2012年9月21日(金)
ごえモン:じゃあ、そろそろ自軍の編成について話しませんか? やっぱり『Gジェネ』をプレイしてきた中で、“開発と設計”が一番おもしろいところだと思います。とにかく登場ユニットの数が膨大なので、序盤のほうはいくら新しいMSを作っても、“まだまだ先がある感”や“新しいMSと出会える喜び”を味わえるんですよ。そこから新しく手に入れたユニットを育てて、いざ開発するとなった段階で“どんな強いMSに変わるか”、“まだ図鑑に登録されていないMSを作れるかどうか”を考えると、とてもワクワクしますね。それにレベルを上げた結果、それ以上強いMSを開発できないとわかった時のガッカリ感もいい思い出(笑)。
キャナ☆メン:わりと言いたいことを言われてしまった気が(笑)。あと、ごえモンさんは初体験だったと思うんですけど、今は開発と設計だけじゃなくて、お金を支払って別のユニットと“交換”することもできるんですよ。あれは手軽に作品の垣根を超えられるので、すごく便利だと思いますね。設計はそうでもないですが、開発は、作品の設定に左右される部分が大きいので、簡単には全然違う作品や時代のユニットを作れませんし。
▲開発は、ユニットのLvを上げて別のユニットに変化させるシステムだ。 |
▲設計は、2つのユニットを掛け合わせて新たなユニットを生産できるようにするもの。 |
▲交換の際には4つの候補が提示され、ユニットによって必要金額も違う。 |
Mr.ハゲル:編成とはちょっと違って戦闘の部分になりますけど、敵ユニットを“捕獲”できるのって、すごくいいですよね。なんだか『ガンダム』らしいというか、“戦争の現場”みたいな感じが味わえて燃える(笑)。
ごえモン:そうやって、ユニットを集められる方法がたくさんあるのがいいですよね。昔はけっこう地道な作業な感じも否めませんでしたけど、『Gジェネ OW』は序盤から中盤くらいまでは、どんどん新しいMSを開発したり設計したりできるので、「もっと作りたい! もっとやりたい!」という中毒性が高いと思います。
キャナ☆メン:ユニットを集めやすいと、自軍を編成する時にあれこれ妄想する楽しみが増えますしね。ステージをクリアして、達成感が得られてそれだけでは終わらないという。むしろ、そこからが本番みたいな感じで、いろいろと編成をいじることになる(笑)。なんかね、編成中にフラウ・ボゥに話しかけられたら「うるさいなあ」って邪険にしちゃいますよ。
Mr.ハゲル:それと、開発や設計のヒントが見られるユニットコレクションも僕はありがたかったです。設計は意外な組み合わせになっていることもあるので、プレイの参考にしました。あと、ページを埋めていくとご褒美がもらえるので(笑)。
キャナ☆メン:細かいところまでやり込み要素が行き届いているというか、詰まっているのが『Gジェネ』のよさですよね。ユニットは新しいのを手に入れるだけじゃなくて、お気に入りの機体があればレベルを上げたり、オプションパーツを付けたりで強化もできるし。横の幅も縦の幅も広くユニットにこだわりを持てますよね。全天周囲モニターのごとくプレイヤーの愛を拾ってフォローしてくれる(笑)。
▲ユニットコレクションの画面。例えば同じガンダムでも複数の開発ルートがあるのがわかる。判明していない開発のルートは、機体のシルエットで表示されるが、知っている機体であればなんとなく当たりはつく? |
▲ユニットは、レベルアップによるステータスへのポイント割り振りで強化できるが、オプションパーツを付けることでも強化できる。時間をかけて成長させれば、シャアから「強化しすぎではないのか?」と突っ込まれかねない強さにすることも可能! |
Mr.ハゲル:例えばっかりですね(笑)。「どんなユニットで戦うか?」という部分にこだわれるのも『Gジェネ OW』を遊んでおもしろいところでしたけど、それに乗せるキャラクターのほうも結構こだわれますよね。正直、戦艦ユニットに、艦長、副官、通信、操舵、整備、ゲストって、あんなにもいろいろな配置ができるのは驚きました。考えてみると「『ガンダム』ならそりゃそうだな」って納得したんですけど。
ごえモン:その辺りは昔からあって、『Gジェネ』のすごくいいところだと思います。戦艦のクルーに戦艦に搭載するユニット、それに乗るパイロット、と配置する項目はたくさんあって、初心者には複雑に思われるケースもあるかもしれないですよね。でも“『ガンダム』らしさ”がちゃんと味わえるから、編成っておもしろい。かゆいところをバッサリ切ったほうがシンプルになるけど、それだと“こだわり”が発揮できなくて編成の楽しさが死んでしまう。
Mr.ハゲル:それ、すごくわかります。最初は全部に目が行き届かないんですけど、プレイしているうちに「こんなところにもこだわれるのか!」ってどんどん楽しくなっていって(笑)。ユニットだけじゃなくて、パイロットにもこだわれますしね。
▲自軍の編成は、グループ単位で行う。1グループは、戦艦ユニットとマスターユニット、最大2つの小隊から編成可能だ。小隊には、通常のMSサイズなら4機まで配置できるが、巨大MAなどは多めに枠を取ってしまうこともある。上で話している通り、戦艦ユニットにはさまざまなクルーを配置できるのもポイント。 |
キャナ☆メン:パイロットのカスタマイズ性は、『ワールド』以上に幅広くなっていますね。キャラクターアビリティっていう、個性付けと能力アップの特殊能力みたいなのがあるんですけど、それが“ニュータイプ”なんかの特殊なアビリティを除いて自由に購入できるようになりましたから。しかも、購入にキャラクターLvの条件があるアビリティも、先々どんなものがあるのか、最初からわかる。『ワールド』よりも自由に、計画的に、キャラクターを育成できるようになりましたね。
Mr.ハゲル:キャラクターアビリティは、どんなものが購入できるか、本当に最初から全部わかってしまうので、リストの量に圧倒されましたね(笑)。あと、原作キャラクターをスカウトするだけじゃなくて、マイキャラクターが作れるのもうれしいポイントでした。
ごえモン:マイキャラ作成はアツいです! 序盤、キャラクターの数が足りなかったので、見た目はジオン軍将校でボイスは成田剣さん、っていうマイキャラを早速作成したんですよ。そのマイキャラを育成するのが楽しい。どんどん敵にトドメを刺して撃墜数を稼いでは、ACE POINTをためてマイキャラを強化しています。絶対にステージのゲストキャラに経験値なんかやるものかと(笑)。
Mr.ハゲル:マイキャラを作ると、自分のオリジナル部隊で原作エピソードに介入するおもしろみが増しますよね。自分を主人公と妄想して、ステージをプレイできるのがすごく楽しい(笑)。マイキャラのボイスも男女30名の声優さんから選べるっていうのも、すごくよかったと思います。のめり込める!
▲ちなみに、スカウトできるパイロットの中には“容姿変更”という形で外見や名称が変わる者もいる。容姿が変わると能力も変わるので、好みや必要に応じて変更しよう。 |
▲キャラクターアビリティの購入画面。前作『ワールド』ではキャラクターごとに購入できるアビリティが決まっていたが、今作はその制限が消えた。「お気に入りのキャラクターなのにアビリティがイマイチ……」となる心配もなく、プレイヤーの好みでキャラクターを育成できる。 |
▲マイキャラクターは、外見が男女それぞれ20種、ボイスは男女それぞれ15名の声優から選択可能。設定できるBGMも92種用意されている。マイキャラクターを作るだけでも数時間かかるかも? |
キャナ☆メン:ボイスだけじゃなくて、『Gジェネ OW』はBGMにもこだわれますしね。“カスタムBGM”の機能を使えば、メモリースティック内のMP3データを取り込んでキャラクターのテーマ曲に設定できるので、もっとのめり込めると思いますよ。ゲーム未収録のBGMをキャラクターに設定して、より戦闘を楽しむこともできますから。
Mr.ハゲル:ああ、それは使ってなかったです。『Gジェネ OW』、どこまでこだわれるんだ(笑)。
キャナ☆メン:さっきのごえモンさんの話ともかぶりますけど、とことん“こだわり”を持てるのが、編成の楽しさであり『Gジェネ』の楽しさであると思います。戦艦にこだわって、クルーにこだわって、搭載するユニットにこだわって、パイロットにこだわって、ひと通りこだわってもまだ細かいところに愛を注ぐことができる。やり込みが「まだだ、まだ終わらんよ!」なゲームなんですよね。
→編成と戦闘のカギをにぎる“マスターユニット”と『ガンダム』感あふれる戦闘
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