2013年12月18日(水)
ここまで物語中心に書いてきましたが、『DOD3』はARPGとしての出来も素晴らしく、アクションの爽快感も魅力の1つです。
正直に言うと、アクション部分については、これまでのシリーズであまりいい評判を聞いていなかったので、あえて本音を書かせてもらうと、さしたる期待はしていませんでした(苦笑)。それがどうでしょう。いざ遊んでみたら、アクションゲームもよく担当する自分が、なんの問題もなく楽しめてしまった。というか、気持ちイイよこれ!
ゼロを操作して戦う“地上戦”はもちろん、ミハイルに騎乗して戦う“地上決戦”や“上空戦”も、操作性は良好。攻撃や移動もスピーディに行えて、実に爽快でした。
▲『DOD』って“もっさりアクション”なんじゃないの!? 自分の思い込みは一瞬で吹き飛ばされました。このスピード感、クセになります。 |
特におもしろかったのは、やはり“地上戦”。剣、槍、格闘装具、戦輪を切り替えて戦うアクションは、戦略性も高くてグッド。同じカテゴリの武器でも、それぞれで繰り出すコンボが変化するので、新しい武器を手に入れるたびに“これはどんなアクションが使えるのかな?”と、試し斬りに熱中しちゃいました。
しかも、武器にはその能力を強化していく育成要素も存在。素材を使って強化すれば、サイズやコンボの内容が変わるだけではなく、“ウェポンストーリー”も解放されていくのが革新的。チマチマとやり込むのが好きな自分などは、育成心をめちゃくちゃ刺激されています。ウフフフフ。
▲“ウェポンストーリー”の内容も、非常に衝撃的なものが多く、これを解禁するためだけに、全部の武器を最後まで強化したくなります。 |
また攻撃だけでなく、ステップでの回避や、ジャストガードなどのテクニックを駆使して、強敵に立ち向かうのもアツい。アクションゲームとしても、ハイクオリティなデキだと感じます。
ちなみに、ミッションによっては難易度が高いものも存在しますが、本作では一度クリアしたミッションに再挑戦することも簡単。これで経験値やお金を稼いでゼロを強化できますし、途中でやられてもリトライを繰り返すことで、少しずつ難易度が下がっていくという救済システムもあります。
▲要所にあるチェックポイントさえ通過してしまえば、やられてもそこから再挑戦できますしね。 |
さらに、一定時間ほぼ無敵になれる“ウタウタイモード”や、回復アイテムもあるので、アクションが苦手な人でもがんばればなんとかなるかと。自分もそれほどアクションが得意というわけではありませんが、後半の高難度ミッションもちゃんとクリアできましたよ。アハハハハ!
▲多彩な武器を切り替えて攻撃するのはもちろん、敵の攻撃をタイミングよくガードして、カウンター攻撃を当てることも可能。強敵相手にカウンターを決めた時はすごい爽快です。ピンチになったら“ウタウタイモード”を発動しているだけで、わりとなんとかなるし(笑)。 |
ちなみに、本作のアクションや人物解説については、以前の記事でガッツリとまとまっています。発売直前のこのタイミングで、『DOD3』に興味を持った方がいるなら、この記事を読んでもらえれば、ゲームの予習はバッチリですのでお見逃しなく。
→シリーズ初体験の僕でもこんなに楽しめたから大丈夫です。アハハ(4ページ目へ)
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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