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2013年4月15日(月)

『ドラゴンズドグマ』をプレイしていない人に送る! 『ダークアリズン』に完全収録されている前作部分の魅力を総まとめ

文:ヒビキタケル

 カプコンから、4月25日に発売されるPS3/Xbox 360用ソフト『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』。本作の魅力を、ライターのヒビキタケルが2回に分けてお届けする。

 カプコンが総力を結集して完成させたオープンワールドACT『ドラゴンズドグマ』の発売から、もうすぐ1年。『電撃PlayStation』で記事を担当したオレ、ヒビキタケルにとってもかなり遊び込ませてもらったタイトルだったなぁ。あれがもう1年前なのか……なんて感慨にふけっている場合じゃないよ! あの衝撃と興奮に、さらなる追加要素が入った『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』がいよいよ4月25日に発売になるのだ。

 『ダークアリズン』は続編という形ではなく、『ドラゴンズドグマ』の“新展開”と銘打たれているタイトル。『ドラゴンズドグマ』を丸々収録しつつ、新たな冒険の舞台である“黒呪島”も入っていて、さらに日本語フルボイス化も行われている。システム面でもかなり細かい調整が施されていて、まさに決定版と呼ぶにふさわしい内容。これで4,990円(税込)という値段は、良心的すぎる!

 今回は、前作『ドラゴンズドグマ』の魅力を紹介していきます。まだプレイしたことがない人にはまず知ってもらいたいし、前作をプレイした人にもおさらいの意味で読んでもらえるとうれしい。そして、この記事を読み終わるころには、『ダークアリズン』の発売前にもう1度前作をプレイしたくなる……ハズ!

■ハイファンタジーを舞台にしたオープンワールドACT

 『ドラゴンズドグマ』を語るうえで外せないのが、中世ヨーロッパ風のハイファンタジーの世界観をオープンワールドで冒険できるという点。舞台となるグランシス半島には、広大な平原や丘、森などさまざまな地形があり、ゴブリンやリザードマン、ハーピーなどさまざまなモンスターが生息している。

 ゲーム中のMAPには自分が行ったことがある場所のみ表示されるため、半島の隅々まで見て回ったのもいい思い出。「こっちに行くと、どんな敵がいて、どんな場所があるんだろう?」とドキドキしながら探索していくのが楽しい。クエストの目的地がまだMAPに表示されてない場所にあって「オイオイ、そんなところ行ったことねーよ!」とツッコミつつ、「でも行かなきゃなぁ?」とドキドキしながら進んだもんだ。

 また、ゲーム中では24時間の時間経過もあって、ちょっと遠いところまで行こうものなら、クエストの途中で夜になってしまうことも。夜になるとランタンの明かりがないと、本当に見えない状態になってしまうんだよね。対してモンスターは夜目が効くため、暗闇の中から突然ゴブリンやオオカミに襲われた時はかなりビックリしたわー! か弱い女の子を護衛するクエストの時なんか、モンスターの奇襲が怖くて安全な場所で朝になるまで待ってたりもした(笑)。そういうヒリヒリした“命がけの冒険感”が味わえるところが『ドラゴンズドグマ』の大きな魅力だと思う。

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲フィールド上にいるモンスターと戦闘! ゴブリンは見た目や体格が違う他、装備も個体ごとに細かく変わっているのにも注目してほしい。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲森の中をさまよっていたら、突然ドレイク(ドラゴン)に遭遇! 自分よりも明らかに強いモンスターが出てくることがあるのも、オープンワールドのゲームならでは。初めて会った時は、ブレスで瞬殺された(笑)。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲上空を飛んでいるモンスターに弓で攻撃すると、モンスターが降りてくるために戦うことができる。もちろん、見つからないように移動してやりすごすことも可能だ。

■細かいキャラエディットで自分の分身と相棒を作成!

 ゲーム開始時には、自分の分身となるプレイキャラを作成。体格や身長などはもちろん、顔や髪型などがかなり細かく作り込めるのも『ドラゴンズドグマ』の特徴の1つ。とはいえエディットは、モンタージュ写真のようにパーツを選んで作れるので、決して難しくはない。

 いかにも主人公らしいイケメンや美女はもちろん、筋骨隆々とした巨漢や老人、子どもまで作れる。自分にソックリなキャラを作れば、自分自身を『ドラゴンズドグマ』の世界に入れ込むことができちゃう。オレの場合は、現実よりちょっとだけ美男子にしたけどな(笑)! 加えて、相棒となるメインポーンのエディットも行える。自分と彼女(もしくは理想の異性)とか、脳内設定をガンガンふくらませて作れるのもいいね。

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲パーツを選ぶだけでできるため、誰でも簡単に作れるエディット。サンプルも豊富に用意されているので、そこから選んでちょっとアレンジするだけでもOKだ。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲作成したプレイヤーキャラの身長に応じてイベント時のカメラワークも変化。同じシーンなのに、身長が違うと見え方もかなり違う。こういうところも何気にスゴイ。

 メインポーンは、オンラインを通じて他のプレイヤーに貸し出しもでき、評価もしてもらえる。自分で作ったポーンが他の人の役に立ったり、お土産にプレゼントをもらってきたりするとかなりうれしい。あ、そうそう、ポーンの貸し借りは宿屋に泊まっている時に通信して行われる形になっているので、自分のポーンが誰かに借りられているから使えなくなる、なんてことはないので安心してね。

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲“リム”という石に触れることで、他のプレイヤーのポーンを借りられる。Lvや持っているスキルなどを指定して探すことも可能。オフライン状態でも、あらかじめNPCとしてかなりの数のポーンが登録されているので問題ない。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲ポーンは街中でもスカウトできる。オンラインにつないだ状態だと、いろいろな装備を持っているポーンやオシャレなポーンはついチェックしたくなっちゃう。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲借りていたポーンと別れる時は、評価や簡単なメッセージがつけられる。アイテムも送れるので、オレが借りた時はお礼の意味を込めてキノコとかを送っていた(笑)。

⇒次のページでは多彩なアクションとジョブを紹介!

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データ

▼『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』ダウンロード版
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年4月25日
■価格:4,990円(税込)
▼『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン LIMITED EDITION』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年4月25日
■価格:各9,990円(税込)
※イーカプコン専売

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