2011年11月8日(火)
編集Y まだまだ『ブランディッシュ』について語り足りないが、『ぽっぷるメイル』と『白き魔女』も思い出が多すぎるんだよなあ。
おぬ PCゲームだけでなく、SFCやPCEのゲームについても語りたいところです!
そみん いやあ、思い入れが深いゲームが多くて大変です。『ぽっぷるメイル』は僕も大好きで、PC、SFC、メガCD、PCEと、すべての機種で遊びましたし、ラジオドラマも聞いてました。そのラジオドラマを収録したドラマCDも買っていたんで、実家を探せば出てくるかなあ。
編集Y 発売前は、主人公のメイルが女性エルフの剣士という設定にシビれたもんだ。実際に遊んでみたら、トラブルメーカーの男性エルフのブラッキーのインパクトが大きかったな。
そみん ブラッキーはいいですよねえ。彼といい、『ブランディッシュ』のドーラといい、主人公よりも目立つキャラクターがいるゲームって大好きです。
おぬ 僕は『白き魔女』というか『ガガーブトリロジー』シリーズが好きなんですけど、実はPCでは遊んだことがないんですよね。セガサターン版やPSP版ではクリアしたんですけど……。当時の評判はどうだったんですか?
編集Y システムについては評価が分かれたんだけど、ストーリーについてはほぼ満場一致で大絶賛という感じだった。オリジナル版となるPC-9801版の戦闘はあらかじめ行動パターンを設定しておくセミオートバトルで、ちょっとクセが強かったんだよね。マップに高低差の概念があるのもちょっと複雑で、オレの周りでは難易度が高いと感じている人が多かった。なんだけど、もう、ストーリーの評判はすごかったわけだ。
そみん どのあたりが評価されていたんですか?
編集Y これはオレの個人的な感想だが、当時のゲームはマンガやアニメ的なノリの作品が多かった気がするんだ。別にそれが悪いわけじゃないけど、世界観の細部やリアリティよりも、とにかくおもしろさやスピード感を重視する感じかな。そういったなかで『白き魔女』のストーリーは、小説というか文学作品のような完成度の高さがあったと思う。例えば、世界観やキャラクターの描写に関する細かなリアリティとかがすごかったんだよね。普通のゲームだったら、主人公は勇者で、その目的は世界を救うこととか魔王を倒すこととか、もうその時点でファンタジーって感じでしょ。それが『白き魔女』では、主人公はどこにでもいる少年少女で、成人の儀式として世界を旅することが目的となる。前にも話したけど、この地味なスタートが信じられないくらいストーリーが盛り上がっていくわけで。そのギャップも含めて、リアルタイムで遊んだ人ほど衝撃が大きかったと思うね。
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▲『白き魔女』のキャラクターたちもバッチリ紹介。Windowsでリニューアルされた際のイラストも掲載している。 |
『イースIII』だけでも複数のライセンス作品が発売!→(4ページ目へ)
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