2013年11月28日(木)
『ドラッグ オン ドラグーン3』プレイレポート。遊んでわかった爽快感バツグンなアクションの魅力を解説(ネタバレなし)【電撃DOD3】
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スクウェア・エニックスが12月19日に発売するPS3用ARPG『ドラッグ オン ドラグーン3』。今回はプレイして判明した本作の“アクションゲームとしての魅力”を、担当編集・TDBの視点でレポートしていく。
“地上戦”、“地上決戦”、“上空戦”という3つのプレイモードそれぞれに、独自のアクション性や爽快感を盛り込んでいる『DOD3』の魅力を、ひと足お先にお届けしていこう。
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◆──<地上戦>──◆
モッサリ感など過去のもの! スピーディかつ華麗にゼロが動きまくる!!
本作のメインモードとなる“地上戦”では、ゼロを操作し、剣、槍、格闘装具、戦輪という4つの武器を、戦況に合わせて使い分けつつ戦うことになる。
基本的なシステムは、従来シリーズの地上戦とほぼ同様。シリーズプレイヤーなら違和感なくゲームに慣れられるだろう。というより、アクションゲームとして非常にオーソドックスな作りなので、この手のゲームが好きな人ならすぐに楽しめるのではないだろうか。
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▲基本システムこそ過去シリーズと同様ですが、ゲーム性やスピード感は超絶進化をとげている。『DOD1』や『DOD2』とも、『ニーア』とも違うプレイ感ではあるが、個人的にはすぐに慣れることができた。 |
なお、本作がマルチエンドであることは、すでにインタビューなどで公開されている情報だが、私ことTDBは現在、なんとか最後のエンディングが見えてきたかというところ。アクションゲームはヘタの横好きくらいのレベルだと思うが、最初のエンディングを見るまでに何度かゲームオーバーを経験しており、難易度的にはなかなかの手ごたえ。ちなみに、2周目以降は難易度が激変する本シリーズのセオリーはきっちり踏襲されているので、アクションゲームとしての遊びごたえを求めているプレイヤーさんはご安心を。
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▲オレンジ色に光るチェックポイントを通過すれば、ゲームオーバーになっても、そこから再チャレンジ可能。再チャレンジ時は、ゼロがわずかにパワーアップしているので、少しだけクリアしやすくなるのがうれしい。 |
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▲〇ボタンでガードも可能。敵の攻撃に合わせてタイミングよく〇ボタンを押せば、カウンター攻撃も繰り出せる。弓矢も弾き返せるので便利! |
さて、肝心の戦闘シーンだが、緊急回避に使えるステップ(L1ボタン)や、シームレスになった武器チェンジ、ゲージをためることで無敵になれる“ウタウタイモード”の追加で、バトルは超スピーディ!
特に“ウタウタイモード”時は、敵の行動が極端に遅くなるうえ、ゼロが無敵状態になるので、不利な戦局も一発で打開できる。ゲージは敵を斬る、もしくはゼロがダメージを受けることで上昇するのがポイント。個人的には、大量のザコ敵を相手取る時や、中ボスとの戦いの時などに使っていくのがセオリーだと感じた。
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▲ゼロが絶叫をあげて発動する“ウタウタイモード”。無敵状態になり、圧倒的な攻撃力で敵を斬り刻んでいける。この気持ちよさは超クセになりそう!! |
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▲アクションとしては、ステップや空中ステップ(空中でL1ボタン)ができるのもうれしいところ。敵の攻撃をステップでヒュンヒュン回避できちゃった日には、俺つえええええええと悦に浸れること請け合い。 |
ちなみに、ゼロが使用する4種類の武器は、同じ剣でも“手数が少ないぶん攻撃力が高い”、”攻撃範囲がかなり広い”といった、明確な特徴が存在している。プレイヤーの好みや戦略によって、使う武器は変化しそうだ。武器ごとに使えるコンボの種類も変化するので、攻撃力の高さだけで使用武器を決めるという、単純なものではないのがグッド!
なお、武器は主にショップやミッション中にマップに置かれている宝箱から入手することになる。強化用の素材を使うことでレベルを上げれば、攻撃力が上昇し、使えるコンボも変化。強化することで武器のサイズが変化するものもあり、使い勝手も変わってくるので、やみくもに強化すればいいってわけではなさそう。強力になったぶん、取り回しが難しくなることもあるので、強化前のほうが扱いやすかったなぁ……と感じる武器もありそうだ。
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▲剣は基本的に、どんな局面でも使える万能武器。敵の血しぶきを誘発しやすいので、“ウタウタイモード”の発動に必要なブラッドゲージをためるのに便利だ。 |
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▲槍は攻撃力と突進力に秀でたものが多い。連続突きを決めた時の爽快感は筆舌に尽くしがたいものがある、TDBのオススメ武器! |
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▲格闘装具はため攻撃が強力なので、ボス戦で大活躍! 手数も多くて使いやすいが、攻撃範囲はかなり狭いので、過信は禁物……。 |
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▲△ボタンの長押しで、敵をロックオンできる戦輪は、これまでにない操作感。遠距離の敵や高台にいる敵の狙撃に役立つ。 |
ここで、ファンが最も気になっているであろう、戦闘中のキャラ同士の掛け合いについて。この掛け合い、個人的には期待以上のボリュームだった。とにかく、常に誰かが何かをしゃべっているので、そっちに集中するあまりにアクションがおろそかになり、ピンチに陥ることもあったほど(笑)。
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▲キャラの掛け合いをすべて聞くために、敵にトドメを刺すのを待つことも。ストーリーを読み解く掛け合いはもちろん、まるで漫才のような掛け合いまで多種多様だ。 |
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▲ちなみにオプションメニューでカメラに返り血がつくかをON・OFFで切り替えられる。返り血がつくほうが世界観により没頭できるが、当然、返り血がつかないほうが画面は見やすいので悩みどころかも? |
敵・味方が入り乱れて会話を交わすシーンも多々あるので、キャラにより感情移入できるだろう。物語性を重視するファンは、期待してOKかと!
→ドラゴンが大暴れする“地上決戦”もヤバイ!(2ページ目へ)
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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