2013年8月16日(金)
物語は、場所移動を繰り返して情報収集していく前半パートと、前半パートで得た情報をもとに迫りくる苦難や脅威に立ち向かっていく後半パートの2つに分かれています。また、今作には時間の概念があり、日中は“あけぼの”、“あさ”、“ひるなか”、“ひるさがり”、“たれそかれ”の5つに、夜間は“よいのくち”、“よる”、“うしみつ”という3つで区切られているため、行動を起こすごとに時間が進行。特に前半パートでは、そのタイミングによって発生するイベントや得られる情報が変化するため、個人的に周回プレイは必須ではないかと思われます。
▲ゲームブックと言っても、本アプリでは時間の経過やページのジャンプは自動で行われるため、慣れてない人でもアドベンチャーゲーム感覚で楽しめます。なお、現在のプレイヤー状況は画面右上にあるステータス表示でいつでもチェック可。地図もメニュー画面からすぐ表示できるので、簡単操作で手軽にゲームブックの深みを体験できます。 |
上述した情報収集とあわせて重要となるのが、霊感体質の主人公が持つ特殊能力です。これには、“霊視”と“霊査”、そしてiOSアプリから新たに搭載された“霊観”という3つの能力があり、それらを要所要所で発揮することによって、本来知り得ない情報や存在を感じ取ったり、時には苦しい状況を打破していくことになります。ただし、これらの能力を使用するごとに、霊力点と呼ばれるポイントが一定数減っていくうえ、すべてを使い果たしてしまうとゲームオーバーとなってしまうので、ここぞという場面で使用しましょう!
ちなみに、ゲームスタート時の霊力点は50点。作中、選択肢によっては回復することもできますが、個人的には貧乏性なのでケチケチ使うことをオススメします(笑)。
■ 霊視(れいし) ■
▲その場の簡単なヒントが得られたり、怪しい気配を“なんとなく”感じることができる。場合によっては、あまり必要のない情報が得られることも。 |
■ 霊査(れいさ) ■
▲霊視よりも、“鮮明に深く”その場の状況を察知することができる。ただし霊視同様、必ずしも役に立つ答えが得られるとは限らない。 |
■ 霊観(れいかん) ■
▲iOSアプリから追加された新機能。作中に登場する謎かけ歌や古い和歌に隠された本来の意味を直観的に感じ取ることができる。 |
→次のページでは、本作の魅力をご紹介します!(3ページ目へ)
(C) Shio Yuuji / Soudasha Inc. / Faith Wonderworks, Inc.
データ