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2010年3月3日(水)

【まり探】これぞ現代のハードボイルド――春休みには『銃声とダイヤモンド』を

文:電撃オンライン

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●ドッキドキの交渉パート……犯人がどいつもこいつも短気すぎる!

リアルタイムで進む交渉パートは、ドキドキというかハラハラというかモヤモヤというか。あのシステムは心臓に悪い!
交渉では、どの選択肢が正解なのかわからないことが多かったなあ。途中で選択肢消えたりするし。
このシステムのすごいところは、“選択肢をスルーする”っていう“選択”があるところなんですよ。しかも、一度スルーした選択肢は二度と選ぶことができないという。
選択肢が消えかかるタイミングが、一番ドキドキしたな。
見逃した場合は、本当に見逃してよかったのかって後悔しまくり。思わず選択肢を押しちゃっても、本当にこの選択肢でよかったのかって後悔しまくり。
どっちにしろ後悔してんじゃねーか!
ああ、そうだよ! まさに後悔の嵐だよ!
交渉に入る前に中村さんがプロファイルしてくれるけど、中村さんのアドバイスも気にしすぎるとドツボにはまるんだよなー。
あった……中村さんに「強気でいけ」って言われて、イケイケドンドンでいったら犯人がキレて、ゲームオーバーとかあった……。
それはプロファイリングで、中村さんからの質問に対する選択をミスってるからだな。そうすると、中村さんから間違ったアドバイスをされるんだよ。
そうだったんだ! 中村さんがウソついたのかと思ってたわ。
あと、交渉のために相手の条件を飲むことが悪いことではないとわかっていても、「もっといいようにできたのでは?」って思ちゃうんだよなあ。
逆に鬼塚がいきなりとんでもないこと言い出して、「選択間違えた?」ってビクビクしてたら成功ってこともあったけどね。
本当に自分の選択に自信がもてなかったよ。
私も章の最後に“A”判定って出ても、「よし!」っていうよりは、「あれでよかったんだ、ホッ」っていう感じが多かったわー。
ま、そういうドキドキハラハラな感じがおもしろいんだけどな。
うむ。でも、交渉相手となる犯人は濃い人たちばっかだったね。
どいつもこいつもムカつく奴らだったので、ボタンを押す手にも力が入ったぜ!
わりとどのキャラクターも何をやらかすかわからない人が多かったので、ハラハラしっぱなしでした。
そろいもそろって短気だしな。「ちょっと落ち着けよ!」っていつも思ってた。
そういう意味では、頭脳派に鬼塚が論破されるっていうのはなかったねー。
鬼塚が理詰めで言い負かされるくらいの犯人が出てきてもよかったかもな。
確かに独特なシステムだけど、個性的なキャラクターや重厚なストーリーにはかなり引き込まれます。アドベンチャーゲーム好きでまだ未プレイの人は、春分の日の連休や春休みに遊んでみてはいかがでしょう?
あ、あともう1つ! 音楽がすごくいい! 特に交渉中の音楽がよかった。緊迫感をあおりつつ、物悲しさも演出するという。
あ、私もあの音楽好き~。あの2時間サスペンスドラマで流れそうなBGM!
2時間ドラ……マ……? とにかく、バンドネオンとバイオリンが重なり合った音楽が本当に素晴らしいので、ぜひ音楽にも注目してくれ!
まり蔵探偵事務所 まり蔵探偵事務所
▲交渉パートは、リアルタイムで進行していきます。ちょっと考えていると選択肢が消えてしまって、チキンハートのまり蔵は常に焦りまくりでした。しかも犯人はみんな追い詰められているから、なかなか落ち着いて話を聞いてくれないし……。
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▲交渉が成功すると、評価が判定されます。うまくいけばA判定になるんですが、問題があるとB判定に。Bばかりだと、後半のエピソードに進めなくなることも。まり蔵、kbjともにまんまと引っかかって、B判定のエピソードを何度かやり直しました。交渉って難しい……。
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▲交渉の準備として重要なのが、中村さんによるプロファイリング。捜査で入手した情報を分析し、交渉のヒントをくれたりします。しかし、ここでの選択をミスると間違ったアドバイスをされることも……。

(C)2009Sony Computer Entertainment Inc.

データ

▼『銃声とダイヤモンド』
■メーカー:SCE
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年6月18日
■UMD版 4,980円(税込)/ダウンロード版 3,800円(税込)
 
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Amazon
▼『銃声とダイヤモンド オリジナル・サウンドトラック』
■発売:アニプレックス
■販売:ソニー・ミュージックディストリビューション
■品番:SVWC-7636
■発売日:2009年6月24日
■価格:2,310円(税込)
 
■『銃声とダイヤモンド オリジナル・サウンドトラック』の購入はこちら
Amazon

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