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2010年10月27日(水)

【まり探】これぞ王道アドベンチャー! 『ザックとオンブラ』プレイレポート

文:電撃オンライン

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●主人公が成長していく王道のストーリー展開、だがそれがいい!

ミニゲームが熱くてついその話ばっかりしちゃったけど、ストーリーもおもしろかったよねぇ。
そうですね。終わってみると、劇場版のアニメを見終わったような感動がありました。序盤のゆる~い雰囲気から、どんどん事件が大きくなって盛り上がっていく王道展開でしたね。だがそれがいい!
この物語って、ザックの成長物語なんだよね。最初あれだけヘタレだったザックがだんだん成長していく過程にワクワクしちゃった。
オンブラと人との心の交流とか、オンブラをめぐるいろんなエピソードとか、ちゃんと終盤に向けて感動できる作りになっていましたね。
こういうお話、アドベンチャー好きはたまらんと思うよ。
あんまり突っ込みすぎるとネタばれになるので控えますが、後半の展開は本当に熱いですよね。
ただねー、後半に向かって盛り上がるのはいいんだけど、それに比例してミニゲームの難易度も上がっていくんだよね。同じ系統のミニゲームが、さらに難しくなって登場してくるじゃない。正直、あれは厳しかった……。
僕が唯一苦手とするタイプのミニゲームが、制限時間内に倉庫からオンブラを運び出すパズルゲームだったんですが、あのゲームの高レベル問題は手こずりました。あれだけは3回くらいやり直しましたね。
あー、あれは制限時間が結構ネックでねー。私は3回どころじゃなかったなぁ。“かんたん”でも難しかった気が……。
あと、純粋に物語を楽しみたい人にとっては、ミニゲームが邪魔に感じるかもしれません。実際、僕ももどかしい時がありました。
そこで、ミニゲームをクリアするともらえるオンブラ玉を使って、苦手なゲームを回避ですよ。
ああ、そんなシステムありましたね。オンブラ玉を10個支払ってミニゲームをクリアしたことにするっていう。
この作品のいいところは、ミニゲームを回避できるところにあると思うの。
……所長、それを言ったらおしまいなのでは?
でもストーリーがキモのアドベンチャーで、ミニゲームで詰まって投げ出しちゃうのは本末転倒じゃない。
それはそうですけど……。
自分が努力して集めたオンブラ玉を使って、苦手なジャンルのミニゲームを回避して何が悪い!?
なんで開き直っているのかは知りませんが、確かにミニゲームが苦手な人にはありがたいシステムかもしれません。あと移動する際、目的地に赤いマーカーが付くのもありがたかったですね。
上画面でザックが目的地を言ってくれるのも楽でよかったねー。このゲームって基本的に親切なんですよ。難易度は3段階から選べるし、難しいミニゲームは回避できるし、次の行動を教えてくれるし。
しっかり全年齢のゲームになっていたと。
そう! 子どもも女性も問題なく楽しめる、よい作品だと思います。個人的には、ぜひアドベンチャー好きの方にプレイしていただきたいです。とてもよいストーリーですので!
大人でゲーマーの僕も楽しめましたしね。「我こそはゲーマー!」という方は、ぜひ“むずかしい”でミニゲームをすべてクリアしてみてください。僕みたいにね。クックックックッ。
いよいよ明日10月28日発売です。ミニゲームは通信対戦もできるので、早くいろんな人と対戦してみたいですな!
『ザックとオンブラ』 『ザックとオンブラ』
▲次に行く場所などを教えてくれる、ユーザーフレンドリーなシステムも本作の魅力の1つです。特にゲームを再開する際、前回どういった場面でセーブしたか忘れていても次にとる行動がすぐわかるので、かなり助かります。
『ザックとオンブラ』 『ザックとオンブラ』
▲まり蔵絶賛のミニゲーム回避システム。正直後半はこれがあって本当によかったと思いました。ただ、使いすぎるとここぞという時に玉切れを起こしてしまいますので、オンブラ玉のご利用は計画的に。

(C) 2010 Konami Digital Entertainment

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