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2012年1月17日(火)

【Play it! XBLA 第4回】265万人が遊んだ、まごうことなき“クソゲー”『Castle Crashers』

文:電撃Xbox

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『Castle Crashers』は、なぜ“クソゲー”と言われるのか?

 さて、ここからは本記事のタイトルの話になります。前述のとおり、『Castle Crashers』は非常に完成度の高い良作ですが、しばしば“クソゲー”と評されることがあります。

 その理由はと言いますと……本作の演出として、ところどころに脱糞や吐瀉(としゃ)などのやや下品なネタが登場します(一晩水に漬けたかりんとうを食べながらこの記事読んでいる方がいたらすみません)。そのネタがまたインパクトがあり、一度見てしまったら忘れられないレベルで、『Castle Crashers』と聞くと“あのシカ”を思い出すプレイヤーも少なくはないことでしょう。

 これらのネタに関しては、流血などのゴア表現と同様にイヤだという方もいるかと思いますし、それは仕方のないことでしょう。小学生男子の心を忘れない筆者としては、こういったネタを仕込んでくるセンスも含めて好きなところではありますが。

▲脱糞を推進力にして逃げるシカ。これを初めて見たときのインパクトといったら!▲これは嫌な空爆! しかも、うっかり触ってしまうと毒ダメージを受けるオマケ付き。▲なんだかもう、盗賊が被っている覆面も、お尻の*な部分にしか見えなくなってくる。

 最後に、残念に思われる部分について。アニマルオーブの効果や実績の解除条件などに、いくつか説明不足な点が見られます。フォーマット的な都合による文字数の制約など、ある程度は仕方ないことではありますが、紙の取扱説明書がないダウンロード専用のソフトなだけに、ここはしっかりとしてもらいたかったところです。

 1作目『Alien Hominid HD』でまずまずの評価を受け、2作目『Castle Crashers』で国内でも注目されるデベロッパーとなったThe Behemoth。今年こそは配信される予定の3作目『BattleBlock Theater』(国内配信は未定)に期待を寄せつつ、今は本作をたっぷり遊びつくしましょう!


Castle Crashers (R)
Developed and Published worldwide by The Behemoth (R)
(C) 2005-2008 the Behemoth All Rights Reserved.

データ

▼『Castle Crashers』
■メーカー:日本マイクロソフト
■対応機種:Xbox 360(ダウンロード専用)
■ジャンル:A・AVG
■配信日:2008年8月27日
■価格:1200マイクロソフトポイント
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