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2010年9月24日(金)

この出来で特典だとっ!? PSP『クル☆くる GoGo! STARLIT BRAVE!!』プレイレポ

文:ごえモン

 アスキー・メディアワークスが9月30日に発売するPSP用ソフト『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!(以下、クル☆くる)』。本作の豪華版&豪華限定版に同梱されている特典ゲーム『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!(以下、STARLIT BRAVE!!)』のプレイレポートを、ファンページ“クル☆くる生徒会便り”の担当編集・ごえモンがお届けします。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』

 本編である『クル☆くる』は、美少女ゲームブランド・Lillian(リリアン)から2008年9月に発売された、PC用恋愛AVGのPSP移植作です。PSP移植にあたりさまざまな要素が追加されていますが、やっぱり最大の注目は、特典ゲーム『STARLIT BRAVE!!』の存在でしょう。

 その『STARLIT BRAVE!!』を発売前にプレイすることができたので、プレイして感じた本作の魅力をこの記事ではレポートしていきます。2ページ目には、ゲストキャラを使用した対戦動画も用意したので、そちらにも注目!ちなみに、キャラクターやバトルシステムについて詳しく知りたい人は、先日掲載された本編のプレイレポートをご覧ください。

■魅力その1 特典ゲームなのにオープニングムービーが新規に制作っ!!

 1つ目の魅力は、オープニングムービー。本作は特典ゲームにも関わらず、なんと完全新規のオープニングムービーが収録されています。さらに、ムービー中で使用されているテーマ曲『STAR☆CARNIVAL』は八木沼悟志(fripSide)さんが作曲を手掛け、歌っているのは声優としても本作に出演している、今井麻美さんと長谷川明子さんという豪華な布陣。

 大河やシャナ、ドクロちゃん、フィーナ、遠坂凛といった人気ヒロインたちが次々と出てくるムービーは、見ていると“これでこそコラボ作品”というようなドキドキやワクワクを感じられますね。さすがに、本編オープニングムービーのようなアニメーションはなく、カットインや立ち絵を使うタイプのムービーですが、特典としては十分すぎるほどです。

 この記事では、そんな本作のムービーをひと足先に皆さんにお届けします。「ムービーを見るのはプレイする時までとっておきたい!」というユーザーは、スルーして魅力その2に進んでくださいね! それとムービーに使用されているテーマ曲とは別に、オープニング曲『ホシノユウキ』というSanchさんがボーカルを、ESTiさんが作・編曲を担当している楽曲も収録されていますので、そちらもお楽しみに!



■魅力その2 特典ゲームなのに主人公を含めてフルボイス!
ゲストキャラの言動は「誰がシナリオを書いたの?」と思うくらい違和感なし!!

 新規オープニングムービーなんてまだまだ序の口。『STARLIT BRAVE!!』では、本編で戦闘パートのみボイスのあった主人公もフルボイスになっています。これで、斎賀みつきさんのりりしいお声を会話パートでも堪能できるってもんです。

 さらに主人公だけではなく、シャナ役の釘宮理恵さんや大河役の釘……は同じで、アナ・コッポラ役の能登麻美子さん、ドクロちゃん役の千葉紗子さん、他にも戸松遥さん、生天目仁美さん、植田佳奈さん、川澄綾子さんなどなど、羅列しただけでクラクラしてしまいそうな豪華声優陣の演技もフルボイス! この記事を書いていて、よくこれだけの豪華ヒロイン&声優陣を集められたなーとあらためて関心してしまいましたよ(笑)。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』
▲会話パートも戦闘パートも、チュートリアルも豪華声優陣の演技がフルボイスで楽しめる!
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』
▲チュートリアルでは、ゲストキャラクターたちが原作ゲームや小説をちゃっかり宣伝。思わずクスリとしてしまう演出もありました。

 また、誰もが本作を見て頭をよぎったはずの「戦闘だけでシナリオとかキャラ付けはテキトーなんじゃないの?」なんて幻想は、今回プレイしてブチ殺されました(※注:レベル0の人は出ません)。というのも、ゲストキャラクターの言動や動かし方が、原作者が関わっているんじゃないか? と思ってしまうレベルのものがちらほら見られるから。

 特に大河やドクロちゃんと主人公の絡みが秀逸で、ドクロちゃんの場合は原作小説の主人公(草壁桜)と『クル☆くる』の主人公(咲良シン)の名前が同じなのをいいことに(笑)、千葉紗子さんに「サクラくん、サクラくん!」と連呼させ、エスカリボルグでシンを撲殺→ぴぴるぴー♪で復活なんていうネタも完備。天使の輪をとられて下痢に苦しむシーンもしっかりありました。

 大河のほうはシンのことを駄犬2号と罵ったり、シンの“超貧乏”という設定を活かして、シンに「もったいない」という発言をさせ、大河がシンに好感を持つなど原作愛あふれる展開が多かったです。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』
▲大河の凶暴さやドクロちゃんの発言のきわどさは原作通り。きっと原作ファンも満足できるでしょう。

 他にもアナとフィーナがいちゃいちゃしたり、シャナと大河がお互いの体型についてケンカをしたり、もちろん本編キャラクターとゲストキャラクターの絡みもしっかりあったりと、クロスオーバー要素もバッチリ。クロスオーバー作品の魅力って、やっぱり絶対に交わることのないキャラクターたちのやりとりだと思うんですよ。なので、本作はクロスオーバーものの作品としてかなり優秀だと思います。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』
▲フルシアンテとナナカが絡む、結衣とサリーちゃんが結託するなど、これでこそクロスオーバーもの!

 そしてここでも動画をお届け! 物語冒頭、シンと大河の出会いのシーンを掲載するので、フルボイス化したシンと大河のやりとりをチェックしてみてください。



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