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2013年1月2日(水)

年末年始だけじゃ遊びきれない超ボリュームのRPG『Skyrim』を紹介&最新DLC“ドラゴンボーン”をレビュー【ゲームやろうぜ!】

文:てけおん

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『The Elder Scrolls V:Skyrim』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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 明けましておめでとうございます。てけおんです。今回は年末年始に遊びたいソフトということで、ガッツリとボリュームのあるゲームを……と考えていたのですが、「それならこのソフトは外せないじゃん!」ということでXbox 360版『The Elder Scrolls V:Skyrim(ザ エルダースクロールズ V:スカイリム)』を特別企画“ゲームやろうぜ!キャンペーン”でご紹介させてもらうことにしました。

 まずは本作を知らない人にざっくりとゲームの内容を紹介しましょう。本作は、世界中でヒットを記録したRPG『The Elder Scrolls』シリーズの最新作です。多くの人がファンタジーという言葉から連想する“剣と魔法とドラゴンの世界”の住人として自由に行動することが可能な作品なのですが、とにかく世界の作り込みがスゴイ。この作品のようにいわゆる“箱庭ゲー”に分類される作品は多数ありますが、中には“広さはあるけれど作り込みが……”という作品も少なくありません。プレイヤーが触れるオブジェクトが少なかったり、敵の種類が少なかったり。このゲームに限っては「そんな心配はご無用!」と、声を大にして言うことができます。

『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲発売されてからおよそ1年が経ちますが、いまだにゲームを遊んでいて「あ~、こんなイベントがあったんだ」とか「え、この場所にこの敵が出てくるの!?」などと驚かされることがあったりします。

 しかし2012年は本当にこのソフトに楽しませてもらいました。そんな本作の最新DLC“ドラゴンボーン”が12月21日にリリースされたことを受けて、その後の連休でじっくり遊ばせてもらいました。……クリスマスイブ? いいんだよ! お嬢様吸血鬼のセラーナちゃんと2人っきりで冒険しまくってたんだから!

『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲ちょっと血色のよくないこの娘がセラーナちゃん。「~ですわ」とか「~でしてよ」とか口調がすこぶるカワイイの。……戦闘中にうなり声とか上げて荒ぶることもあるけど、そこにツッコんではいけない。早く結婚できるパッチを出してください!

 そんなセラーナちゃんと旅するのが、モロウインド地方にあるソルスセイム島。島の南半分が灰に、北半分が雪に覆われた風光明媚な島です。この島に何をしにきたのか、もちろんただの観光というわけではありません。“最初のドラゴンボーン”――ドラゴンボーンとは、竜に立ち向かう力を持つ者――と言われているミラークを倒すことなのです。

『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲こちらがDLC“ドラゴンボーン”の舞台となるソルスセイム島です。▲スカイリム地方のある場所から出ている船に乗って、この島に行くことに。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲灰でできた異形“アッシュスポーン”。コヤツは、DLC“ドラゴンボーン”で登場する新たな敵です。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲新たな素材、新たな鉱石なども登場します。セラーナちゃんはなんでおれより先に鉱脈につるはしを入れてるのですか……。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲島内にあった“大地の岩”に触れたら、なぜかミラークのために働かされることに……。……ハッ! どうやら岩を触ったことで操られてしまったようです。セラーナちゃんの視線が痛いっ! この屈辱はミラークに返すことにします!
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲ミラークの足跡を追いかけていくうちに、彼の名を冠した“ミラーク聖堂”にたどり着きました。ここで見つけた“黒の書”を開いたら……。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲なんと異世界に飛ばされて、このDLCにおけるボス的存在“最初のドラゴンボーン”ミラークとご対面。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲セリフが完ッ璧に悪役そのもの! ぞくぞくしますねえええええ!!
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲この後も、数冊の黒の書に導かれて異世界とソルスセイム島を行き来することになります。この異世界は、本をモチーフにした幻想的な世界。これまで冒険してきた『Skyrim』世界の中でも、かなりファンタジー色の強いビジュアルデザインだと思います。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲このDLCで覚えられるシャウト“ドラゴンアスペクト”。最初はこの通りオーラが腕を覆うだけですが、私はあと2回このシャウトを強化することができるのです。これがどういう意味かわかりますか?▲そう、もっと強く、カッコよくなれるということッ! なんか少年マンガをほうふつとさせるカッコよさですね。1日に1回しか使えないという設定も、むしろカッコいい!

 主人公も今回の敵と同じくドラゴンボーンなのですが、いかんせん相手は“最初のドラゴンボーン”。いろいろな情報を集めていくと、強敵であることがだんだんとわかっていきます。それだけでなく、さらに大げさな存在までこの件に絡んでいることがわかり……。どんな存在が絡んでくるのかは、ぜひやってみて確認してくださいね。

『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲ミラークとの戦いにまつわるクエストがひと段落したら(ほったらかしでもいいのですが)、ゆっくりとソルスセイム島をめぐってみるといいでしょう。北では吹雪に見舞われ、南では火山灰が降ってくる寒暖の差が激しい島です。見るべきポイントもたくさんありますよ。
『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲スタルリムという、鉄のように硬度の高い氷を素材にしたアイテムも登場します。条件を満たせば自分でスタルリムの武具を作ることも。……スタルリムの剣を見て、なんとなく○リガリ君のことを思い出すのはてけおんだけでしょうか。

 そんなこんなで“ドラゴンボーン”のプレイレポをお届けしてまいりましたが、まだまだまったく遊び尽くせた気がしません。クエストやまだ足を運んでいない場所はいくつも残っていますしね。

『The Elder Scrolls V:Skyrim』 『The Elder Scrolls V:Skyrim』
▲DLC“ドラゴンボーン”のクエストをこなしていくと、なんとドラゴンに乗りスカイリムを飛び回るシャウトを覚えられます。▲“ドラゴンはウサギを狩るにも全力を尽くす”の図。これはひどい。でも巨人さんとの戦いはなかなか見応えありますぜ!

  →その他のDLCもちらっと紹介(2ページ目へ)

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データ

▼『The Elder Scrolls V:Skyrim(ザ エルダースクロールズ V:スカイリム)』
■メーカー:ベセスダ・ソフトワークス
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG
■発売日:2011年12月8日
■希望小売価格:7,980円(税込)

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