【レビュー＆攻略】『クロスビーツ』は場所や時間を選ばずに本格音楽ゲームを楽しめる！（電撃おすすめアプリ 第108回）

文：原常樹

　カプコンがApp Storeで配信中のiOS用アプリ『CROSS×BEATS（クロスビーツ）』のレビューを、音ゲー好きなライター・原常樹がお届けします！

　年末年始、皆さんはどのように過ごされましたか？　僕はテレビをつけながらひたすらボーッとしてする──いわゆる寝正月を過ごしておりました。しかし毎年思うのですが、この時期って歌番組がすごく多いですよね。ついついテレビの音を聞いているとこたつの縁でリズムを刻みたくなってしまいますし、それを実行すると愛犬に吠えられるというストレスフルな状況に悶々としているのは自分だけではないハズ……。

　そんな“叩きたいシンドローム発症中”の方にオススメなのが、iOS用音楽シミュレーションゲーム『クロスビーツ』。アクションゲームなどで定評のあるカプコンさんの開発、初めての本格音楽ゲームということでも注目を集めているタイトルなんです。

　ゲームシステムは、画面に表示される光の矢が交差するポイントを音楽に合わせて“タップ”していくという至ってシンプルなもの。楽曲の随所には指定の方向に画面を払う“フリック”、画面に触れたまま押し続ける“ホールド”といった2種類の操作も登場。合計三種類の操作で楽曲を奏でていき、一定の評価以上を得られれば見事にクリアに。操作は単純なので、スマートフォンに慣れている人ならば直感的な演奏が楽しめます。

▲ボタンを押したタイミングがバッチリであれば“Flawless”と表示されます。判定はズレの大小に応じて“Super”や“Cool”など細分化されているのも特徴。

■楽曲の圧倒的クオリティ！　まさかのコラボも……

　音楽ゲームを遊ぶうえでもっとも気になるのがやはり楽曲のクオリティですが、『クロスビーツ』は逆に“楽曲の豪華さ”が最大の強みともいえます。というのも楽曲を提供しているのは、音楽ゲームの世界で名を馳せてきたNAOKI氏を筆頭に、Tatsh氏、SIMON氏などメジャーシーンで活躍するコンポーザーばかり。シンガーソングライターの霜月はるか氏や、ニコニコ動画で評判の歌い手さんたちも参加していて、ボーカル入りの楽曲も充実。このラインナップを豪華と言わずして何を豪華と言うのでしょうか！（反語）

　音楽ゲームにはあまり造詣が深くないという方でも単純に“ノリやすい”楽曲がそろっているという印象は強くあります。サイバネティックなインターフェイスからも想像できるかもしれませんが、トランスやユーロビート調の楽曲が多いので、叩いていてリズムを刻むのがクセになる感じがあるんですよね。BPMの数値が大きい（＝テンポが速い）ナンバーも多いですし、操作に慣れてくると演奏していて独特の高揚感が込み上げてきます。ちなみにそれぞれの楽曲は“EASY”、“HARD”、“MASTER”の3段階の難易度に分かれているので、速い曲はちょっと……という方でも難易度を下げればきっと大丈夫。

▲ゲーム開始直後に演奏可能なのは10曲以下。しかし条件を満たすと次々と楽曲が増えていきます。

▲中にはイベントで一定以上の成果を残すことでゲットできる限定曲も。これはもう頑張るしかない!?

　『クロスビーツ』は大型タイアップキャンペーンでも話題を集めています。第1弾のタイアップアーティストはロックバンド・GLAY。……ええ、あのミリオンセラー曲を連発してきたGLAYなんです！

　『口唇』や『HOWEVER』とともに青春時代を送ってきた筆者にとってはその時点で衝撃的でしたが、コラボレーションの力の入れ具合を見てさらに衝撃を受けたことは言うまでもありません。正直、最初は1～2曲のタイアップなのかな……と思っていたんですが、実際に収録されているのは『DIAMOND SKIN』、『everKrack』、『誘惑』、『JUSTICE [from] GUILTY』、『Winter,again』、『Eternally』と大ボリュームの6曲。しかも、全曲ミュージックビデオを背景に設定することができるなどファンにとっては至れり尽くせりのキャンペーンとなっています。

▲今回のキャンペーンは1月15日までの期間限定。まだまだ駆け込みでのプレイも可能です。

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データ

関連サイト

• 『CROSS×BEATS（クロスビーツ）』公式サイト