2011年2月11日(金)
プレイの腕が問われるRPG『最後の約束の物語』!! 田村ゆかりさんインタビューも
イメージエポックから4月28日に発売されるPSP用RPG『最後の約束の物語』。そのゲーム概要と、パーティキャラクターの1人を演じた田村ゆかりさんへのインタビューを掲載する。
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昨年、JRPGのパブリッシャーとして事業展開していくことを発表した同社が、コンシューマ向けの1作目として発売するのが『最後の約束の物語』だ。強敵である鋼機兵の軍勢に囲まれて四面楚歌となる王国の“最後の24時間”を舞台に、“メサイアの騎士”と呼ばれる7人の騎士たちの戦いを描いた本作。メサイアの騎士たちとのかかわり方によって展開が変化するマルチストーリー・マルチエンディング制を採用しながらも、“シビアで戦略性の高い戦闘”と“失ったパーティメンバーの命は戻らない”という相互関係が緊張感をもたらすシステムを搭載している。
この記事では、世界観やメインキャラクターをはじめ、各種システムの概要、田村ゆかりさんへのインタビューなどを掲載する。
■生き残れるのは何人か? プレイヤーの腕にかかる“命の選択”
機械帝国の侵攻に耐え切れず、四方からの軍勢に王都を囲まれた絶体絶命の状況からゲームが始まる本作。シビアなシステムを支える、ハードな世界観と物語のあらすじをまず紹介し、改めて『最後の約束の物語』のポイントについて解説する。
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――王国最後の日を戦う青年が交わす“最後の約束”
世界で唯一の魔導文明を誇る魔法王国“ユグドラ”に対し、世界の新たな調停者として君臨しようともくろむ機械帝国“サヴィ・シャンティエ”。その機械帝国による徹底的なせん滅作戦が、ユグドラの王都で行われるところから物語は幕を開ける。
物語の中心となるのは、ユグドラを導くメサイアの騎士の1人――ウォルフ。彼は、滅びゆく王国の民を救うため、王都最後の日の戦いに身を投じていく。すでに多くの命が失われ、今も刻一刻と失われていく人々の命。助けるべき命を“選択”しなければならないという極限の状況下で、物語は紡がれていく。
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絶望の中に残された最後の希望。それは、メサイアの騎士2人が交わす“最後の約束”によって発動する最後の大魔術である。確実に訪れる“終末の刻”。誰と“最後の約束”を交わし、想いを託すのか。そしてウォルフは、失われようとする“命”たちとの数々の“約束”を果たすことができるのか?
◆ゲームのポイント◆
・失われた命は二度と戻らない
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本作のバトルは、オーソドックスなコマンドバトルを採用しながらも、敵となる鋼機兵はプレイヤーの行動を読み、攻撃を仕掛けてくる。油断をすれば、あっという間にパーティ内の誰かが倒れ、そこから総崩れともなりかねないバランス。HP、MPとは別にあるパラメータ、魂の力を表す“SP(Soul Point)”が戦闘中に尽きると、キャラクターは最期を迎えて2度とゲームに登場しなくなってしまう。
・マルチストーリーとマルチエンディング
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ゲームを進めると、プレイヤーの行動によって仲間であるメサイアの騎士たちとの信頼度が変化する。信頼度によって話の展開も変わり、“最後の約束”を交わす相手も違ってくる。しかも上にも書いた通り、本作では戦闘で失った仲間は二度と登場しない。当然、最後の約束を交わすことも不可能だ。よって、“いかに仲間を生き残らせるか”と“いかに生き残った仲間と信頼を深めていくか”を意識したプレイが重要となる。
■最後の1日をともに戦うメサイアの騎士たち
ゲームでは、主人公であるウォルフを含む7人のメサイアの騎士から4人を選んでパーティを組み、戦っていくことになる。ちなみにメサイアの騎士とは、ユグドラの魔術師たちの中でも、伝説の黄金の武器を携えた最高峰の魔術騎士のことを指す。ここからは、7人のメサイアの騎士と、ウォルフたちをサポートする戦闘管制官のリゼットを紹介する。
ウォルフ CV:神谷浩史 | ||||
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▲伝説の武器を受け継ぐ“メサイア黄金騎士団”の指揮官。魔導、剣術ともにズバ抜けた才能を持っているが、まだ本人にその自覚はない。ある出来事を機に、己の運命と向き合い、リーダーとしての自覚に目覚める。 |
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