2012年5月21日(月)
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▲浪川大輔さん |
リディ・マーセナスの朗読パートでは、episode 2でのミネバをなじるシーンからスタート。彼女と出会ったことでリディの人生が変わっていったことが語られた。続いてミネバのことを“オードリー”と呼び続けるバナージへの嫉妬混じりの気持ちを明かす。顔を合わせて話した機会などほとんどないバナージを意識していることを、ベテランパイロットの言葉を借りて“プレッシャーを感じている”と表現した。
ここからさらに浪川さんの演技が熱を増す。バナージに「男と見込んだ。オードリーを頼みます」と言われた時の気持ち、出会い方さえ違っていれば彼といい相棒になれたかもしれないと感じたこと、自分の血筋と“ラプラスの箱”との因縁の深さに打ちのめされ、すがるようにミネバに“最低のプロポーズ”をしたことなどを叫ぶようにして演じていた。
ここで声のトーンが冷徹で怒りを秘めたものに変わる。episode 4のラストで、バナージが操るユニコーンガンダムの手からビームマグナムを奪いロニを撃った心境を、理想を追い求めるバナージをあざ笑うようにして吐露した。最後は落ち着いた声でミネバへの思いを語ったところで独白が終わり、Cyuaさんが新曲『Sternengesang』を披露した。
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▲池田秀一さん |
一度暗転した後、スクリーンには『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でアクシズが地球に落ちようとしている際のアムロとシャアのやり取りが流される。ここからフロンタルの独白が始まる。アクシズ落としの時に起こったサイコフレームの共振で、人々は温かな光に包まれ奇跡を目にしたはずなのに、まるで人が変わらなかったことにあきらめと怒りを感じていると語った。
独白からは、episode 2で「自らを器と規定している」と言ったように、“ジオンの理想を継ぐ者たちの宿願を受け止める器”としてのみ生きることになんの疑問も抱いていないことが伺えた。またガンダムを「常に希望をもたらす」ものであるとし、シャアをむなしい戦いに引き込んだ原因であり、自分をもざわめかせる存在だと表現していた。最後は新しいガンダムを操るバナージに再度手を差し伸べ、彼を取り込むことで自分が完成するのかもしれないと語り、独白を終えた。
4度目のライブパートでは、小林未郁さんが『REMIND YOU』を歌い上げた。歌声がやんだところで、バナージ、ミネバ、リディ、フロンタルがそれぞれの立場からこれからのことを語ると、ここで朗読劇が終了。episode 5“黒いユニコーン”の上映がスタートした。
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▲イベントを歌声で彩ったCyuaさん(写真左)と小林未郁さん(写真右) |
→episode 5“黒いユニコーン”の上映後は、
福井晴敏さんや古橋一浩監督、声優陣のトークコーナーへ。(3ページ目へ)
(C)創通・サンライズ
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