2012年9月21日(金)
キャナ☆メン:そういえば、編成の話なのに誰も触れませんでしたが、マスターユニットも大事なポイントの1つですよね。毎ターン自動でHPやENが回復したり、独立した指揮範囲があったり、いろいろと優遇されてるから自軍の中心となる戦力ですよ。マスタースキルも使えるから、マスターユニットをどういったユニットとパイロットで編成するかによって、全然戦い方が変わってきますし。
ごえモン:だったら、ゲームを始めた段階で、マスターユニットの最有力候補となる“マスターセレクト”にも触れないといけないですね。あのシステムは、10ステージ、20ステージとプレイして時間をかけなくても、お気に入りのキャラクターとMSをすぐにゲットできて、久しぶりにプレイして「すごくよくなった」と思えるところでした。バナージとユニコーンガンダムをすぐ自軍に編成できたのがうれしい! ユニコーンガンダムは本物より弱いベーシックなんですけど、それでも地道にプレイするより断然、バンシィを開発・設計しやすいですからね。もちろん、マリーダさんを乗せるために(笑)。
Mr.ハゲル:僕も最近『UC』を見た影響でバナージを選びました(笑)。バンシィではなくて、ユニコーンガンダム(本物)をそのまま強化していますけど。マスターセレクトで選んだキャラクターは、最初からマスタースキルを4つ修得しているのもメリットですよね。
▲マスターセレクトでは、アニメ作品をメインに主人公やライバルなどのキャラクターを自軍に入れることができる。そのキャラクターの愛機もセットだが、ベーシックという本物よりは弱い機体となる。 |
ごえモン:ジェネレーションブレイクとインパクトをあわせて3回も敵の増援があることを考えると、マスタースキルはとても重要ですよね。攻撃力が1.3倍になる“攻撃力UP”のスキルなどは、シークレットミッションなんかの条件を達成しやすくなるので重宝しています。あとゲストキャラが撃墜されると即ゲームオーバーですし、“HP・EN20%回復”も頻繁に使っていますね。
キャナ☆メン:私は、距離に関係なく白旗ユニットを捕獲できる“自由捕獲”、チャンスステップの回数制限がなくなる“チャンスステップ無限”なんかを使っています。戦艦ユニットに余計な動きをさせなくてすんだり、1ターンに敵をたくさん撃破できたり、戦闘にかかるターン数をカットできるので。シークレットミッションなんかはターン数制限も気にしないといけないし……って、同じようにミッションを意識していても使うスキルが違うっておもしろいですね(笑)。やっぱり遊びに幅があるゲームだなあ。
ごえモン:ですね。人によって違うこだわりが出せます。
Mr.ハゲル:マスターセレクトで選んだキャラクターは、最初から4つマスタースキルを持っていて便利だけど、そう考えると他のキャラクターも育てたくなりますね。う~ん、でもお気に入りのキャラクターを選んだだけに、バナージには愛着があるからなあ(笑)。
キャナ☆メン:まあ、そこも人それぞれでいいんじゃないでしょうか。あと捕獲に関してなんですけど、今回はシークレットユニットが僚機を連れてくるうえに、オーバーインパクトではステージによってガンダム系の強いユニットを捕獲できることもあって、よりおいしいシステムになってると思います。
Mr.ハゲル:だから“自由捕獲”を使っているんですね。僕は、あまり使ってなかった(笑)。
▲マスタースキルはさまざまな効果を持ったものが存在し、何を修得するかはキャラクターによって異なる。1度使うと連続して使用できないが、母艦へ戻れば再度使用可能になるので、帰艦のタイミングも重要に。 |
▲戦艦を落とした時に所属するユニットが出撃中であれば、そのユニットは白旗を揚げる。ガンダム系のユニットを捕獲できれば、自軍の大きな戦力アップが期待できる。 |
キャナ☆メン:いや、だからそのへんは好みの問題だってば(笑)。ちなみにマスタースキルも重宝していますけど、『Gジェネ OW』になって戦艦ユニットの向きを変える“回頭”に1ターン消費しなくて済むようになったのが、すごくありがたいのですが。
ごえモン:僕は、“回頭=1ターン使うもの”という固定概念があったので、回頭を使うのは避けていて、しばらくそれに気付きませんでした(笑)。でもあれは本当にいいですね。戦艦とユニットの連帯感、小隊単位で運用するユニット、というのが『Gジェネ』の魅力の1つだと思うので、戦艦が運用しやすくなったのは助かります。
Mr.ハゲル:あれはすごく『ガンダム』感があると思いました。原作のシーンでも、損傷したMSが母艦に戻って、応急修理だけ済ませて再出撃! っていうシーンも結構ありますし。脇役として母艦のMS部隊みたいなキャラクターがいることも多いから、あの小隊内のユニット同士の連係と、ユニットと戦艦の連係ができるシステムっていうのは、すごく燃えましたよ。
キャナ☆メン:戦艦や小隊の運用は『Gジェネ』独自のよさですよね。ユニットの行動にいろいろと制限が出てくるんだけど、あのシステムがないと『ガンダム』感が出ないと思う。それに、小隊に組み込んだユニットに制限があるぶん、その制限が取っ払われたマスターユニットは、やはり“エースパイロット”的な感じが味わえるし。
Mr.ハゲル:あとテンションシステムも新鮮に感じました。キャラクターの士気を数値化したゲームはたくさんありますけど、本作の場合、キャラクター1人1人でその数値の幅が違うじゃないですか。テンションが“普通”の状態が長い人、すぐ“強気”のテンションになる人……とすごくキャラクターの個性を感じられてよかったです。
▲テンションが上がるほどダメージも上がり、最高潮に達すると“超一撃”となって強力なクリティカル攻撃を繰り出せる。また、敵にトドメを刺すと連続して行動できるチャンスステップも特徴的なシステムだろう。チャンスステップには1ターンに発動する回数の制限があるが、“チャンスステップ無限”で1ターンのみ無限にステップできるようになる。 |
ごえモン:そういった『ガンダム』らしさや個性を感じるところとしては、やっぱり戦闘シーンも『Gジェネ』はすごいですよね。昔プレイしていた時は、ステージ中で条件を満たすと発生するクエストデモを見てすごく興奮しましたけど、それがなくなった分、1つ1つの戦闘シーンに原作をなぞったMSの動きが再現されているのは見ていてアツくなりました。久しぶりにプレイして、戦闘シーンのクオリティがすごいことになっているなと思いましたね。
Mr.ハゲル:戦闘シーンは、MSの動きのクセみたいな「あ~、この動きがあるから○○だよね!」と、原作を彷彿とさせる演出が盛り込まれていますよね。ギャラリーの戦闘デモで、最初からいろいろなMSの戦闘シーンが鑑賞できるので、そればかり見ている時もあります(笑)。もちろん、イベントムービーもハイクオリティで、ゲーム中で見たムービーがやっぱりギャラリーで見られますし。
キャナ☆メン:最近の『Gジェネ』の戦闘シーンは、MSを大きく見せているのがいいと思うんですよ。情報表示を最低限にして、画面をフルに使って、機体の動きも“らしい”動きを再現して……PSPの画面でも迫力を感じることができますから。「(迫力ある見せ方に)解像度なんて飾りですよ、偉い人にはそれがわからんのです」と言わんばかりのアツい戦闘演出だと思います。
▲ユニコーンガンダムがデストロイモードに変形してビームサーベルで敵機に斬りかかるシーンは、まさに原作を彷彿とさせる。他にも、思わず興奮を覚える戦闘シーンの演出が数え切れないほど存在する。公式サイトのロングPVを見れば、その一端をうかがい知ることができるだろう。 |
▲ギャラリーから見られる戦闘デモは、テーマに沿った戦闘シーンを見ることができる。原作を再現したようなシチュエーション、あるいは完全にifのシチュエーションを想像できるような戦いが見られるので、時にはプレイの手を休めてギャラリーを楽しんでみては? |
キャナ☆メン:それでは最後に、まだ言っておきたいこと、『Gジェネ OW』をプレイしてのまとめの感想などがあれば、各自お願いします。
Mr.ハゲル:『Gジェネ』は、プレイしていると原作を見た時(読んだ時)の思い出とリンクするのがいいところだと思います。そのうえで、ゲームプレイの中で“if”の展開も楽しめますし。いろいろ妄想できると言いますか(笑)。SLGということもあって、最初はちょっと複雑なシステムかなと思うところもあったんですけど、遊んでるうちにその妄想をどんどん広げられて、いろいろなところにこだわれるのが楽しくなってきました。やり込み要素も充実していますし、キャラゲーとしても1本のSLGとしてもすごくおもしろいゲームだと思います。
ごえモン:今回、久しぶりに『Gジェネ』シリーズをプレイして感じたことは「『Gジェネ』ってこんなにおもしろかったっけ?」でした。いや、当然おもしろいシリーズですし、昔は1日10時間くらいプレイしていましたよ(笑)。些細なきっかけで1作をプレイしそびれて、そのままずるずると放置してしまったシリーズですが、『Gジェネ OW』のおかげで完全に『Gジェネ』ユーザーに戻りましたね。初期のシリーズしかプレイしておらず、「今から戻るのはちょっと……」と思っている人は、まったく心配いりません! 『ガンダム』さえ好きなら、どんなタイミングでも楽しめるのが『Gジェネ』です。
キャナ☆メン:なんだかいろいろ言われてしまいましたが……あ、そうだ。言い忘れたんですが、『Gジェネ OW』では○○専用機の仕様が変わったんですよ。通常機に特定のキャラクターを乗せると専用機に変わるのではなくて、1つの独立したユニットとして専用機を作れるようになっています。なのでシャア専用機ばかりを集めた“赤い彗星部隊”なんていう編成もできてしまう。むしろ製品版が発売されたら、まずはそれを目標にプレイします! ……そして私は、父ジオンのもとへ召されるであろう!
ごえモン:いや、召される前に仕事してくださいよ(笑)。
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