2012年1月31日(火)

プレイヤーの選択で変わっていく物語――『Dragon Age II』では何が起こる?

文:電撃オンライン

 スパイクは、2月2日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『Dragon Age II(ドラゴンエイジII)』の新情報を公開した。

 『Dragon Age II』は、PS3/Xbox 360用RPG『Dragon Age:Origins』と世界観を同じくする続編。今作では、前作の舞台だったフェレルデンから北へと逃れた難民の1人・ホーク(苗字)が主人公となり、10年にわたる物語が展開する。今作でも、冒険の過程はプレイヤーの選択次第で大きく変化するシステムは健在で、時には仲間の生死や街の運命に関する重大な決断も存在するという。また日本語版には、本編シナリオの拡張や仲間キャラクターの追加など、海外で有料配信された5つのダウンロードコンテンツも同梱される。

『Dragon Age II』 『Dragon Age II』 『Dragon Age II』
『Dragon Age II』 『Dragon Age II』 『Dragon Age II』

 今回は、ストーリーの要所を紹介するとともに、バトルシステムについてもお伝えしていく。現在、PS3版/Xbox 360版ともに体験版が配信中で、バトルはそちらで実際にプレイ可能だ。

■プレイヤーの選択によって変わるストーリー

 ダークスポーンの襲撃によって壊滅したロザリングの村を捨て、難民となったホーク一家。彼らが北のカークウォールの街に流れ着き、そこで何を経験していくのか、ポイントとなる出来事をいくつか紹介する。

<ロザリングからの脱出>

『Dragon Age II』

 ダークスポーンの襲撃を受けたロザリングの村を捨て、カークウォールを目指す主人公ホーク一家。しかしダークスポーンの奇襲は執拗(しつよう)に続き、そのたびに戦うホークらの体力を確実に奪っていった。そしてここでは、プレイヤーが主人公を作成する際に、“戦士”と“ローグ”、“魔道士”、いずれのクラスを選んだかによって展開が変化する。選んだクラスによって、主人公の弟か妹のどちらかが悲劇に見舞われてしまうのだ……。

<カークウォール到着>

『Dragon Age II』

 荒野の魔女・フレメスの助力により、カークウォールにたどり着いたホークたち。しかしカークウォールは難民であふれかえり、その門は堅く閉ざされていた。カークウォールに古くから住む主人公の叔父・ガムレンの口利きにより、ホークらは街の傭兵団か闇商人のもとで1年間働くことを条件に、街へ入れるようになる。傭兵団と闇商人、どちらのもとで働くかの選択はプレイヤーにゆだねられている。

<地底回廊の探検>

『Dragon Age II』

 カークウォールで豪商として知られるドワーフのバートランドは、ブライトが終結してダークスポーンの数が減った地底回廊を探検し、ひともうけする計画を立てていた。主人公たちは、より高みを目指すため、その探検隊に参加することを決意する。回廊の奥深くでホークたちを待ち受けていたのは、いまだかつて誰も見たことのない、ドワーフの歴史にすら記録されていない太古の洞穴だった……。ホークたちは、ここで予想外の窮地(きゅうち)に立たされることになる。

<高まる緊張状態>

『Dragon Age II』

 かつて母親が住んでいた邸宅を買い戻し、再びカークウォールの街で貴族の地位を得ることに成功するホーク。そのころ、街にはカークウォール近くの海で船が座礁したクナリ族が居座り、その存在がしばしば問題視されていた。だが、カークウォールの君主・デュマー子爵は、協定に基づき保護したクナリ族を街から追い出すことができない。異なる種族、異なる宗教。異なる者に対する不理解と不安、嫌悪感は人々の心を荒ませ、クナリ族と人間の間に張り詰めた緊張状態は、もはや限界に達しようとしていた。

<クナリ族との戦争勃発>

『Dragon Age II』

 反クナリ派による活動は激化の一途をたどっていた。そして腐敗しきった人間社会に嫌気がさしたクナリ族の将軍・アリショクはデュマー子爵を亡き者にし、ついにカークウォールで武装蜂起する。カークウォールの衛兵隊、テンプル騎士団、サークル・オブ・メジャイは力を合わせこれに対抗するも、街の運命はホークたち一行の手に委ねられることになる。

<魔道士・テンプル騎士戦争>

『Dragon Age II』

 クナリ族の蜂起から数年後。街の子爵の座は依然として空席になっていたが、テンプル騎士団長のメレディスは、実質に街の最高権力者として街の執政を行っていた。その度が過ぎた魔道士に対する圧政に耐えかねた筆頭魔道士オーシノは、テンプル騎士団への反乱を決意。ホークがどちらの主張を受け入れ、この動乱にどういった終止符を打つかは、プレイヤー次第だ。

→バトルシステムを紹介(2ページ目へ)

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