2013年7月8日(月)
『M14』には数々の魅力的な新カードが登場しますが、セット全体で焦点となっている要素が2つあります。それは“スリヴァー”と“エンチャント”です。まずはスリヴァーを紹介しましょう。スリヴァーはクリーチャータイプの一種で、『MTG』の歴史のなかに何度も登場した人気の種族です。今回は各色のコモン・アンコモン・レアに1体ずつ、計15体のスリヴァーが登場しました。
スリヴァーの最大の特徴はあなたのコントロールするスリヴァー同士が能力を共有することよ。例えば《マナ編みスリヴァー》がいれば、あなたのコントロールするスリヴァーはみんなマナを生み出せるようになりますし、《歩哨スリヴァー》がいれば全員が“警戒”を持ちます。並べれば並べるほどさまざまな能力を持って強化されていくので、もしスリヴァーを使うならデッキ全体を“スリヴァーデッキ”にするといいんじゃないかしら。
特にスリヴァーすべてに“二段攻撃”を与える《骨鎌スリヴァー》と、同じように“絆魂”を与える《吸管スリヴァー》、“飛行”を与える《風乗りスリヴァー》は、ゲーム展開を大きく変えられる強力なスリヴァーです。もしスリヴァーデッキを組むならば、これらを中心に構築するのがいいわね。
▲レアのスリヴァーには強力なものがそろっています。スリヴァーデッキにはどうしても多色デッキになるので《魂の洞窟》のような色マナサポート手段と併用するのがいいでしょう。 |
もう1つ『M14』でフィーチャーされているのがエンチャントです。スリヴァー同様、各色の各レアリティごとにエンチャントがある他、オーラ呪文も多く収録されており、さらにエンチャント呪文を唱えることで何らかの能力が誘発するカードが複数枚収録されているわ。
これらのエンチャントはそれぞれがコンボするわけではないので“エンチャントデッキ”のようなものが組めるわけではありませんが、限定戦・構築環境ともにエンチャントの数が増えているということは覚えておいても損はないでしょう。
では、これから各色の注目カードを見ていきましょう。白・青・黒・赤・緑・アーティファクトと土地、という順番に紹介していきますよ。
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記事内イラスト:うさ城まに
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