2011年2月21日(月)
■500以上のパーツとチーム戦に対応したACテストも搭載!
――アセンブリに関してお話を聞きたいと思います。今回は、パーツ数が500以上と伺ったのですが。
はい、知らぬ間に(笑)。チーム戦がメインになったことで、それを前提にしたもの、例えばトラップ系のような今までアイデア倒れになっていたパーツも入っています。それと機体の相性を強調するために、パーツのバリエーションが増えたのもあります。
――先ほど、属性の話もちらっと出ましたが、今までパーツの脇に表示されていた企業のマークが、パーツの属性を表わすような形になるのですか?
今回、パーツメーカーという意味での企業は存在しないんです。これは世界観、設定上の問題です。属性というか相性については、まだ詳しくは話せませんが、武器の弾のタイプが増えていたり、パーツの機能や性能がより極端になっていたりすることで、相性が出やすくなっています。
――では、オールマイティな機体を作ろうとすると今回もそれが最弱になる?
今までも、ゲーム全体を通じてオールマイティな機体というのはあまりなかったんじゃないかなと思うんですが、今回はさらに難しいと思います。1つ1つのパーツがより特徴的になりますから。ただ、アセンブルで欠点を補うというか、工夫できる要素はもちろん十分ありますよ。
――新カテゴリであるオーバード・ウェポンについては、どういった武器になるのでしょうか?
オーバード・ウェポンも、チーム戦がメインになったことで位置づけは変わっています。少し話は変わりますが、昨年発表した『AC5』が今の『ACV』になったという言い方もできるのですが、『ACV』の中に『AC5』が丸ごと入っているという言い方もできるんですね。けれど今は全体が大きくなっているので、それに合わせてオーバード・ウェポンも調整を行っている状態です。あれはチーム戦で使うとすごくおもしろいですよ。敵を発見してバーン! と撃ったら、味方に当たって大惨事。「まだ撃つなって言ったろ!」って(笑)。
――きちんと練習しないと大変なことになるわけですね(笑)。ちなみに、チームメンバー同士で、模擬戦が行えるようなシステムは搭載されますか?
あります。今まであったACテストのチーム版みたいなものを搭載します。チームの人数がそれなりにいれば、野球の紅白戦みたいなこともできると思いますよ。
――またチーム内の模擬戦や領地争いの対戦とは別に、気軽にすぐ対戦できるような機能は搭載されますか?
一応、フリー対戦もあります。ただ先ほども話したように、チームの中でいろいろな役割があって、それぞれの形でチームに貢献していくゲームになりますから、対戦だけを切り取って遊ぶ形は控えめになると思います。領地争いは、チームの総合力が問われるので、今回は、全国大会の形式なども別の形が生まれるかもしれないですね。
――全国大会は、ゲーム内の仕組みを使って開かれることになるのでしょうか?
かもしれないですし、そうでないかもしれません。ただいずれにせよ、リアルの大会はあった方がいいだろうと思っています。どのようなルールにするかは、まだ決めていませんが。
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