2011年6月2日(木)
マーベラスエンターテイメントから、9月22日に発売予定の3DS用ACT『閃乱カグラ -少女達の真影-』に出演する声優・原田ひとみさんに、インタビューを行った。
本作は、“爆乳ハイパーバトル”と銘打たれた同社の新作アクションゲーム。“なぜ、何のために戦うのか?”というテーマに沿って、善忍育成機関・国立半蔵学院に通う少女たちによる熱いストーリーが描かれる。女性キャラクターが3DSの裸眼立体視に対応する点が特徴で、さらにキャラクターやゲーム設定にもこだわって制作されている。
今回、主人公の飛鳥(あすか)を演じた原田さんに、アフレコ直後にインタビューを行った。キャラクターに対しての気持ちや、演じた感想などを語ってもらったので、ぜひご覧いただきたい。
▲アフレコが終わった直後、さまざまなことに答えてくれた原田さん。 |
――まずはアフレコを終えた感想をお願いします。
熱かったです!(笑) 結構セリフに“!”マークがついていました。戦隊ものでいうところのレッド的なキャラ。熱血的でまっすぐな主人公で、たくさん叫びましたね。
――飛鳥のスタイル、性格、第一印象などについて教えてください。
キャラのイラストを見た時に、こんな正統派な熱血キャラをこれまで演じたことが少なかったので、「なぜ私が選ばれたのか」ということと「私がこんなキリッとした子を演じられるのかな?」って驚きました。資料を見ていく中で、かわいめにするのか、キンキン声にするのか、低めにするのか、自分の中でどう振ろうかいろいろ想像していました。
――これまで熱血キャラを演じたことは少ないのでしょうか?
熱血はあまりないと思います。ちょっと変わった雰囲気でクセのあるキャラが多かったので、ストレートな子でビックリしました。シナリオを最後まで読み終わるまで、「なんか裏がある子なんじゃないか? なんかあるじゃないか?」ってずっと思っていました(笑)。でも、この子は正統派なキャラでした。私はどんな役でも新しいことには挑戦していきたいと思っているので、飛鳥ちゃんをやらせていただいて、とてもうれしかったです。
――ディレクターには、どのような感じで演じてほしいと言われましたか? また、どのようなところに気をつけて演じましたか?
よく会話している雲雀(ひばり)ちゃんの声が、ふわふわしていてかわいらしい声なので、ちょっと低めの声で演じるように言われました。気をつけたのは、元気さを失われないようにすることと、かわいらしいさが見えるようにすることです。でもあまり意識しすぎるとズレてしまうので、まっすぐで元気な子をイメージしながら演じました。
――熱血を残したままで、かわいらしく演じたのですね。
モードが切り替わるところがあったので、そこはかわいらしさを2割増しにしてみたり、ツンツンな部分を2割増しにしたりしてみました。私の中では、恥じらう乙女というイメージでしたね。
――演じている飛鳥と自身のキャラクターを比べてみて、共通点はありましたか?
決めたことに対して、頑固なところは似ているかなと思いました。あとは太巻が好きなことは同じです。私はどちらかというとぼんやりしているので、雲雀ちゃんに近いかなと思います。
――具体的にはどういうところが頑固なのでしょうか?
飛鳥ちゃんは、皆を影から守りたいと決意して忍者になっているんです。見える形で守るのではなく、見えない形で自分がやりたいから、忍者として守ろうとしている。私もお芝居を一生懸命やりたいと考えています。私の頑張りではなく、お芝居を評価してもらえるような声優になりたいと思っているので、そこが似ているかなって。
――それと、原田さんも太巻が好きだったんですね。
基本的に何でも好きなんですが、お寿司の中では太巻が好きですね。飛鳥ちゃんが美味しそうに太巻きを食べているのを演じながら、「ああ、お腹が空いたなぁ」とずっと思っていました(笑)。ゲーム中で何度も食べるので、彼女は満腹になっているんですが、私は毎回さみしかったです。ただ、お腹が減った状態でおいしく食べた時の気持ちを込められたので、いい演技ができたと思います。
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