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2012年7月30日(月)

最新作『那由多の軌跡』や『イース セルセタの樹海』の楽曲が初披露! “Falcom jdk BAND 2012 Super Live”のステージをレポート

文:電撃オンライン

 7月27日に東京都・日本橋三井ホールにて開催された、日本ファルコムの歴代ゲームミュージックを演奏する“Falcom jdk BAND 2012 Super Live”の模様をお届けする。

“Falcom jdk BAND 2012 Super Live”

 “ファルコムjdkバンド”は、日本ファルコムのゲームミュージックを専門に演奏するバンド。メンバーはさまざまな音楽シーンで活躍していて、ゲームミュージックシーンのみならず、音楽業界においても常に高い評価を得ている。

 キャラアニの主催による今回のライブでは、『イース』生誕25周年記念作品『イース セルセタの樹海』の発売を記念して、過去最大規模でのライブを実施。昨年のクリスマスライブをさらに上回る、全22曲が演奏された。

■jdkバンドの出演メンバー(敬称略)

●イカルス渡辺(ボーカル) ●小寺可南子(ボーカル)
●井上央一(ギター) ●寺前 甲(ギター)
●榎本 敦(ベース) ●岡島俊治(ドラム)
●上倉紀行(キーボード) ●水谷美月(ヴァイオリン)

 満席となったホールでは、小寺さんによる開演前の注意事項の読み上げの時点で、「発情期ー!」のコール&レスポンスが巻き起こるほど大興奮の様子。ステージは、7月26日に発売されたばかりのPSP『那由多の軌跡』の主題歌『那由多の星の物語』で開幕し、『RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN ~I’m here for you~』などのアップテンポな曲で、会場は一気にヒートアップした。

“Falcom jdk BAND 2012 Super Live” “Falcom jdk BAND 2012 Super Live”
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 暗転を挟み、一転してアコースティック編成による演奏がスタート。『鉱山町マインツ』や、『那由多の軌跡』のEDテーマ『那由多の想い』などが奏でられた。

“Falcom jdk BAND 2012 Super Live” “Falcom jdk BAND 2012 Super Live”
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▲トークの中で“鉱山”を“工場”と言い間違えて、しんみりした雰囲気を爆笑へと転じさせるアクシデントもあったが、小寺さんは情感深く初公開の『那由多の想い』歌い上げていた。

 『Go Fight』で再び会場を沸き立たせた後は、岡島さんと渡辺さんによるトークが行われた。「来たる9月27日に、ファルコムが『セルセタの樹海』を発売いたします……いかがいたしましょうか」「なに? 『イース セルセタの樹海』だと。フフフ……おもしろい。今公開されているOP曲を含め、新曲3曲を連続これからお前らに聴いていただこう!」という掛け合いから、『イース セルセタの樹海』の『オープニングテーマ』、『フィールド1』、『フィールド2』を演奏。初公開となったこれらの曲に、観客は大盛り上がり。

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▲掛け合いの元ネタは『イース2』。「この流れ、『イース2』OPがくると思っただろ……ちがーう!」といったコメントも飛び出し、客席に笑いを呼んでいた。
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 次に水谷さんの「jdkニュースをお届け致します」というセリフから、突如“jdkニュース”がスタート。8月10日~12日に開催される“コミックマーケット82”での、新作CD『ふぁるこむボスざんまい』の販売がアナウンスされた。レコーディングのエピソードとして、『ガドビスタル』のテンポが速くて大変だったと水谷さんはコメント。岡島さんに「原曲の方が早いんだよアレ」と言われると、「でもピコピコでしょう? 原曲ってピコピコじゃないですか」と発言し、岡島さんから「ピコピコって言うな! 尊いFM音源なんだから!」とツッコミを入れられ、会場に再びの爆笑を引き起こしていた。

“Falcom jdk BAND 2012 Super Live”

 なお、10日、12日のコミックマーケット82で『ふぁるこむボスざんまい』とあわせて2,000円以上の商品を購入すると、お渡し会に参加できるとのこと。また、あわせて販売される『DJCD めんどくさいラジオCD そのいち』に関しても、購入者へのお渡し会が行われるという。

 その後は、『TO MAKE THE END OF BATTLE』を始め、5曲をノンストップで演奏。そこから『Maybe it was fated』の熱唱と、会場が一体となって盛り上がる『パンドラ』が披露された。

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 会場が暗転し、観客がアンコールを求める「jdk」のコールを上げていると、スクリーンに映像が映し出されて、告知コーナーがスタート。昨年行われたクリスマスライブのBDの紹介、『那由多の軌跡』、『イース セルスタの樹海』、『零の軌跡 Evolution』といった最新作ゲームの紹介に加えて、9月23日に行われる公認オフ会“まぁでもjdkなんで…(仮) the 3rd”および来年1月のライブの開催が発表された。

 その他、『空の軌跡』の劇中に登場する小説を朗読劇として舞台化した『人形の騎士』が、8月22日・23日に公演されることも紹介された。

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 紹介コーナーが終わった後、出演者が登場して演奏を再開。ここで演奏されたのは『イース生誕25周年記念メドレー』と『俺たちのレジェンド』。その後、バンドメンバーとマスコットキャラ・みっしぃの紹介を挟み、ラストに『銀の意志 金の翼』が歌われ、“Falcom jdk BAND 2012 Super Live”は、大盛況の内に幕を下ろした。

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“Falcom jdk BAND 2012 Super Live”
▲ステージの最後には、サイン入りのドラムカバーやドラムスティックなどが、観客席に向けて飛ばされていた。

■“Falcom jdk BAND 2012 Super Live”セットリスト
01.『那由多の星の物語』/『那由多の軌跡』
02.『RELEASE OF THE WEST OCEAN~I’m here for you』/『イースVI ナピシュテムの匣』
03.『MIGHTY OBSTACLE/』『イースVI ナピシュテムの匣』
04.『鉱山町マインツ』/『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』
05.『Feena~女神たちの囁き』/『イース』
06.『那由多の想い』/『那由多の軌跡』
07.『セルリアンブルーの恋』/『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』
08.『遙かなる時を越えて』/『ソーサリアン』
09.『GO FIGHT』/『スタートレーダー』
10.『イースセルセタの樹海フィールド1』/『イース セルセタの樹海』
11.『イースセルセタの樹海フィールド2』/『イース セルセタの樹海』
12.『イースセルセタの樹海フィールド3』/『イース セルセタの樹海』
13.『TO MAKE THE END OF BATTLE』/『イースII』
14.『TERMINATION』/『イースII』
15.『ブルードラゴン』/『ソーサリアン』
16.『Intense Chase』/『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』
17.『Inevitable Struggle』/『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』
18.『Maybe it was fated』/『英雄伝説 空の軌跡』
19.『パンドラ』/『イースVI ナビシュテムの匣』
【アンコール】
20.イース生誕25周年記念メドレー
(『アドルのテーマ』・『翼を持った少年』・『セルセタの樹海』・『FIRST STEP TOWARDS WARS』)
21.『俺たちのレジェンド』/『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』
22.『銀の意思 金の翼』/『英雄伝説 空の軌跡』

→ライブ終了後のファルコムjdkバンドへインタビュー!(2ページ目へ)

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