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2013年1月31日(木)

続編も想定してタイトルを決めた!? 発売後だからこそ語れる『神様と運命革命のパラドクス』開発者インタビュー【電撃日本一】

文:電撃オンライン

『神様と運命革命のパラドクス』

 日本一ソフトウェアが1月24日に発売したPS3用RPG『神様と運命革命のパラドクス』。その開発者インタビューをお届けする。

 『神様と運命革命のパラドクス』は、『ディスガイア』制作チームが手掛ける運命革命PRG。くじ引きが当たって神様になった超ラッキー(?)ボーイな主人公が、かわいい天使たちと一緒に、人間や物語の登場人物、宇宙人、果てはゾンビに至るまで、すべての者の願いを叶えるために奮闘する。

 お話を聞いたのは、プロデューサーの新川宗平さんとディレクターの山本雅博さん。ソフト発売前にもインタビューを掲載しているが、今回はソフト発売後ということで、より突っ込んだ内容についてもお聞きした。すでにプレイ中の人も、ぜひチェックしてみてほしい。

■タイトル名やキャラクターに関する開発秘話をチェック!

――ゲームクリア後に『神様と運命革命のパラドクス』というタイトル名を見なおすと、とても意味深な言葉になっていると感じました。このタイトルはスムーズに決まったのでしょうか。それとも、別案もあったのでしょうか。

新川:最初は全然違う名称だったのですが、紆余曲折あり、最終的にはこのタイトルに落ち着きました。開発スタッフからも募集するなどして、案はけっこう出しましたね、今回は。

 世界観やストーリーの片鱗を感じることができて、なおかつ他にない名称、そして続編も想定して最終決定をしました。

――ユニークな登場人物が多いゲームですが、性格やキャラクター名などの部分で、実在の人物や地名、伝承などをヒントにした部分などはありますか?

新川:日本一ソフトウェアとしては“キャラクターを立てる”ことは重視したいので、そこはかなり意識して作っています。また、どこにでもいるキャラクターだとつまらないので、独自性を持たせるようにしています。

 名前は“天使っぽい響き”を重視しました。苗字があるのは、「天使にも苗字があったっていいよね」という考えからです(笑)。

『神様と運命革命のパラドクス』
▲早乙女リリエルや綾小路シェリエルなど、本タイトルに登場する天使たちには、漢字の苗字が設定されている。

――ストーリー部分はほぼフルボイスとなっており、音声収録の量はかなりのものだったと思いますが、台本はどのくらいの厚みやページ数になったのでしょうか。また、音声収録時に印象に残っているエピソードがあれば、教えてください。

新川:台本は積み上げてみると40センチほどになりました。ページ数はご想像にお任せします(笑)。

 今回は『ラブライブ!』の皆様にご出演していただきました。実際にお会いしてみると、 今をときめくキラキラしたオーラを発されていましたよ。スタジオの中も華やいだ雰囲気でした。

――天使それぞれに特殊能力が用意されていますが、これはキャラクター設定を決めた後に決めていったのでしょうか。それとも、特殊能力を先に決めて、それをキャラクターに割り振っていったのでしょうか?

『神様と運命革命のパラドクス』
▲天使と一緒に2人でダンジョンに挑戦できる。回復や攻撃、サポートなど、天使によって異なる特殊能力を使える。

山本:キャラクター設定から決定されたもの、アイデア先行で後からキャラクターに振り分けられたもの、両方のパターンが存在します。クロウエルの場合は、アイデア先行のタイプになります。ダンジョン内でENを回復する機能について、クロウエルの設定が一番合致する形でしたので、彼女の特殊能力になりました。

――リリエルの「しいたけっ!」など、日本一ソフトウェアのゲームではおなじみの食べ物系の掛け声も用意されていましたが、その他にもユニークな掛け声は多いのでしょうか?

新川:開発スタッフのほうで毎回いろいろと仕込んでくれているので、実際にゲームをプレイしながら探してみてください!

→初心者に向けた、ちょっとした攻略テクニックもチラリ?(2ページ目へ)

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