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2012年9月19日(水)

アドルの少年時代も判明! “優しさ”だけじゃない本格アクションの歯ごたえも味わえる『イース セルセタの樹海』プレイレポート

文:アツゴロウ

■スミズミまで歩いて地図を埋めていくのが楽しい! 樹海の全域を踏破せよ!!

 本作では、広大な樹海の地図を作っていくのも目的の1つ。実際に足を運んだ場所は、オートマッピング方式で地図上に表示されていき、作成率が一定値を超えるごとに報酬としてお金やアイテムがもらえます。樹海にはアイテムの入った宝箱や、攻撃することで植物や鉱物が採取できるオブジェもあり、「あの先にお宝があるかも!」という感じで、ついスミズミまで探索したくなること請け合いですね。

 回避行動を連続で行うと高速移動ができ、敵を無視して進めるので、レベルアップそっちのけで探索を楽しめますよ。いきなりレベル違いの強敵に遭遇して、一撃で葬られるなんてこともありますけどね(汗)。

 そんな危険渦巻く樹海ですが、ダメージを受けても敵から離れて攻撃態勢を解いてしまえば、HPは自然に回復していきます。また、一瞬でパーティー全体の回復ができ、なおかつワープポイントでもある石碑も各地に配置されています。さらに、樹海の奥には跳ね橋や丸太など、起動させるとルートのショートカットができるようになるものも。どれも樹海の探索が快適になるような要素ばかりで、非常に助かりますね。

『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲樹海のマップには、宝箱や素材が採取できるオブジェの位置が表示されるので、アイテム集めがラクチン。石碑やショートカットの利用で長距離移動もすぐにでき、樹海をサクサク探索していけます。

 樹海には、歩くだけでは到達できない場所もあります。そんな場所で役立つのが、パーソナルアクション(PA)と魔法具です。

 パーソナルアクションは各キャラ固有のアクションで、アドルなら“光に触れて記憶を取り戻したり、イベントを進めたりする”、デュレンなら“カギ付きの宝箱を開ける”、カーナなら“ナイフ投げでオブジェを壊して道を切り開く”といったことができます。

 魔法具は冒険の途中で手に入る特殊なアイテム。装備することでアドルたちの体が小さくなったり、水の中に潜れるようになったりと、種類ごとの効果が得られます。どちらもダンジョンの謎解きやアイテム集めに必須なので、先に進めない時はこれらを使っていろいろと試す必要があります。

『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲パーソナルアクションが使用できる場所ではサークルが出現。操作キャラを交代して、誰のパーソナルアクションを使えるのか試しましょう。
『イース セルセタの樹海』
▲序盤で手に入る魔法具が“小人の腕輪”。アドルたちの体が小さくなり、虫の巣穴に入れるようになります。ただし、装備している間は戦闘能力が激減するので、敵との戦闘は極力控えたいところです。

■冒険の成功は地道な準備から! バラエティ豊かな拠点の施設にも注目

 冒険の出発地点であるキャスナンをはじめ、本作には拠点となる街や集落がいくつか登場します。拠点には武器屋や道具屋などの施設があり、これらを利用することで冒険が有利になります。ここでは、特に重要な施設について紹介しましょう。

 まず紹介するのは交換所。ここは樹海で得られる素材を、上位のものに交換する場所です。簡単に入手できる素材は“痛んだ葉”や“石炭”など、価値の低いものばかりですが、数をそろえれば交換所で“みずみずしい葉”や“鉄鉱石”といった、より価値のあるものに交換可能。交換した素材は売却してもオイシイのですが、装備品の強化にも使えます。

 強化は鍛冶屋で実行でき、攻撃力のアップから毒や麻痺などの状態異常の付与までできます。序盤では新たな街に行くたびに新しい装備が売られており、強化に頼る場面は少ないですが、中盤以降の使いどころは多そうな感じ。お気に入りの装備を見つけたら、ひたすら鍛えたいですね。

 他にも、人々からの依頼をこなすクエストを受注できる酒場や、アクセサリーを作成できるショップ、それと施設とは違いますが、素材(エサ)を上げると好感度が上がる動物もいます。やり込み要素もたくさんあるので、本編以外もバッチリ楽しめますよ。

『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲状態異常を付与する素材は貴重ですが、それだけの価値は十分あり。動物へのエサやりは、いいものをあげなかったり、イタズラしたりすると好感度が下がってしまいます。

→『イース』シリーズのデビュー作としてもオススメです!(4ページ目へ)

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