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2011年10月15日(土)

【Forza 4 集中連載 Vol.2】レースゲームは苦手と言うあなたに

文:megane

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 このページではコーナーでスピードを落とす感触、コーナーの曲がり方についてお伝えいたします。なお、アシスト機能はアシストブレーキ以外をすべて有効にした状態ということを前提としています。

緑は進め、黄色は注意、赤は止まれ

 コースを周回できるようになったら、次は自分でアクセルとブレーキを踏んで曲がれるようになりましょう。ブレーキアシストは確かに便利な機能なのですが、“クルマを操る”という意味でのおもしろさからは少々離れてしまうのも事実です。“ブレーキを踏んで止まる”、“アクセルを踏んで進む”というのは、実車でもゲームでもレースにおいて最も根幹であり、最も重要で、最も難しいと言われている部分です。だからこそ、うまく制御できたときの達成感は格別ですが、初心者がつまづいてしまうのもこの部分だと思います。

 『Forza 4』は“推奨ライン”と呼ばれる走行ガイドが路面に表示される機能が搭載されており、このライン通りに走れば、無理せずにコースを走ることができます。また、現在のスピードによってラインの色が緑、黄色、赤と変わっていき、赤の状態はそのスピードではコーナーを曲がれないことを表しています。

 つまり、極論を言えばラインを見ながら走行して、色が変わったら緑色になるまでブレーキを踏み、そしてコーナーを曲がるようにすればよいのです。


コーナーはアウト・イン・アウトで曲がるのが基本

 コーナーを曲がるときの基本は“アウト・イン・アウト”で走るということです。意味はそのままなんですが、コースを“外→内→外”というラインで走るということを表しています。なぜこのラインで走るかというと、曲がる角度を最小限に抑えるためなんです。

 クルマは基本的にまっすぐ進んでいる状態が一番速いのです。曲がるという行為は必然的にスピードを落とすことにつながりますので、曲がる角度を最小限にすることが結果的にタイムにつながるというわけです。

▲コーナーはアウトからアプローチする。

 コーナーの形やコースのレイアウト、乗っているクルマの駆動形式の違いによって、必ずしもコーナーをアウト・イン・アウトで走ることが正しいわけではないのですが、推奨ラインは基本的にアウト・イン・アウトで描かれています。ですので、これに沿って走ればコーナーの基本は身につくと思います。


アクセル全開はコーナーを抜けるまで我慢

 コーナーを曲がる際のラインはアウト・イン・アウト、それに加えてクルマのスピードは“スローイン・ファーストアウト”が基本です。これは“曲がる前にブレーキを踏んでスピードを落として、素早くコーナーを抜ける”ということを意味しています。

 なぜこうするのかというと、クルマは走っているうちは前に進むための力が働いているので、コーナーでは前への力を少なくして横方向にまわさないと、遠心力が働いて曲がりきれずにコースアウトしてしまいます。これを防ぐために、スピードを落とす必要があるというわけです。そして、コーナーの頂点部を通って、クルマがコーナーの出口に向いたらアクセルを全開にします。これがスローインファーストアウトの走り方です。

 コーナリング中のアクセル操作については、基本的にアクセルを踏まないと思っておくのが簡単です。実際には駆動形式の違いによって微妙なアクセル操作が必要になってくるのですが、それは次のレベルでお伝えいたします。


真っ直ぐ進めるようなライン取りを心がける

 アウトインアウトの話とも同じになりますが、クルマは基本的にまっすぐ進むのが速いとお伝えしました。できるだけ曲がる角度を小さくするように走るのが速く走るための正解なのです。

 緩やかなS字コーナーが連続している場所では、コーナーごとにいちいちアウトインアウトのラインで走っていたらロスになってしまいます。できるかぎり直線に近くなるようなラインで走りましょう。

【番外編】サイドブレーキの存在は忘れよう

 『リッジレーサー』や『頭文字D』、『マリオカート』などを遊んできて、これまでリアル系のレースゲームを遊んだことがない人のなかには“コーナーはドリフトをすると速く曲がれる”と思っている人がいるのではないでしょうか。ドリフトは確かに格好いいのですが、残念ながらリアル系レースゲームではドリフトをすると遅くなる場面が少なくとも98%以上は(根拠はありませんが)ありますので、サイドブレーキの存在は頭から消し去ってください。

 というのも、ドリフトという行為は後輪(場合によっては前後輪)を滑らせてコーナーを曲がるテクニックですが、タイヤを滑らせているということは進む力が削られているということです。ただ、急激にクルマの向きを変えなければいけない、という場合にサイドブレーキは非常に有効です。しかし、その場面に遭遇した時点でそのコーナリングは失敗ということが言えるでしょう。

~ブレーキとコーナリングについてのおさらい~

推奨ラインが緑になるまでブレーキを踏もう
コーナリングの基本はアウトインアウト
できるかぎり曲がる角度は小さく
サイドブレーキは忘れろ


 今回はレースゲームをやったことがない、または苦手だという人に向けての記事でしたが、いかがでしたでしょうか? 『Forza 4』はリアル系レースゲームが難しくて諦めてしまった人でも楽しくコースの周回ができるように、各種アシスト機能を搭載しています。痛車目当てでもいいですが、作ったり買ったりしたデザインのクルマでレースをすると普通のレースゲームには戻れないほど楽しいですよ。Xbox LIVEで配信されている体験版でもこれらのアシスト機能は搭載されていますので、興味が出てきた人はそちらをまず試してみてください。無料です。

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