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2013年12月3日(火)

PSP/Xbox 360『紫影のソナーニル Refrain』が2014年2月27日に発売! あのライアーソフトがついにコンシューマへ参入

文:電撃オンライン

■モンスター設定

●7体の《御使い》

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』 『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

 閉ざされた地下世界《アンダーグラウンド・ニューヨーク》に出現する死の怪物、それが7体の《御使い》である。これらは、悪意が戯画化されたかのような、抽象的で幻想じみた姿を備えている。

 この《御使い》たちの正体は、ニューヨーク全域を鏖殺するに至った暴力の具現であり、7体それぞれが“熱的死”“圧死”“窒息死”“衰弱死”“失血死”“溺死”“狂死”の死因を司っている。

・第1の《御使い》……熱的死を司る炎の天使。リリィの得る感情:寂しさ
・第2の《御使い》……圧死を司る鋼鉄の天使。リリィの得る感情:楽しさ
・第3の《御使い》……窒息死を司る風の天使。リリィの得る感情:喜び
・第4の《御使い》……衰弱死を司る影の天使。リリィの得る感情:悲しみ
・第5の《御使い》……失血死を司る刃の天使。リリィの得る感情:怒り
・第6の《御使い》……溺死を司る流水の天使。リリィの得る感情:愛
・第7の《御使い》……狂死を司る幻影の天使。リリィの得る感情:すべて

●3体の《クリッター》

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』
『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』 『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

 リリィを守る異形たち。鋼鉄の騎士、牙持つ獅子、黒衣の怪人。合計3体。

 恐るべき異形としての姿を備える彼ら《クリッター》は、ほぼ唯一、7体の《御使い》を破壊し得る存在である。時にリリィへも牙を剥く7体の怪物に対して立ち向かい、これを完膚無きまでに破壊する。

■世界観設定

●旧・重機関都市ニューヨーク(廃墟都市)

 作中における“厳然たる現実”。廃墟。かつては世界最大の機関都市だったが、今世紀初頭、1902年に発生した異常災害《大消失》により、廃墟と化してしまった。排煙をもたらす工場がなくなった現在でも、常に灰色の雲と濁った雨に覆われている。

 災害により、約300万の住人はすべてが死亡したとされている。1908年現在では、合衆国政府によって完全封鎖されている。記録上、廃墟と化した後に正式な調査が行われたことはないとされており、立ち入った者は誰もいない。1907年末、エリシアがたった1人で歩き続ける場所。

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

●地下世界

 作中における“幻想の如き世界”。アンダーグラウンド・ニューヨーク。1902年に大災害で廃墟と化したはずの街並みがまるごと、広大きわまる地下空間に移された──といった風景。ただし、あちこちが歪み、戯画化されたように変化している。高層建築に黒い茨が絡まったり、建物の色が影のように黒ずんだり、直線だった柱が歪んだり、etc。出口はなく、外【地上】に出ることはできない。

 1902年に死んだはずの300万の人間が、地下世界の住人となっていたとされる。しかし《御使い》に襲われることで、かなりの数を減らしている、とも。一見では“災害の生存者たちが暮らす地下都市”である。リリィは、ここを彷徨いながらマンハッタンの塔を目指す。

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

●地下世界の住人

 アンダーグラウンド・ニューヨークに暮らす人々。地上のニューヨークに暮らしていたはずだが、1902年末のある日、気付くと、すべての都市住人がこの異形に歪んだ世界の住人となっていた。何故そうなってしまったのか、あの日に何があったかを覚えている者はいない。いないことになっていた。

 奇妙なことに、地下の人々は死ぬことは決してない。けれど、7体の《御使い》のいずれかに襲われると、死ぬ。死んだような状態になる。その後、体の一部が鉄(メタル)と化して蘇るのである。体のすべてを鉄(メタル)へと変えられた者は、物言わぬモールと化して、人間のように考えたり歩いたりすることのできない存在となってしまう。

 1902年から、リリィが現れた1907年末までの5年の間に、地下世界に暮らす多くの人々がモールになってしまっている。

●《ルフラン》

 地下世界の住人に起こり得る特異な現象。7体の《御使い》に襲われて“死”してもなお、その後、住人が無傷の状態で蘇ることがある。自動的に、体の一部を必ず鉄(メタル)へと換えながら。

 この、一連の“死”から“鉄を伴う再生”を地下世界では《ルフラン》と呼ぶ。多くの場合、記憶の一時的退行を伴う。消える記憶は数時間から数カ月までさまざまである。

●合衆国

 アメリカ合衆国。作中では“アメリカ”とは呼ばれず、合衆国とのみ表現される。本作の世界では蒸気文明が異常なまでに隆盛な歴史を歩んでいるため、私たちの史実におけるアメリカ合衆国との相違点が多々ある。

●カダス地方/カダス北央帝国

 英国の北方海域の彼方に存在するとされる異境。数十年前、異常発達した蒸気文明を世界各国へもたらした。セレナリアと呼ばれることもある。ニューヨークで発生した大災害の原因は、本来はこの異境で数年前に行われ、失敗した、超大型蒸気機関の稼働実験ではないかという噂が一部情報筋で囁かれている。

●灰色の空

 瞬く間に世界各国を埋め尽くした蒸気機関群によって生み出された排煙は空を埋めつくした。やがて、人々は青空を失い、天には永遠の灰色の空が充ちることとなった。本作の舞台となるニューヨークでは、そこに時折“濁った雨”が加わる。消えた幾百万の人々を悼むように、天は涙を流す。

●大消失

 1902年に発生した、大規模災害。世界最大の都市であったはずのニューヨークが一夜にして無人廃墟と化した事件。公にはその原因は公表されていない。ただ、個人的見解として当時のホワイトハウス報道官は“NYに数多あった大型蒸気機関の連鎖的暴走事故の可能性”を口にし、多くの新聞や人々がそれを信じた。

 超大型蒸気機関の稼働実験の失敗であるとか、大規模火災であるとか、水害であるとか、局地型地震であるとか、新兵器の使用実験であるとか事故であるとか、さまざまな原因が無責任に噂されはしたが、現在ではそれらを語る者も多くはない。

 何かがあって、恐らく事故で、NYと数百万の人々は消えた。その事実が、公文書館の記録と、子供たちの教科書とに記されているのみ。

●現象数式実験

 1902年末のニューヨーク、マンハッタン島で行われた超常の物理実験。エジソン財団によって主導された国家的実験計画であったが、失敗に終わったという。この実験の存在は一般には明らかにされておらず、エリシアも知らずにいた。アランはこの計画に携わっていた。

●1輛だけの地下鉄

 リリィの寝床となる場所。1輛だけの地下鉄で、内装は少女趣味満載の“女の子の部屋”のようになっている。ベッドもある、家具もある、カーテンもついている。仕切りの向こうにはシャワー付きの浴室がある。

 ひとりでに走り始めたり停止したりする。リリィはこの“1輛だけの地下鉄”を主な寝床とするが、移動手段としてはあまりアテにしておらず、歩いて移動しようとすることもある。(そういう時は、地下鉄はリリィを後から追いかける)

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→新たに描き下ろされた新規イベントCGを紹介!(4ページ目へ)

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