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2013年8月1日(木)

『コンセプションII』齊藤Pスペシャルインタビュー! ヒロインの1人、トーリの声優に“モノクマ”の○○○○○さんを起用するプランもあった!?

文:まさん

――前作では、星の子の成長限界を伸ばそうとすると、主人公のレベルを上げるだけでなく、ヒロインと仲よくなって好感度を上げる必要がありましたね。今回はヒロインもダンジョンに連れて行けますが、彼女たちのレベルを上げないと成長限界が低くなってしまうのでしょうか。

 ヒロインのレベルも関係してきますが、ダンジョンに潜ってヒロインを強くするよりも、好感度の高さが重要になります。たとえレベル99のヒロインがいたとしても、好感度が低いと愛交ノ儀が未熟な儀式になってしまうので、あまり強い子どもは生まれません。今回は、好感度が高まれば高まるほどより長く、より激しい愛交ノ儀ができるようになりますので、彼女たちと仲よくすることが特に重要ですね。

『コンセプションII』

──「超巨大な敵は出てきますか? 4方向からだけの攻撃でなく、巨大な敵相手なら2層にして計8方向から攻撃できるということもできるかな?」(トトトさんの質問)

 今回は、そういう変更はしていません。実は前作の時に「初めてRPGを遊んだ!」というユーザーさんが多くいたんですよ。RPG慣れしているユーザーさんは複雑な進化を求めると思うのですが、初めて遊ぶ方の場合は“ポジショニングバトル”自体を理解するのに時間が掛かりますよね。ですから、まずは前後左右の4方向で位置取りするのが重要という基本システムをベースに、最大限遊べるという形を追求することにしました。

『コンセプションII』

――今、初めてRPGを遊ぶユーザーさんが多かったというお話を聞いて、かなり驚きました。

 前作での要望の中には、RPGをやり込む人たちから「ダンジョンが単調すぎる」という意見と、「もっと歯ごたえが欲しい」という意見もありました。今回は、メインストーリー部分はレベルを上げるとサクサク進めるようにしていますが、それだけでは物足りないという人たちにサブ迷宮を用意しています。

──「追加DLCや2周目など、クリア後のやりこみ要素はありますか?」(AXさんの質問)

『コンセプションII』

 先ほどお話したサブ迷宮ですね。他にも、今回は訓練所という施設を使うと、一度クリアしたダンジョンに高難易度で挑めます。レベル上げに利用することもできますし、クリアすると特別な報酬がもらえるので、そちらにも挑戦してもらいたいですね。訓練所では、途中でアイテムが一切ドロップせず、途中のフロアから再開することもできないので、ちゃんと自分で計画的にアイテムを持ち込まないとクリアできませんが、その分やりごたえがあると思います。

 DLCに関してですが、発売日以降に順次配信となる追加DLCを予定しています。その中に、強敵と戦えるミッションもありますよ。すでに発表済みのDLCに『ダンガンロンパ』のモノクマが参戦するミッションがありますが、これはプロデュースを担当している僕と寺澤が、そのまま『ダンガンロンパ』も担当している縁でできたものです。もちろん、本作をRPGとして楽しみたい人は、こうしたDLCで強い敵キャラが配信されますので、じっくり楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

――RPG好きには楽しみな話ですね。逆に、そうしたRPGに慣れていない人への救済措置などはありますか?

 戦闘が難しいと思う方は“オートバトル”を使ってみてください。これは、すべてのキャラを自動で動かしてくれる“フルオート”と、主人公だけを操作する“セミオート”の2つを使い分けられるんです。まずはオートバトルで各キャラクターがどんな行動をしているのか、どんなスキルを使っているのかというところを見ていただいて、バトルの感覚をつかんでいただくとわかりやすいと思います。オートに慣れてきたら、今度は手動で遊んでほしいですね。

──「特殊技のセブンスバレットは、どれくらい種類がありますか?」(リムさんの質問)

 成長するとより強力になっていくのですが、1人が2種類ずつ持っています。セブンスバレットは、ザコ戦でも気軽に使っていける必殺技という位置づけですね。例えば、深い階層まで下りていく時、ちょっと強い敵に出会ったら、セブンスバレットで戦況をひっくり返すといったことができます。対照的に、本当に強力なのだけれど頻繁には使えないのが、星の子の合体技“GASSIN”です。GASSINは、星の子を作るのに必要な“キズナポイント”を大幅に消費してしまうので、ボス戦での切り札に限定して使うといいと思います。

『コンセプションII』 『コンセプションII』 『コンセプションII』

──「誠に失礼ながら、前作では星の子たちの技がそれぞれ合わさってエフェクトがごちゃごちゃしてしまい、どれも同じように見えてしまったのですが、戦闘に関して何か改善、変更点はありますか? 戦闘面以外は好きだったので、もし改善されているのならぜひ買いたいのです!」(シェスティンさんの質問)

 バトルに関しては、前作よりもスッキリ感を出すことを意識しました。モーションもヒットするまでの感覚を早め、死亡時のエフェクトも敵が倒れながら消えるといったテンポアップを図っています。前作同様に早送りの倍速バトルもありますが、それを使わなくても、画面がスッキリ見られる形に調整しているのと、カメラアングルも意識していろいろと調整しています。改善という意味ではテンポアップして見やすくしつつも、ウリであるワラワラバトルはより強化していますね。

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→プラットフォームの違いは? ヒロインたちの
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データ

▼『コンセプションII 七星の導きとマズルの悪夢』(ダウンロード版)
■メーカー:スパイク・チュンソフト
■対応機種:PS Vita/3DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2013年8月22日
■価格:5,600(税込)

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