『モンスターハンター4』レビューでジャンプ攻撃や新武器の手触り感をお届け！ 気になる新モンスターはどんな生態なの？

文：る～ぱ

　最後のテーマはモンスター。今回は序盤に登場するテツカブラ、ケチャワチャ、アルセルタスについて狩猟したときの感想を語っていきたいと思います。

■テツカブラ……巨大な体からは想像ができないほどの俊敏なアクションが脅威！

　鬼蛙の名を持つテツカブラは、2対の牙が特徴の巨大なモンスター。カエルのようにピョンピョン飛び跳ねながらハンターに襲い掛かります。牙をショベルカーのように使い巨大な岩を持ち上げるアクションに要注意。持ち上げた岩はそのまま砕いて周囲にダメージを与えるだけでなく、壊さずに地面に置いて守っている姿を確認しました。

　岩を設置されると動きが制限されたり、逃げ道を封じられたりするため、非常に立ち回りにくくなります。設置された岩は、テツカブラの攻撃によって破壊されるようで、岩の近くにいると思わぬダメージを受けることがあるので気を付けたいところ。なお、岩の破壊によるダメージは岩の大きさに比例するようで、超巨大な岩を持ち上げたときは回避に専念したほうがいいかも。

　狩猟して感じたのが、まずテツカブラの身体が想像以上に大きいこと。こちらの攻撃が当たる距離まで接近すると、モンスターの挙動が見極めにくく、反撃を受けることが多々ありました。また、持ち上げた岩をいつ破壊するかわからないため、剣士系の武器だと頭部を狙いにくかったですね。側面から接近しても、左右に転がるアクションがあるので、油断は禁物です。

　全体的にスキが少ない印象を受けるテツカブラですが、前述のように体が大きいため、ジャンプ攻撃を当てやすいという特徴があります。ジャンプ攻撃によるダウン狙いの立ち回りがポイントになりそうです。

■ケチャワチャ……高低差のフィールドを自在に動き回る奇猿狐

　ケチャワチャは、その外見の通り身軽な動きを得意とするモンスター。また、大きな耳をムササビのように広げ、飛行からの攻撃を繰り出すことも。

　最大の特徴は、高低差のあるフィールドを縦横無尽に駆け回る俊敏さで、天井にぶら下がって攻撃をしたり、高所や低所からのブレス攻撃などトリッキーなアクションでハンターを追い詰めます。特に、二重底があるフィールドはまさにケチャワチャの独壇場……だと思ったのですが、ぶら下がった頭上から攻撃するとダウンしたり、天井に挟まって動けなくなったりと、やや間の抜けたところがユニークなモンスターです。

■アルセルタス……上空を飛びまわる昆虫型のモンスター

　鋭い角を持った外見を持つアルセルタス。中型モンスターということで純粋な攻撃力自体はやや控えめです。ただし、体液の噴射を受けると一撃がかなり痛くなるため、対処手段は用意しておきたいところ。

　基本的につねに飛行しているのですが、そこまで高空を飛んでるわけではないので、ある程度のリーチならば問題なく攻撃できます。また、ティガレックスのように壁を背にしていると、突進攻撃で角が刺さり動きが止まるので、攻撃を当てること自体は苦労しませんでした。

　リーチの短い武器の場合は、ジャンプ攻撃を意識して立ち回るといいかもしれません。一番困ったのがペイントボールが切れて姿を見失ったとき。壁に張り付いていることが多く体も大きくないので、見逃してエリアを走り回ったことが何度かありました。　

■人気タイトルに恥じない文句ナシのデキ！　秋の夜長にオススメの一本です!!

　今回紹介した新モンスター以外に、既存のモンスターも高低差を利用したアクションが多数追加されていました。そのため、シリーズをやり込んだハンターたちも新鮮な感覚で狩猟が楽しめると思います。なお、全然触れられなかったオトモ関連ですが、メインオトモは自分好みのアイル―にキャラメイクできるようになっています。2匹のオトモが協力して出す攻撃、ネコ式火竜車を始めとする各種合体技にも期待したいところ。

　他にも看板モンスター“ゴア・マガラ”や新たな状態異常の“狂竜ウイルス”といった新要素は、どのように狩猟や物語に関わってくるのか？　興味と疑問は尽きません。今回は序盤のハンターライフを体験しただけですが、間違いなく年内はこのソフトをずっと遊んでいると思います。まだまだ暑い日が続きますが季節はもう秋。秋の夜長に狩猟生活を始めてみませんか？　ただ、ハマりすぎて寝不足になっても責任は取れませんので、あしからず！

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