【レビュー＆攻略】『アルファディア ジェネシス』大作をお手軽かつ短時間で！ スマホならではの新作RPG（電撃おすすめアプリ 第80回）

文：石田賀津男

■シリーズ初の3Dに挑戦した本格派RPG

　ゲームシステムはオーソドックスなRPG。フィールドは2Dですが、バトルシーンはフル3Dで展開されます。KEMCOはこれまで2DのRPGを数多く作ってきましたが、3Dでこれだけ気合を入れた大作を作るのは初めてのこと。しかしキャラクターの動きや技のエフェクトなどもキレイに描かれており、クオリティは十分です。

　インターフェイスはタッチ操作とバーチャルパッドの両方を好みで選べます。タッチ操作では、移動したい場所や調べたい場所をタッチするとそこに移動。画面にタッチしたままにすれば、その方向に歩き続けます。バトルでは行動とターゲットを順にタッチで選ぶだけ。マニュアル不要の直感的な操作を実現しています。スマートフォンでの操作がよく考えて作られています。

▲フィールドの移動は行きたい場所をタッチするだけ。とてもシンプル。

▲バトルシーンは3Dで描かれます。とんでもなく巨大なモンスターが現れることも。

　バトルでは、“ブレイクスキル”と“エナジ技”という2種類の技を使えます。“ブレイクスキル”は大ダメージを与えつつ特殊効果を与えるもの。武器固有の技なので、キャラクターごとに異なります。“エナジ技”はいわゆる魔法で、攻撃や回復、補助など様々な種類があります。こちらは属性が付与された指輪を装備することで、誰でも好きな系統の“エナジ技”を覚えられます。

　“ブレイクスキル”と“エナジ技”は、使用時にどちらもEP（エナジ力）を消費します。強力な“ブレイクスキル”をガンガン使って敵を倒すもよし、“エナジ技”の回復を頼ってEPを温存するもよし。敵と味方の状況に応じて戦略を組み立てる楽しみがあります。

　また本作では、バトルに出られるのは4人ですが、仲間は5人以上になります。バトルに出られないキャラクターはサブメンバーとされ、そのキャラクターに応じて、全キャラクターにステータスボーナスが得られます。またバトルで攻撃を続けると右下のゲージが増えていき、満タンになるとサブメンバーと力を合わせて攻撃する“サブメンバーアシスト”を発動できます。

　“エナジ技”のおかげで、キャラクターの個性はプレイヤーがある程度自由に決められます。「好みのキャラクターしか使いたくない！」という人も十分対応可能です。またサブメンバーのレベルは、バトルに出さなくても上がっていきます。サブメンバーとの入れ替えはすぐにできますので、いろいろなキャラクターを使いたい人も安心です。この自由度の高さは本作の魅力の1つと言えます。

▲“ブレイクスキル”と“エナジ技”は強いだけでなく、固有のエフェクトもあって爽快です。

▲サブメンバーと力を合わせて攻撃する“サブメンバーアシスト”。ダメージだけでなく補助効果が付くものもあります。

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データ

関連サイト

• 『アルファディア ジェネシス』公式サイト