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2012年9月21日(金)

“遊びごたえ”が超絶アップ! 愛とこだわりを注げるSLG『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズと最新作の魅力を3者の視点で語る

文:キャナ☆メンごえモン

■3段構えの展開が楽しめる! 2つの切り口から体験するストーリーモード

キャナ☆メン:僕がまず話しておきたいのは『Gジェネ OW』のWストーリーなんですよ。

Mr.ハゲル:ああ、ワールドツアーとワールドコア、2種類のストーリーモードのことですか。『Gジェネ』ってなんとなく原作のエピソードを追体験するイメージがありましたけど、『Gジェネ OW』はストーリー性が強いですよね。

キャナ☆メン:『Gジェネ OW』のストーリーは、『ワールド』のさらに前作にあたる『ウォーズ』で初めて触れられたジェネレーション・システムについて、かなり踏み込んだ話になるんだよね。ジェネレーション・システムがカギをにぎるストーリーが、ワールドツアーとワールドコアの両面から語られていく。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
▲ストーリーのカギをにぎるゲームオリジナルキャラクターのアプロディア(左)とコード・フェニックス(右)。それぞれ、ゲームオリジナルのMSに乗って登場する。

ごえモン:ジェネレーション・システムというのは? その辺り、空白の期間だったからあまりよく知らないんですよね。

キャナ☆メン:ネタバレになるからあまり詳しくは言えないんだけど……『Gジェネ OW』の世界というのは、ある事件によって、すべてのガンダム世界が集合してしまった状態にあるんです。それで、そのカギをにぎるのがジェネレーション・システム。ワールドツアーとワールドコア、両方のエンディングに到達すればファイナルステージが解放されて、世界の謎の真相に迫ることができる形ですね。

Mr.ハゲル:深いですね……。でもワールドツアーとワールドコアは、同じ世界観にしてはずいぶんと毛色が違いますよね。ワールドツアーは、原作エピソードをもとにしたステージが中心で。1ステージ目も、あの有名な“ガンダム大地に立つ”でしたし。

ごえモン:『Gジェネ』をプレイするたび、何回、大地に立ったことか……。ジーンのザクは、アムロのビームサーベルに貫かれ過ぎ(笑)。昔は、ルウム戦役から始まるのがセオリーだったんですけど。それでも『ガンダム』と言ったら、まず頭に浮かぶのはこのエピソードだから、歴史が繰り返されるのは仕方ないですかね。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
▲『Gジェネ』では、というよりは『ガンダム』ゲームと言えばおなじみの“ガンダム大地に立つ”のシナリオ。ステージ開始時には、1つ目のブレイクトリガー&シークレットミッションと、プレイヤーに特定の達成条件が課される。

キャナ☆メン:でも、ごえモンさんはジェネレーションブレイクなんかのシステムは初体験ですよね? “ガンダム大地に立つ”なら、アムロがジーンを倒すか倒さないか、果てはビームサーベルでトドメを刺せるかといったプレイによって、展開が変わってきますし。原作のエピソードもゲームシステムに反映されたうえで、やり込み要素になっているんですよ。

ごえモン:うん、あれはすごくいいシステムだと思います。ブレイクトリガーという、言わばプレイヤーに課された条件を達成することで戦場に変化が訪れるシステムは、1ステージごとの飽きがあまり来なくていいですよね。SLGの場合、1ステージの戦闘がある程度長くなるのはあたり前。でも、長いだけの戦闘、変化がなく単調な戦闘ほどプレイしていてつらいものはないです。ジェネレーションブレイク、2回目のジェネレーションブレイク、オーバーインパクトと、3回も変化が起きるのはすごく楽しめました。

キャナ☆メン:2つのジェネレーションブレイクについては、ブレイクトリガーより難易度が高い条件のシークレットミッションも用意されていますしね。シークレットミッションを達成すると出てくる敵のシークレットユニットは、『Gジェネ OW』では僚機を連れてくるようになったから、ユニットを捕獲するチャンスも増えたし。前作より、やり込み性が明らかに増してますよ。

Mr.ハゲル:でも、オーバーインパクトはそれまで味方だったユニットが敵になるから、ちょっと難易度が高めなんですよね……。

キャナ☆メン:いや、自軍の状態を考えて、これ以上の敵を相手にするのがつらいと思ったら、トリガーやミッションも含めて、条件は無視してクリアすればいいんですよ。1度クリアしたステージに再挑戦しちゃいけないルールはないし、自軍が育ってから難しい条件に挑むのでもアリだと思います。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
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▲2回のジェネレーションブレイクの後に表示される条件を達成すると、オーバーインパクトが発生する。それまで味方だった主役級のユニットやその母艦が敵に回るので、油断できない。

Mr.ハゲル:それもそうですね……。ジェネレーションブレイクを2回起こしただけでも、結構お金や経験値がたまりますしね。オーバーインパクトは、やり込み要素のさらにやり込み要素なのかな。

ごえモン:いや、それはどっちかというとコアインパクトのほうでは……。

Mr.ハゲル:ああ、ワールドコアでオーバーインパクトの代わりに発生するシステムですよね。あれは“インパクト”でした(笑)。

キャナ☆メン:何せ、コアインパクトを発生させて出てくる敵は、自軍のコピーですからね。ちゃんと考えてコアインパクトを発生させないと敵だらけになるし、発生条件にターン制限があるからのんびりもしていられない……まさに遊び応え充分のやり込み要素。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
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▲コアインパクトが発生すると、プレイヤー部隊の“完全なコピー”が敵として登場。『ワールド』の最終ステージに登場したコピーと異なり、プレイヤーが強化した分もしっかりコピーしてくるので、苦戦は免れない。

ごえモン:ワールドコアは、最初からストーリーも飛ばしてましたね。

Mr.ハゲル:あれは……あまり語ると、本当にネタバレになりますね。実際、1ステージ目からジェネレーション・システムの謎の核心にかなり迫っていて、序盤の様子見的な展開がなかったですもん(笑)。話の中心になるコード・フェニックスというキャラクターが、ジェネレーション・システムにアクセスするための解放コードを扱える“コード使い”で……。

キャナ☆メン:おっと! Mr.ハゲル、それ以上はネタバレになる(笑)。まあ、ワールドコアのほうは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を見た時のように、すごく最初から飛ばしてる展開だなあと思いましたね。ワールドツアーが表のストーリーで、ワールドコアが裏のストーリーという感じも、どことなく漂っていた印象もありつつ。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
▲ワールドコアの重要キャラクター、コード・フェニックスにはアービィという相棒がいる。ワールドコアは、完全にゲームオリジナルのストーリーが展開していく。

Mr.ハゲル:話が核心に迫っている分、難易度も高いので、しっかり自軍を育ててから挑んだほうがいいなぁとも思いました。

ごえモン:話がワールドツアーとワールドコアばかりになっていますが、ストーリーということであれば、プロローグもアツいと思いますね。自分の部隊が介入できるわけではないのですが、いきなりバナージと劇場版の刹那が共闘する展開。あれは「一番見たかった部分をよくゲームの序盤に持ってきてくれた!」と深夜の編集部で大興奮しました(笑)。

Mr.ハゲル:あの展開はアツいですね! 僕は『Gジェネ』初プレイでしたけど、プロローグをプレイした瞬間に「このゲームおもしろそう」って思いました。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
▲ゲームを開始すると、『機動戦士ガンダムUC』エピソード3を追体験するかのようにプロローグが始まる。しかし、ネェル・アーガマ改の前にアプロディアが現われ……ジェネレーション・システムを巡る物語が幕を開けることに。
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▲ジェネレーション・システムによって世界は統合され、バナージのもとにダブルオークアンタに乗った刹那が駆けつける。プレイヤーは、この2人を操作して戦うことになる。のっけからアツい展開だ。

→プレイヤーの『ガンダム』愛とこだわりがすべて詰め込める自軍の編成

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS

データ

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▼『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:SLG
■発売日:2012年9月27日
■価格:5,650円(税込)
※2012年9月27日~12月末の期間限定価格

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