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2011年4月26日(火)

話題のソフト『エルシャダイ』の一番いいプレイレポート(発売直前編)を頼む!

文:電撃オンライン

 イグニッション・エンターテイメントから、4月28日に発売されるPS3/Xbox 360用ACT『エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン(以下、エルシャダイ)』。そのプレイレポートを、ライターのサガコがお届けする。



 おはようございます、『電撃PlayStation』や『電撃ゲームス』(ともにアスキー・メディアワークス刊)で『エルシャダイ』の記事を担当しておりますサガコです。今回はルシフェルさんの時を操る力をお借りして(?)、ひと足早く4月28日発売の本作をマルッとクリアした私から、初心者向けの詳細なプレイレポートをお届けします! 体験版を遊んだ方はもちろん、そうでない方もぜひご一読いただいて、ともに『エルシャダイ』が持つ不可思議空間へとダイブ&アセンション!(昇天)

■まずはお約束! 別タブで公式サイトからテーマ曲を流せばいいんじゃないかな。

 私の担当させていただくプレイレポートでは、もはやお約束ですが(笑)。PCでご覧の方はブラウザの別タブで『エルシャダイ』の公式サイト、もしくは4月27日にスクウェア・エニックス ミュージックから発売される『エルシャダイ オリジナル・サウンドトラック』のサイトを開いてください。そして、そこから流れる『エルシャダイ』の楽曲を堪能しながら、この記事を読んでいただければうれしいです。

 なぜならば、『モンスターハンター』シリーズや、『ワイルドアームズ』シリーズなどの楽曲で著名な甲田雅人さんによる荘厳な音楽も、本作の世界観の表現にとても重要な役割を担っているからです。私のオススメは『悠遠なる天地~イーノックのテーマ』ですが、お好きな曲をループさせてくださいね。

 さて、では音楽の余韻を堪能しながら、本作の概要を1つずつおさらいましょう。

■物語のテーマとして使用された“エノク書”を知らないが大丈夫か?
 →大丈夫だ、問題ない!

 本作は『デビル メイ クライ』や『鉄騎』、『大神』などでデザインを手がけていたクリエイター竹安佐和記さんの初ディレクション作品です。旧約聖書の偽典(※正典には含まれなかったもの)の1つである“エノク書”をテーマに、竹安さんが新たな解釈や創造を加味することで新たな世界を構築。太古からキリスト教圏で長く受け継がれてきた、神や悪魔、人間などが存在する世界を舞台に、壮大な叙事詩の一端が描かれています。

 日本人にはなかなか馴染みの薄い“エノク書”。一般的に認知されているキリスト教の新約聖書とは、一風違った内容で「え? 聖書の話ってこんなんだったっけ?」と思う人もいらっしゃるかもしれません。

 ですが、“エノク書”を詳しく知らなくてもさほど問題ありません。「神様がいて、天使がいて、人間がいて、堕天使やら悪魔もいる」という何となくの知識があれば、おおむね大丈夫です。むしろ「天使はこうだ」とか「堕天使はこうだ」という先入観を持たずに遊んでみるのがいいかもしれません。

 ひとまず本作の物語の大枠を把握するために、立場を押さえておきたい登場人物は以下の3人となります。

『エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン』

イーノック(CV:三木眞一郎)

 人間でありながら清らかな魂の持ち主として、天界の書記官に任じられた青年。人間と交わる禁忌を犯し、地上に多くのネフィリムたちを生み出した堕天使たちを捕縛することで、神の怒りである“洪水計画”を止めようとしている。

『エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン』

ルシフェル(CV:竹内良太)

 イーノックのサポート役として、堕天使捕縛の旅路に同行する大天使。時間を自由に行き来できる能力を持つ。2011年ごろの日本がお気に入りのため、携帯電話で神への報告を行ったり、オーダーメイドのジーンズを履いていたりする。つまりイーノックがルシフェルに「一番いい装備を頼む」とジーンズになるのは、ルシフェルの好みによるもの。

『エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン』

アザゼル(CV:森山周一郎)

 人が持つ進化の可能性に魅入られ、志を同じくする天使たちと地上に降りた元天使(堕天使)。堕天使のリーダー格であるセムヤザの右腕でもある。天界の知恵であるアーチなどの武器を人間に与え、さらには人を愛し交わってネフィリムを誕生させたことなどによって天界の怒りを買い、イーノックに追われることとなる。

 初めてゲームをプレイする際は焦って進めずに、じっくりとルシフェルの語りに耳を傾けることをオススメします。イーノックの旅路に付き添う彼やアークエンジェルたちは物語の語り部でもあるので、しっかり言葉を聞くことによって、やや抽象的なストーリーに対する理解を深めることができますよ。

 またステージの背景などでも、叙情的な演出によって時の経過や物語の進展がさりげなく描かれていたりもします。あらゆる場面に気を配ってみてくださいね。「よーく見て、よーく聞く」──これこそ本作を楽しむコツの1つです!

『エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン』
▲「あいつは話を聞かないからな」って何度も見たPVで言われたでしょう。
『エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン』
▲とはいえ、1周目ではそんなにガチガチにならず、見落としたら2周目以降で補完すればいいや、くらいの気持ちでOK。ノビノビと旅を楽しみましょ。

次のページで、アクションに迫る!

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