」との質問には、長谷川さんが「悪役……黒井社長がやってみたいです」と回答した。続けて沼倉さん、原さんが回答者に選ばれたが、ここで『アイマス』イベントの恒例となりつつあるムチャ振りが発動! 沼倉さん&原さんは、今井さんの巧みな誘導によって自分が演じたいキャラをモノマネで見せることに。沼倉さんは「まぁ~どうしましょう~」とあずさのモノマネを、原さんは「うぅ~、穴掘って埋まってますぅ~」と雪歩のモノマネを、それぞれ見事に演じ切ってみせた。
ここで質問は終了! ……と思いきや、来場者たちからの後押しにより、今井さんもモノマネを披露することになり「プロデューサー諸君! おはよう!」と、まさかの高木社長をチョイス。これにはステージ上&観客席の全員が、笑顔で総ツッコミを入れていた。
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▲モノマネを披露する沼倉さんと原さん。その意外なほどの高い完成度に、プロデューサーたちが大きく沸いた! |
というわけで、“朝のあいさつ”コーナーのラストは、自己アピール度の審査タイム。プロデューサーからの声援の大きさによって選ばれたのは……各アイドルへの鋭いツッコミや、モノマネで高木社長を演じるも「千早が命なんです!」と答えて大歓声を得るなど、終始活躍していた今井さん! まさかの司会者が特別アピールタイムをゲットしたわけだが、この正体が「自分の最も得意とするモノマネを披露」する時間だとわかり、今井さんの絶叫がホールに響き渡る。「……集中する!」と意を決した今井さんが披露したのは、「ちょっとさー、アンタさぁ~。あっさみぃー!」という、あずさ役・たかはし智秋さんのモノマネ。高木社長に続く意外な選択に、再び全員からツッコまれる今井さんであった……。
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続くスケジュールは、“社長による流行情報のチェック”。高木社長の代わりにステージに登場したのは、『アイマス』シリーズの坂上陽三プロデューサー(以下、坂上P)。すっかり定着してしまった「ヘンタイ!」コールで迎えられた坂上Pは、今後の『アイマス』シリーズの展開について発表した。動画サイト・ニコニコ動画内での“ニコニコアイマス公式ch “たるき亭”オープンの情報に驚く会場のプロデューサーたちだったが、「ヘンタイ」コールを忘れるほどのさらなるサプライズが待っていた!
スクリーンに大きく映し出されたのは、“PROJECT IM@S 2nd VISION”のロゴ。坂上Pによると、「ここを1つの区切りに2nd VISIONを立ち上げます!」とのこと。2nd VISIONの1つの軸として、ついに『アイマス』の続編の開発がスタートし、来年の暑くなるころにはもっと詳しい情報を伝えることができそうだという。
さらに2nd VISIONでは、この続編とは異なる“もう1つのプロジェクト”が動いており、この発表を30日の東京会場で行い、開設されたばかりの“たるき亭”でも生中継を行うことなどが続けて伝えられると、割れんばかりの歓声が坂上Pに送られた。これを笑顔で聞いていた坂上Pは、「皆さんのおかげです!」と感謝の気持ちを伝え、さらに大きな拍手を受けていた。
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▲「ヘンタイ!」コールから一転、坂上Pの立て続けの連続に、声優陣も驚きを隠せなかったようだ。 |
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