News

2012年9月19日(水)

アドルの少年時代も判明! “優しさ”だけじゃない本格アクションの歯ごたえも味わえる『イース セルセタの樹海』プレイレポート

文:アツゴロウ

 日本ファルコムが9月27日に発売するPS Vita用ソフト『イース セルセタの樹海』。その発売に先駆けて、プレイレポートを掲載します。

 1987年にPC用ソフトとして第1弾が発売されてから、今年でなんと25周年を迎える日本ファルコムの人気A・RPG『イース』シリーズ。25年前といえば、自分はまだ●学生……おっと、年齢がバレる。ともかく、それだけ長い歴史を重ねてきた『イース』シリーズ待望の最新作『イース セルセタの樹海』の発売日が、間近に迫ってきました。

『イース セルセタの樹海』

 高いアクション性や、赤毛の冒険家ことアドル・クリスティンの冒険を描いたストーリー性の高さなどで、多くのファンから支持されている本シリーズが、PS Vitaで登場します。グラフィックやアクションのクオリティはもちろん、システム面でもハードの性能をいかんなく発揮したものに仕上がっていると思います。では、その魅力をライターのアツゴロウがお伝えしていきましょう。

『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』

■アドルの新たな冒険の地……その名は禁断の樹海セルセタ!

『イース セルセタの樹海』

 それでは、まず本作のストーリーについて。主人公はもちろん、稀代の冒険家として知られるアドル・クリスティン。彼は若干17歳の若さで、古代王国イースにまつわる冒険を体験し、のちの世に百余冊もの冒険日誌を残したという、偉業の第一歩を踏み出します。

 『イース セルセタの樹海』はその冒険の直後、アドルが18歳の時の出来事を描いた物語。彼は次の冒険の地に、ロムン帝国領であるイスパニ北東部に位置する“セルセタの樹海”を選びます。

 ここは無数の樹木が生い茂る広大な森林地帯で、いったん足を踏み入れるとすぐに方角を見失う他、凶暴な獣が生息していることから、周辺の住民から禁忌の場所として恐れられる土地。アドルはここに一度入りますが、何かのきっかけで記憶を失ってしまい、樹海の玄関口であるキャスナンに戻ってきます。

 いったい樹海で何が起きたのか? アドルは真相を求めて、情報屋のデュレンとともに再び樹海の探索に乗リ出します。

『イース セルセタの樹海』
▲樹海での記憶どころか、自分が誰かすらわからない状態でキャスナンに帰還したアドル。彼の身に何が?
『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲デュレンはキャスナンを拠点に活動する情報屋。樹海に旅立つ前のアドルと知り合い、再会した後は成り行きで行動をともにすることに。情報屋としての経験と人脈、優れた格闘術でアドルを助けてくれます。

 物語は、アドルが樹海で出会った人々との再会や謎の敵の暗躍、樹海にかつて存在した王国の秘密などなど、プレイヤーの冒険心をくすぐる展開がてんこ盛り。ファンタジーが大好物な自分としてはたまりませんね!

 物語にかかわってくるキャラクターも、個性豊かな人物がそろっており、物語を盛り上げてくれます。今回のレポートは序盤までのプレイで、まだ登場人物すべてに出会ってはいませんが、元気いっぱいな女狩人・カーナや、強気だけど少々マヌケな軍人のレオ+部下2人とか、みんないい味を出してます。

 今回の物語のメインヒロインとなるリーザの登場も待ち遠しいですね。

『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲樹海でアドルの仲間に加わる4人のキャラクター。それぞれの目的を胸に秘め、アドルとともに樹海を冒険する彼らの活躍にも注目です。
『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲ヒロインのリーザに、高度な文明を持つ有翼人の生き残りであるエルディール。さらには、かつてセルセタ地方にあったという王国の建国王レファンスも登場。3人とも重要な人物のようです。
『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲キャスナンを支配している軍事国家・ロムン帝国の人々。女性ながら提督を務めるグリゼルダと、猪突猛進な駐留軍軍団長のレオは、帝国の利益や自分の名誉のために行動しているようですが、総督補佐のグルーダは、何やら怪しげな雰囲気。帝国への忠誠以外にも目的がありそうです。
『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲樹海を進むアドルたちの前には、敵となって立ちはだかる謎の人物の姿も。怪力のガディスと幻術使いのバミーは、どちらも手ごわそうです。序盤では顔見せだけですが、のちのち実際に戦う場合もあるはずです。

 ちなみに、アドルは冒険の過程で徐々に記憶を取り戻していくわけですが、その中には彼の子ども時代の記憶、すなわち彼が冒険家を志すきっかけとなった出来事なども判明していくのです。

 これまでシリーズを重ねながらも、ほとんど明かされることのなかったアドルの過去というのは、シリーズファンにはうれしいところ。シリーズ未体験の人にも、アドルの人物像がすぐに理解でき、感情移入しやすくていい感じだと思います。

『イース セルセタの樹海』 『イース セルセタの樹海』
▲イベントなどで過去の記憶を思い出していくアドル。幼いころから好奇心旺盛な子どもだったようです。

→進化しながらも『イース』らしさは健在! プレイ感覚をチェック(2ページ目へ)

(C)2012 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

1 2 3 4

データ

関連サイト