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2013年8月14日(水)

【レビュー&攻略】『アルファディア ジェネシス』大作をお手軽かつ短時間で! スマホならではの新作RPG(電撃おすすめアプリ 第80回)

文:石田賀津男

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■本格的でもモバイルならではのサクサクプレイ!

 なかなか充実したシステムがある本作ですが、実際の手触りはとてもライトです。まずバトル時には、オートバトルを選択できます。いくつかの作戦から好みのものを選んでおけば、攻撃から回復まで自動的にやってくれます。不意に大ダメージを受けてオートでは立て直しが辛そうな時は、ワンタッチでオートバトルを中断できます。レベル上げなど作業的になりがちな部分は、これでとても快適になります。

 移動時も、マップ上の移動は速すぎるほどスピーディで、最初は戸惑うくらい。フィールドでのエンカウント率も比較的低めでストレスがありません。さらにワンタッチで表示できるワールドマップには次の行き先が示されていて、迷うこともありません。ダンジョンも1つ1つはそれほど長くなく、入って10分程度にボスまで到達できるものも多くあります。

 これだけサクサクと進行できるのは、やはりモバイル環境でのプレイを意識したものだと思われます。これならちょっとした移動時間でも、イベント1つ分くらいを終わらせたりできるので、少しずつプレイしたい人にはありがたい設計です。さらにセーブはフィールド・ダンジョン問わずどこでも可能。さらに手動セーブとは別にオートセーブ機能もあり、短時間プレイの対策はばっちりです。

 「それでもまだ難しい、ヘビーだ!」という方には、イージーモードも用意されています。イージーモードでは敵が弱くなり、冒険途中に回復ポイントが出現するようになります。なおモードはゲーム開始後もコンフィグで随時切り替えられるので、とりあえずノーマル、難しいと思ったらイージー、という遊び方も可能です。

『アルファディア ジェネシス』 『アルファディア ジェネシス』
▲オートでサクサクとバトル進行。命令次第では回復もしっかりやってくれます。

 見た目は3Dグラフィックも使った本格的なタイトルですが、遊んでみるとサクサク進めるための気配りが随所に感じられます。モバイル向けの手触りをきちんと残しつつ、世界を冒険する大作の楽しさはきっちり盛り込まれた、まさに至れり尽くせりな作品に仕上がっています。

 私から特にオススメしたいのは、「昔は結構RPGを遊んだけれど、最近は時間がなくて……」という方。本作をプレイしていただければ、RPGの楽しさを思い出せること間違いなしです。

■ワンポイント攻略「サブメンバーで回復を!」

 大変親切なゲームなので、あまり苦労はないかと思いますが、あえてギリギリなプレイをしたい場合の攻略のコツを。バトルに出た4人の回復は、サブメンバーの“エナジ技”を使うと効率的です。これでバトルメンバーは戦闘中に使うためのEPを温存できます。

 そのためにはサブメンバーにも回復できる“エナジ技”を覚えさせておかねばなりませんが、さほど大変な作業ではないので、序盤にささっと全員覚えさせてしまうのがオススメ。バトル中に大ダメージを受けた時のリカバリーも楽になります。

『アルファディア ジェネシス』 『アルファディア ジェネシス』
▲EPを無駄なく効率よく使えば、攻略も一段と楽になります。

●石田賀津男’s profile

石田賀津男

 “電撃文庫の電子書籍”という字面だけ見ると困惑するって話は置いといて、峰守ひろかず先生の『ほうかご百物語』が電子書籍化されたそうです。妖怪モノ、百物語とくれば、夏の季節にもぴったりな1冊。そう期待してページをめくった方は、読み終わるまでに「イタチさんかわいい」と108回唱えることでありましょう。「百物語なのに108回かよ! ていうか夏関係ねえよ!」と言われても、そういう内容なので仕方ないのです。(Twitter:@wis_Arle/ブログ:ougi.net


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データ

▼『アルファディア ジェネシス』
■メーカー:KEMKO
■対応機種:Android
■ジャンル:RPG
■配信日:2013年8月1日
■価格:1,000円(税込)

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