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2012年8月31日(金)

アクティブに戦える爽快感と遊びやすさを体感! 迫り来る圧倒的な恐怖も味わえる『バイオハザード6』体験版のプレイレポートをお届け

文:電撃オンライン

 ホラーファンでなくとも待ち焦がれるサバイバルホラーゲーム『バイオハザード6』。その体験版の見どころを、ライターのキャナ☆メンがレポートします。

『バイオハザード6』

 『バイオハザード6』のPS3/Xbox 360版の発売日、10月4日までいよいよ約1カ月となりました。PS3/Xbox 360『ドラゴンズドグマ』の数量限定特典である体験版も、Xbox 360版に続き、PS3版が9月4日から配信されます! このレポートは、PS3版の体験版をダウンロードしようと思っている人、あるいは『ドラゴンズドグマ』の限定特典が入手できなかった人に向けて、お届けできればと思います。

 まず、『ドラゴンズドグマ』は買ったけど、実は『バイオハザード』は1作もやったことがない! という方のためにゲームを簡単に説明します。ゾンビ映画やモンスター映画のような恐怖や緊張感をコントローラで体験できるゲーム、というのが『バイオハザード』の一面です。“一面”と微妙な書き方をしたのは、シリーズを重ねるに連れてゲームの幅が広がっているから。そもそも1作目からしてやり込み性が高く、“周回プレイは当たり前”というゲーム性の高さはシリーズを通しての特徴でもあります。

 ただゲームの面だけではなくて、『バイオハザード』の魅力を語るなら、ゾンビを“ウィルス”という切り口で表現した奥深い世界観やストーリーも外せません。作中でカギをにぎる“ウィルス”は世界中を巻き込むような陰謀と結びつき、シリーズで新たな謎が明らかにされるたび、もっと大きな謎が生まれる……そんな壮大なスケールの世界観とストーリーを描き出しています。もし、ハードなストーリーを描いたドラマや、群像劇のように複雑な思惑渦巻く話が好みであれば、『バイオハザード』の世界観やストーリーも好きになれると思いますよ。

 ともあれ、それを本格的に楽しめるのは製品版の話。体験版ではゲームの導入的な“レオン編”、シューター色の濃い“クリス編”、強大クリーチャーに追われる“ジェイク編”と、3つのエピソードを少しずつ異なるテイストの“恐怖”演出が施されており、違った楽しみ方ができるので、以下、順に紹介していきます。

■細かな描写が想像力を刺激する演出……『バイオハザード6』の入口を体験できるレオン編

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』

 レオン編は、今回の体験版に収録されている範囲では他の2パートに比べて戦闘が少なく、『バイオハザード』初体験の人でもストーリーに集中でき、操作に慣れることができるパートだと思います。難易度的にも、レオン編<クリス編<ジェイク編といった感じなので、シリーズ経験者・未経験者問わず、まずはレオン編で操作方法を確認するのがオススメですね。前作『5』をプレイした人であれば、格段に遊びやすくなっていることにも気づくと思います。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』

 うれしいのは“移動しながら攻撃できる”のと“操作キャラクターが画面の前方以外を向く”ようになった点。前作の“立ち止まって撃つ”スタイルは受け身になりがちで、多方向からゾンビに襲われた時などに、ストレスを感じることもありました。前方以外への移動が遅かったのも、受け身な戦いに拍車をかけていたと思います。単に下手だった、と言われればそれまでなのですが……。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』

 けれど『6』では、そういったストレスとは無縁で、自分が思ったように動けます。素早く動けて、なおかつ位置取りと攻撃を同時にできるので敵に対応しやすい。複数のアクションを絡めた動きが可能なので、ポジショニングが楽になったのもポイントです。体験版ではアクティブに攻撃を仕掛けられて、テンポもよく、前作よりもかなり爽快だと感じました。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』

 戦闘を気持ちよくしてくれているもう1つの要素が、殴ったり蹴ったりする格闘攻撃の存在だと思います。前作だと格闘は任意には出せませんでしたが、『6』ではボタンさえ押せば(ゲージは消費しますが)、いつでも格闘を仕掛けられるので、積極的に他の武器と絡めて使うことができます。相手を怯ませるのでもいいし、トドメを刺すのでもいいし、攻撃の幅が格段に広がるので、ザコ戦のテンポがよくなるのはありがたいですね。単純に気持ちいいので、クセになったのですが(笑)。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』

 それから大事なポイントとして、体験版に収録されている3篇のいずれもパートナーキャラクターを選択してプレイを始められます。レオン編でも、ヘレナという女性エージェントを選択でき、レオンとは若干違うシチュエーションをプレイ可能です。操作キャラクターによる視点(シチュエーション)の違いは、今回の体験版だとクリス編のほうがわかりやすく楽しめますが。ただ、それでも今回のレオン編の山場となる場所で違う視点をプレイできるので、よくよく注目してプレイするとおもしろいと思います。

 操作キャラクターの視点の違いにしてもそうですし、それ以外でも細かい描写までもがプレイヤーの想像力を刺激する、というのは短いエピソードの中からでもうかがえる『6』の魅力の1つだと感じました。

→続いてはシューター色の濃いクリス編をプレイ!

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