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2013年10月8日(火)

日本一ソフトウェアのキャラが大集合! 『ゼクス』の『EXパック 日本一ソフトウェア』でイグニッション久保田さんと遊んでみました

文:カワカミ雁々

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■EXパックに第6弾ブースター、『ゼクス』のさらなる展開について聞いてみました!

 最後にこの『EXパック 日本一ソフトウェア』や、先日開催された“秋葉原ゼクストリーム”、そしてアニメなど今後の展開について久保田氏にお話をうかがったので、そちらをお届けします。

『Z/X -Zillions of enemy X-』

――今回、去年発売された『EXパック 英雄達の宴』のようなオリジナルのものではなく日本一ソフトウェアの作品を使ったEXパックを製作されたのには、どういった経緯があったのでしょうか。

 皆さんのおかげで『ゼクス』は1周年を迎えることができて、何か記念にやりたいねという声が自然に持ち上がってきました。『ゼクス』はブロッコリーと日本一ソフトウェアが協力して作っている作品で、これまでにも1弾の“リリエル”や3弾の“アサギ”のようなカードもありましたが、せっかくだしこの機会に思い切りコラボしてみようという話になりました。

――収録されるキャラクターの選択はどのようにされたのでしょうか。

 アンケートの結果などを受けて、やはり人気の高いキャラクターたちは入れたいなと思っていました。それと同時に、『ゼクス』の世界観に合ったキャラクターかどうか、ということを考えましたね。

 日本一ソフトウェアのゲームにはコアなファンが多くいらっしゃるんですが、それと『ゼクス』のファンの方たちの両方にアピールできるようバランスを取りました。最終的には外れましたが、最初は『流行り神』シリーズのキャラクターなども候補にあがっていたんです。

――久保田さんが「これはぜひ入れたい!」と思っていたキャラクターはいましたか。また、そのキャラクターは収録されましたか。

 “中ボス”は入れたいと思っていましたね。ラハールやエトナをサポートするいいカードになったと思います。他にも自分の入れたいカードはしれっと全部入れたような気がします(笑)。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

――キャラクターたちに『ゼクス』らしい能力を与えるべくカードを作られたと思いますが、その過程で気を付けたことなどはありますか。

 原作のイメージを壊さないようにしつつ、どれだけ“遊べるか”を考えましたね。今回のセットはお祭りのようなものなので、派手なセットにしたいという考えもありました。なので、先ほど使った《プリニーマスターエトナ》の大規模なデッキ修復能力や、赤のカードのダメージ能力の対象に相手プレイヤースクエアを選べるようになっていたりと、これまでのセットにはないカードが収録されています。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

 また、テキスト欄にスクエアを表示するカードを多く収録しています。中でも《ホームラン狙いのフーカ》なんかは、わざわざアイコンまで新しいものを作りました(笑)。他にも《フーカを慕うデスコ》や《ラスボス修行中デスコ》などは、従来のルール・テキストでも十分わかりやすく能力を説明できるんですが、あえてスクエアで能力の範囲を表示するかたちにしています。これは、日本一ソフトウェアさんの得意とするSLGっぽさを再現したかったからなんですよ。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

――確かにプレイしていてスクエア表示のカード多いと思ってたんですが、そういう原作再現的な要素があったんですね!

 ちょうど『ゼクス』でも、少し前から能力の範囲をテキストではなくスクエアで見せるというカードが登場してましたから、これはちょうどいいなと、いろいろなかたちで使ってみています。また、フォイル(箔押し)カードの加工にも注目すると、ちょっとニヤッとしていただけるかもしれません。

――今回の『EXパック 日本一ソフトウェア』へのユーザーさんの反響はいかがでしたか。

 『ゼクス』の版権ものでない、オリジナルのTCGであるという点を好きな方もいらっしゃるので、そういった方にどう受け取られるかと思っていた部分もあったのですが、おもしろいカードが多くて楽しそう、という声を多くいただけてホッとしています(笑)。

――こういったコラボは、今後も折を見て続けていくことになるのでしょうか。

 もちろん、反響が大きければコラボはやっていきたいと思っていますが、版権ものの要素の多いゲームにすることはないですね。オリジナルの路線が中心にあることは変わらないと思います。

――コラボと言えば、6弾に収録される『うたの☆プリンスさまっ♪』のアイドル《神宮寺レン》と、その相棒の《アルティメットエターナルドラゴン》には驚かされました。

 《アルティメットエターナルドラゴン》は、ホワイトデーの時に『うた☆プリ』のチームから、「カッコいいドラゴンのイラストをください」と言われて、ならばということで堀愛里さんにお願いしてできたものなんです。エイプリルフールの段階ではとりあえず作っただけだったんですが、まさかこんなことになるとは(笑)。これも「おもしろそう」と思ったことをすぐやる『ゼクス』らしさだと考えていただければと思っています。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

 ちなみに《神宮寺レン》のプレイヤーカードには、今までに登場したプレイヤーカードのどれよりも長い、彼からのメッセージが書かれていますので、ファンの方のみならずとも、ぜひチェックしてほしいですね。

――続いて、台風の迫る中開催された“秋葉原ゼクストリーム”と、そこで開かれた展開発表会についてお話をうかがいたいと思います。

 “ゼクストリーム”は正直私たちも中止かなと思っていたんですが、朝7時くらいに会場に行ったらもう並んでる方がいて、「これはやらないわけにはいかないな」と思いました。幸い、お昼ごろには少し天気が落ち着いてくれていて助かりました。それに、そういった中で大きなトラブルもなく進行できたのは、来てくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

――3種の新スターターデッキにアニメ情報など、頑張って来場した方には、そのかいがあったと思われる盛りだくさんな内容の発表会でしたね。

 いろいろ言い過ぎたのではないかと思っています(笑)。新スターターデッキに含まれる6人のキャラクターは、実はアニメのストーリーに絡んだペアになっているので、その辺りにも注目してもらいたいですね。ちなみに、アニメは1月からスタートする予定です。

――“フィエリテ”が若い! と言われていましたね。アニメは原作のストーリーがベースになるのでしょうか。それともオリジナルのストーリーが展開するのでしょうか。

 皆さんがあまりに“フィエリテ”を年増扱いするので、ちょっと本気を出しました(笑)。アニメのストーリーは、基本的に原作をなぞったものになりますね。原作では北海道と大阪で同時に物語が進んだりしますが、アニメではそういうわけにもいかないので、そのへんの調整はするつもりです。

――アニメ以外では《各務原あづみ》に続いて《ソードスナイパーリゲル》のフィギュアになるというニュースも、大きな反響がありましたね。

 “あづみ”のフィギュアが来年2月の予定なので、“リゲル”はもう少し先になりますが、もちろん2人並べることでより映えるようなものにするつもりなので、ぜひ両方そろえてみてほしいですね。

――他にも『ゼクス』屈指の迷(?)企画“ソトゥ子の部屋”の単行本化もあるそうですね。

 はい(笑)。まだ販売形式は決まっていませんが、冬には発売する予定です。

――いつの間にか大人気になっていた“ソトゥ子の部屋”ですが、どういった経緯で成り立ったのでしょうか。

 ソトゥ子=《孤独の魔人ソリトゥス》は、それまでもちょこちょことヒロイックサーガなどに登場していたのである程度ユーザーさんに認知されていたカードではありました。なので公式サイトで1つ企画を始める時に採用してみたら、思わぬ大反響があったという感じですね。最初はただのバニラゼクスだったのに、いつの間にか新カードが作られ、イベントカードにも登場し……と大人気キャラクターになってましたね(笑)。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

――最後になりましたが、今回のEXパックを機会に日本一ソフトウェアのファンの方が『ゼクス』を始めることもあると思いますが、そういった方たちにワンポイントアドバイスをいただけますか。

 『EXパック 日本一ソフトウェア』は、好きなキャラクターのカードを集めればデッキになるようにしているので、まずは好きなキャラで気軽にデッキを作ってみてほしいですね。中でも扱いやすいのがラハールですね。ラハールだけでデッキを組んでもいいですし、“中ボス”や“姉御肌のプリニー”などのサポートカードで構築の幅を広げることもできます。それで少し慣れたら“プリニー”のような、ちょっとテクニカルなデッキにも挑戦してみてください。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』

 カード種類は100種類と多めですが、『ゼクス』を遊ぶうえで基本となるカードがしっかり入っているので、「もう5弾まで出ちゃってるから」と尻込みしている人にもスタートセットとして遊んでいただけるものになっています。今回のEXパックで『ゼクス』に触れて、来月の第6弾ブースターやその次に出るスターターデッキで本格的に遊んでもらって、さらにアニメも楽しんでもらえればと思います。

――ありがとうございました。


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