2012年9月14日(金)
ストーリーに続いては、ステージでの戦闘についてポイントを紹介します。『Gジェネ』の基本となる戦闘システムは、敵味方のターンが交互に訪れるSLGとしてはベーシックな形です。なので、あまり難しいことを考えずともなじむのは早いと思います。「こいつ、動くぞ……」なんて言いながらでも大丈夫かと。
そのうえで、戦闘を“『ガンダム』らしく”しているのが、MP(士気値)や指揮範囲、母艦といった要素です。MPはその数値によって、“強気”や“弱気”と戦闘中のテンションが変化して、パイロットの精神的状態が戦闘に影響するシステムですね。キャラクターの性格によって、MPの上限値やテンションの変化のしやすさが違い、個性を表わしているのもいいところ。細かいですが、キャラクター性がすごく感じられます。
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▲キャラクターは、基本的なステータスはもちろん、アビリティなどの要素でも個性づけ(&戦力アップ)が可能なので、ユニットに負けず愛を注げます。 |
MPが上限に達してテンションが“超強気”になると、攻撃が必ずクリティカルになったり、敵を仕留めた場合は“チャンスステップ”が発動したり、いいことづくしの状態に。一撃で敵を仕留めて再びチャンスステップが発動すれば、次々と敵機を落とすエースのような感覚が味わえます。これが気持ちいい!
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▲ステージ中は、チャンスステップの発動回数をいかに増やすか、といったことも大事な戦術になります。 |
また『ガンダム』作品を見ていると、被弾したMSが母艦に戻って応急修理と補給を受けて、また出撃する――なんてシーンがたまにあると思うのですが、『Gジェネ』ではまさにそれが再現されています。ユニットのHP(耐久力)やEN(エネルギー)が減ると、マスターユニットを除いて母艦に戻る必要があります。だからユニットは、母艦を中心とした運用が必要で、母艦とユニットの連係が欠かせない……この戦い方が“『ガンダム』らしい”。「まだ修理が……」「構わん、出る!」なんて会話が聞こえてきそうです。
ちなみに、敵のユニットが出撃した状態でその敵機の母艦を撃沈すると、帰る場所を失ったユニットたちは白旗を揚げて降参します。これらのユニットを“捕獲”して自軍に加えることができるのも、『Gジェネ』の醍醐味の1つだと思います。
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▲捕獲は基本、母艦の指揮範囲(グループエリア)内のユニットのみ可能ですが、マスターユニットが“自由捕獲”というスキルを持っていると、距離に関係なく捕獲できて便利です。 |
あと母艦に搭載したユニットも、隊長と一般パイロットにわかれており、戦闘では隊長の指揮範囲(リーダーエリア)内でないと、各ユニットが実力を発揮できないのも“『ガンダム』らしさ”ではないかと思います。『ガンダム』作品では主人公+脇役のモビルスーツ隊という構成で、母艦のMS戦力が描かれている場合も多いですしね。ゲーム内でも、前回の記事でも紹介した“マスターユニット”がワンマンアーミーとして機能する一方、部隊は連係してこそ真価を発揮するので、運用の違いが楽しめます。しかも、隊長として有能≠パイロットとして有能なところが、一層こだわりを持てるというか。
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