2013年6月15日(土)
これまでの『アトリエ』シリーズと同じく、ある程度スキルが解放されると、一気に調合のモチベーションが上がります。筆者の主観として、前作では“いかにCPをやりくりして属性値を上げて、アイテムの性能を引き出せるか”と“どこまで材料をさかのぼれば、お目当ての潜在能力を引き継げるか”というのがポイントだったと思います。
これは基本的に前作と同じなのですが、今作のキモとなるのがスキルを使いこなせるか否か。文字で書いてもなかなか伝わるものではないので、画面写真を使って調合のプロセスの例を説明してみましょう。
【プロセス1:材料の投入】
まずは名前からしてすごそうな“竜の秘薬”のレシピをチョイス。“蒸留水”、“竜素材(ドラゴンボーン)”、“臭い(とこしえの液体)”と放り込んだところ、かろうじて4つの属性値が10、水属性のみ40に達しました。
4つめの材料に、究極素材としておなじみの“ドンケルハイト”を投入していますが、ここはさらりと流すところ。“ドンケルハイト”には属性値がそれぞれ20ずつ付いていますが、全部合計しても火30、水60、風30、地30で、アイテムの効果を全部引き出すにはいろいろと足りません。
細かいことは気にせず、3つまで材料を放り込みます。ここで下の画面写真の中央部分に注目。“投入中の属性状態”の表示が、火3、水3、風1、地1と変化しました。これが何を意味しているかというと、火属性と水属性のスキルなら3ゲージ分、風属性と地属性のスキルなら1ゲージ分まで使えるという状態。ちなみに、画面右下の“アイテム属性”ゲージにそれぞれ黒い線で目盛り引いてあるのは、属性値の合計が一定を越えると、アイテムに秘められた性能が引き出されるというお約束のシステムです。
【プロセス2:アイテムの効果を引き出す】
さて、ここでいよいよゲージを消費して、火属性のスキル“力を注ぐLV1”を使って“ドンケルハイト”を強化です。すると、スキルの効果で“ドンケルハイト”の属性値がすべて20から40に!
そして、強化した“ドンケルハイト”を投入するとこの通り。アイテムの効果がすべて引き出せましたね。だが、まだだ……、まだコレだけでは終わらんのですよ!
【プロセス3:より強力なスキルを使用する】
“ドンケルハイト”の属性ボーナスは4属性×5ゲージ分。そう、これ1つ放り込んだことで、スキルが使い放題になっているのです。そこで、今度は火属性のゲージを5つ消費するスキル“力を注ぐLV2”を使って属性値を3倍にしてしまいます。スキルの使用先はもちろん“ドンケルハイト”。すると、先ほど40にした属性値がさらに強化されて120に!! こんなムチャな材料を錬金釜に放り込んだら、属性的な何かがあふれ出すんじゃないかと心配になります。
さらにスキルをもう1つ。釜に放り込む前に、今度は土属性を5ゲージ消費して“個数を増やすLV2”でアイテム数を2つ増量♪
【プロセス4:さらにスキルを駆使すると……】
まだ終わらない! お次は水属性のスキル“属性変換LV2”を使って、水属性ゲージ2つを風属性ゲージ2つにつけ替えます。こうして4つになった風属性ゲージを消費して、スキル“完全分裂”を使用。これは、CPを消費せずに材料を“投入したこと”にしてしまうインチ……もとい、素敵なスキルです。
投入したことにするのはもちろん、強化しまくった“ドンケルハイト”! 画面右下の“アイテム属性”を見ると、もう数値がおかしなことになってます。そして、“ドンケルハイト”の属性ボーナス効果で、再びスキルが使い放題に……。
とまあ、ここであげた調合例は少々ムチャが過ぎましたが、スキルを駆使するとどんなことができるのかは理解していただけたと思います。一般的な材料には属性ボーナスも1つか2つ程度。「こんな属性値出せやしないよ!」と思えるレシピでも、異なる属性間でボーナスをやりくりすれば、なんとかなってしまうところが楽しいのです(くどいようですが、“ドンケルハイト”のムチャな効果は例外中の例外です)。
ちなみに、1回の調合で同じスキルを複数回使うことはできないため、ゲームバランスが崩壊するような無限ループはありませんのでご安心ください。
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