2013年9月5日（木）

『ドラッグオンドラグーン3』キャラデザ担当・藤坂氏インタビュー。伝説の学園恋愛ゲーム化企画“エンジェレグナ”もチラリ【電撃DOD3】


▲左が藤坂公彦さんで、右が柴貴正さん。

　スクウェア・エニックスが12月19日に発売するPS3用ARPG『ドラッグオンドラグーン3』。今回は、そのキャラクターデザインを手掛けるイラストレーター・藤坂公彦さんと、プロデューサーである柴貴正さんへのインタビューの第2弾をお届けします。

　ウタウタイ姉妹に関するデザイン秘話が続々と明かされる中、次なる話題は姉妹たちのバストサイズ!?　さらに、『DOD2』時代に話題を呼んだ伝説の企画“エンジェレグナ”に関する思い出話もお聞きしました！

【インタビュー参加者のプロフィール】

●藤坂公彦　ミストウォーカーに所属する、本作のキャラクターデザイナー。シリーズすべてのキャラクターデザインを手掛けており、本作では登場人物たちはもちろん、一部のエネミーもデザインしているとのこと。

●柴貴正　スクウェア・エニックス所属のプロデューサー。『DOD』シリーズすべてのプロデュースを務めている。その他の代表作に『ロード・オブ・ヴァーミリオン』シリーズなどがあり、ダークファンタジー作品に縁が深い。

●松下忠嗣（TDB）　今回のインタビューの聞き手。電撃PlayStation、電撃オンライン所属の編集。本作はもちろん、『DOD1』『DOD2』『ニーア』の記事を担当してきた、生粋の紅い瞳の信者。

――では、次はフォウ。姉妹の中で唯一の処女・フォウさん。姉妹の中で最も『DOD』っぽいキャラとして、ネットとかでの反響はすごいみたいですね。

柴：そうなんですか？　どのへんが『DOD』っぽいんでしょう。

――見た目は真面目で品行方正だけど、ひっくり返すとすごくネチネチしてるからじゃないですか？　フリアエやハンチの匂いがするって意味で。ヨナもそうお……僕もそう思います。

柴：あぁ、なるほど。たしかにその系統のキャラですね。

藤坂：ちなみにこの子、最初はパンツキャラだったんですよ。

――おお、『DOD2』のマナ以来のパンツキャラ。

藤坂：この子はいろいろ悩んだというか、ラフをいっぱい描いています。外には出さない自分のアイデアラフみたいなものは、髪型も含めてかなりの数を描きました。髪型も最初はショートカットでしたからね。

――えっ、それはなかなか想像がつかないですね。

藤坂：最初は彼女こそがボーイッシュな髪型で、ラフを進めていたんですよ。

柴：でも、ツインテールがいいってね。

藤坂：そうお願いされまして。結果、かなり女の子っぽい感じになっちゃいました。

――こんなにかわいい女の子なのに、見た目に劣等感を抱いてるんですよね……。

藤坂：フォウは、このコートを脱いで籠手を取った時の格好がかわいいんですよ。ラフでしか描いてないと思いますけど。


▲藤坂さんが描かれる紋様は、とにかく細かくて凝視しがいがあります。ちなみに私ことTDBは、編集部で脚部をガン見する時は紳士の目になるよう心掛けております。

――見たいですね、そのラフ。何かの機会にぜひ見せてほしいです。どうせならフォウ特集をやりますか！

柴：ずいぶん細い特集（笑）。

――ちなみに、足に履いているのはスパッツですか？　すごい紋様にこだわってるというか、めっちゃ細かいですよねこれ。

藤坂：ああ、足の紋様にもこだわりましたね。格闘装備担当ということで、脚にも特徴が必要だと言われていたので、なんかこう、オーラみたいな光がここから漏れ出すイメージです。で、キックがすごい威力になる。

――うーん、なるほど。じゃあ、足のこの紋様にも何か意味があるかも知れないってことですね。

藤坂：まぁ、ないかもしれないです（笑）。

――なんですか、その含みのある笑顔は。では、最後はファイブさん。セクシー担当の末っ子。

藤坂：ファイブは……そうですね。おっしゃるとおりのセクシー担当で、死にたがりってキャラにしてました。

――自虐キャラ？　そんな設定ありましたっけ？

柴：いえ、ないです。あくまで藤坂さんの中での設定でしょう。

藤坂：はい。最初のラフの段階では、そういう方向性でイラストとかを描いていたってことです。あのでっかい胸に剣とかを刺して死のうとするんだけど、いつも死ねないっていう（笑）。

――正直、そんな儚げなイメージはないですね。

柴：ファイブは、プロジェクトのかなり冒頭でラフがあがっていたキャラだから、藤坂さんなりに手探りで描いてくれてたってことですよね。

藤坂：まだどうなるのかはっきりとわかっていない時期だったので、キャラづけを模索していたんでしょうね。

――ちなみに、よく見るとこの子だけすごく中世っぽい感じになってますよね。きらびやかな装飾とか、色使いとか。

藤坂：そういう部分は、あえて残そうとがんばったキャラクターです。まぁ、僕の中では最近、中世感とかは無視し始めてるんですけど（笑）。でも、こういったキャラが1人でもいると、デザイン的にはぐっと締まると思っています。

――ここで、ちょっと電撃っぽい質問をしたいんですけど。藤坂さんの中で、各ウタウタイのおっぱいのカップってどれくらいの設定なんですか？

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