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2013年10月8日(火)

日本一ソフトウェアのキャラが大集合! 『ゼクス』の『EXパック 日本一ソフトウェア』でイグニッション久保田さんと遊んでみました

文:カワカミ雁々

■続いてフロンデッキを使ってみました!

 次に使ってみたのは白単のフロンを中心としたデッキ。久保田氏は何やらアヤシげな緑黒のエトナ・プリニーデッキだということです。先手を取ってパワー5000のゼクスで攻め始めるこちらに対して、マリガンをしても初手がかんばしくなかった久保田氏は1ターン目にパワー5000のゼクスを出せない展開に。こちらは続くターンもゼクスを展開してプレイヤースクエアを突破し、久保田氏にダメージを与えます。これはいけるか!?

 しかし、3ターン目から少し雲行きが怪しくなり始めます。リソースに“プリニー”が5枚以上あるとパワーが+1000される《1000匹いるプリニー》が早くも条件を満たして常時5500にパワーアップ、さらに破壊されると手札から“プリニー”を出せる《史上最弱!主人公プリニー》が立ちはだかります。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲パワー6000の《史上最弱!主人公プリニー》を倒したら、パワー5500の《1000匹いるプリニー》がおかわりで出てくるという堅い守り。序盤、この守りを突破するのはかなり大変そうです。ちなみに《1000匹いるプリニー》には4種類のイラストが用意されているとのことですが、久保田氏はこのベロを出しているイラストが一番お気に入りだとか。

 ゼクスを並べて攻めを継続させていきたいところですが、ここで手札を捨てて低コストのゼクスを破壊する《プリニーを投げるエトナ》が登場。しかし《史上最弱!主人公プリニー》も手札を消費するカードなので両方活用するのは難しいはず……と思っていたら、《福利厚生なし、20時間勤務》で手札を回復されてしまいました。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲久保田氏のデッキはいろいろな手段で“プリニー”を利用するデッキになっており、それを回す潤滑油のようなカードが《福利厚生なし、20時間勤務》だとのこと。それにしてもスゴイカード名ですよね。

 このように“プリニー”を絡めたコンボが回り出し、戦線をこじ開けるのが少し難しくなってきたので、こちらも攻めの手を休めて自軍エリアの守りを固めることにします。チャージの“フロン”を復活させる《がんばるフロン》と自軍エリアのゼクスを強化する《海で遊ぶフロン》を並べてガッチリ守りを固めます。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

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▲白は“フロン”がメインキャラクターとなっています。チャージからの復活やゼクスのパワーをマイナスする能力など、こちらも非常に白らしいラインナップですね。

 お互いに守りに入ったことでゲームはこう着状態に。しかし、久保田氏はリソースをためたところで《容赦のない悪魔エトナ》をプレイ。ゼクスを破壊する能力で《がんばるフロン》を倒し、《海で遊ぶフロン》も破壊されてしまいます。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲序盤は5コスト7500としてプレイしてよし、中盤以降はオールマイティな除去能力つきゼクスとして活躍とスキのないカードです。「はー。こういうヤツ、苦手なのよね~」と言いながらあっさりと敵を倒すフレーバーテキストもいい味を出しています。

 一気にピンチになりますが、こちらのライフ3に対して、序盤の展開が悪かった久保田氏はライフ1。なかなか思い切った攻めができない状況です。そこでこちらは久保田氏のデッキ切れを狙うことに。2枚目の《がんばるフロン》でひたすら粘っていきます。そして、デッキももう残り数枚となったところで、久保田氏がさっきとは違う“エトナ”をプレイ。

『Z/X -Zillions of enemy X-』

 トラッシュから“プリニー”を2体復活させられるだけでなく、トラッシュのカードをすべてデッキに戻すことができるという、とんでもない効果を持っています。これにより久保田氏のデッキは回復し、デッキ切れによる勝利を目指す筆者のプランは崩壊してしまっただけでなく、2体復活したプリニーによりスクエアまで制圧されるという状況に! ここからはさすがに再逆転とはいかず、プレイヤースクエアを攻められて負けてしまいました……。《プリニーマスターエトナ》、なんと恐ろしいカードでしょう。

『Z/X -Zillions of enemy X-』

 序盤は一気に攻めて勝利できるかと思いきや、“プリニー”を使った粘り強い戦略に絡め取られてしまった感じですね。《福利厚生なし、20時間勤務》や《史上最弱!主人公プリニー》といった“プリニー”を絡めたギミックが非常に強力、かつ楽しそうでした。

 もちろん“フロン”デッキにも、超強力カードが搭載されていました。今回は序盤リソースに置いたら最後まで手札に来なかったのですが《覚醒天使ピュアフロン》や《ピースするフロン》は今後他の弾を混ぜた対戦環境でも使われるスペックのカードではないでしょうか。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲《覚醒天使ピュアフロン》は、イベントと能力の起動を封じてしまえます。パワーも10500と高く、《月影葬送牙》などで除去されないので非常に頼もしいですね。《ピースするフロン》は相手に対象として選ぶことを強制できるので、相手は自軍のゼクスのパワーを強化したくても《ピースするフロン》を選ばなくてはならない、なんていう状況を作り出せます。

 白単“フロン”デッキと、黒緑“エトナプリニー”デッキのレシピはこちらです。さらに、今回は使用しませんでしたが“アサギ”や“アデル”を中心にした青デッキのレシピも紹介しておきます。青デッキはスクエア移動を絡めたデッキになっていて、他のデッキに比べるとちょっとプレイングが難しいとのことですが、皆さんぜひぜひチャレンジしてみてくださいね。


■デッキ名:白単フロン

【プレイヤーカード】
 フロン

【ゼクスカード】
 E02-042ぷんぷんするフロン 4
 E02-043せくしーなフロン 4
 E02-044寝そべるフロン 4
 E02-045バーニングフラッシュなフロン 4
 E02-046張りきるフロン 1
 E02-047海で遊ぶフロン 3
 E02-048堕天使フロン 3
 E02-049天然ボケのフロン 4
 E02-050ピースするフロン 4
 E02-051がんばるフロン 4
 E02-052覚醒天使ピュアフロン 4
 E02-054新米天使リリエル 4
 E02-056業欲の天使アルティナ 3

【イベントカード】
 E02-060愛を説く堕天使 4


■デッキ名:黒緑プリニー

【プレイヤーカード】
 なし

【ゼクスカード】
 E02-062プリニー使いの荒いエトナ 3
 E02-068プリニーを投げるエトナ 3
 E02-070容赦のない悪魔エトナ 4
 E02-103プリニーマスター エトナ 2
 E02-082がんばるプリニー 4
 E02-0831000匹いるプリニー 12
 E02-084一休みするプリニー 4
 E02-085冒険するプリニー 1
 E02-086史上最弱!主人公プリニー 4
 E02-087しぶといプリニーアサギ 4
 E02-089ダンディなプリニーカーチス 4
 E02-090偉そうなプリニーラハール 2

【イベントカード】
E02-080福利厚生なし、20時間勤務 3


■デッキ名:青単アサギ

【プレイヤーカード】
 アサギ

【ゼクスカード】
 E02-022まどろむアサギ 4
 E02-023ご機嫌なアサギ 4
 E02-024制服のアサギ 4
 E02-025パジャマのアサギ 4
 E02-026ぷかぷかしているアサギ 4
 E02-027臨戦態勢のアサギ 1
 E02-028食パンくわえたアサギ 4
 E02-029主人公になることを誓うアサギ 4
 E02-030無表情なアサギ 4
 E02-031狙い撃つアサギ 4
 E02-032浜辺のアサギ 4
 E02-033打倒ゼノンを誓うアデル 4
 E02-034ロザリーを守るアデル 2

【イベントカード】
 E02-040スイカ割り 3

→パックの開発経緯や『うたの☆プリンスさまっ♪』のコラボなどに迫る!
イグニッション久保田氏のインタビューを掲載(3ページ目へ)

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