2014年1月20日(月)
『ドラッグ オン ドラグーン3』キャラ考察座談会:ゲームをクリアしたライター陣が語り尽くす『DOD3』キャラの魅力と狂気【電撃DOD3】
絶賛発売中のPS3用ARPG『ドラッグ オン ドラグーン3』。シリーズ10周年記念作として登場したこの『DOD3』に、夢中になっているファンも多いことだろう。
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現在電撃では、そんな本作の設定資料集+完全攻略本を絶賛制作中。その名も『ドラッグ オン ドラグーン3 設定資料集+ザ・コンプリートガイド』!! ここでしか見られない設定資料やアートワークはもちろん、ストーリーのプレイバックや考察記事、イラストや小説といったさまざまなコンテンツを通して、『DOD3』の物語の深淵を読み解いていく。開発スタッフの全面監修を受けつつ制作中なので、今後の詳細告知を楽しみに待っていてほしい。
今回は、そんな設定資料集の制作にも携わるスタッフ陣が『DOD3』に登場するキャラクターたちの魅力を語る、座談会企画を掲載。それぞれ、趣味も嗜好も異なる編集&ライターが、本作に登場するキャラたちへの濃密な愛を語り尽くす!!
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●座談会参加メンバー
・TDB:『電撃PlayStation』、電撃オンラインで『DOD3』の記事を担当している編集者。現在は『ドラッグ オン ドラグーン3 設定資料集+ザ・コンプリートガイド』の制作で、多忙かつ幸せな日々を送っている。
・サガコ:紅の瞳の『DOD3』記事担当ライター。最近の趣味は、“ミハイルの歌”を歌いながら原稿を書くこと。『リペットと僕(電撃文庫)』にて、小説家デビューも果たした(松下彩季名義)。
・hal:紅の瞳の担当編集。編集者としてのキャリアは新米だが、『DOD』シリーズは初代からプレイしている、生粋のヨコオタロウ作品信者。もちろん、『DOD3』もとっくにクリア済み。
アツゴロウ:攻略スタートのタイミングで、『DOD3』の記事制作に携わってしまった担当ライター。本作が初の『DOD』というシリーズビギナーだが、瞳の色はすでにまっかっか。現在、ラストバトルクリアのために奮戦中。
■ゼロの魅力、それは“メガネが似合いそうな凛々しさ”
TDB:さて、今日みんなに集まってもらったのはほかでもない。『DOD3』を徹底的に遊び込んでいるキミらが感じた各キャラクターの魅力を、存分に語ってもらいたいなぁと思いましてね。
アツゴロウ:ふむ。これはマジメに語り合えばいいんですかねぇぇええ? アハハハ、アハハハハ!!
TDB:いや、座談会でまでそのキャラはめんどくせえかな(苦笑)。普段通りで頼むわ、普段通りで。
アツゴロウ:あっ……(察し)。
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サガコ:今さらだけど、ゴロちゃんの発売直前レビュー記事は、キャラが壊れすぎてたよね(笑)。どんだけハマッてるんだよコイツ!! って、なんかちょっと嫉妬した。
TDB:じゃあ、さっそく始めるぞ。まずはゼロから。……といっても、ゼロの魅力といえば“メガネが似合いそうな凛々しさ”ということで、みな異論はないかと思うが。
サガコ:ちょっと待って!? いきなり意味不明すぎ。ゼロが作中でメガネをかけるシーンとかないじゃん!!
TDB:黙れ小僧! お前にはわからんのか? ゼロってば、メガネが超似合いそうじゃん。でもって、タイトスカートのスーツに網タイツとか、すっげー似合いそうじゃん! これぞ男のロマンだろうが。なぁ、ゴロちゃん!?
アツゴロウ:いや、勝手に一緒にしないでくれるか?
hal:私はTDBさんの言ってること、わかりますよ。ゼロって間違いなく、“女性教師属性”がありますよね。ミハイルへの接し方とか、まさにそれ。あの冷たいまなざし。それでいて要所で見せる、母性に満ちたあの表情。本当はミハイルがかわいくてたまらないんだけど、それを前に出せないこのもどかしさ。あぁ、ロマンだわぁ……。
サガコ:なるほど、女性教師。最初からそう言ってくれれば、同意もできたんだけどね!? でも、ゼロとミハイルの関係は確かにいい。ゼロがかたくなにミハイルの名前を呼ばないところとか、ものすごくイイ演出だと思うわ。
TDB:ゲーム中でも、ミハイルをしつけているというか、教育しているような描写がそこかしこで挿入されるじゃない? “泥遊びはするな”とか、“おしっこしたらちゃんと砂をかけろ”とか。女性教師っていうか、お母さんっていうかね。ぶっきらぼうに見えて、ゼロってすごい母性が強いと思う。
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▲まだまだ未熟なミハイルをしかりつけるシーンも多いゼロ。これもミハイルへの愛ゆえというか、母性の表れなのかも? |
アツゴロウ:なるほど。自分としては、妹たちを容赦なく抹殺していくクールな部分とか、己の信念を曲げない強さにこそ惹かれるんだけど……。意外と間が抜けているところとかも好きだなぁ。
TDB:普段はがさつな口調なのに、時々ていねいな口調になるのもよくね? 「そういう思い込みはよくないと思います」とか、その代表例。いかにも敵を小バカにしているって感じが、クールビューティな魅力を加速させていると思う。
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▲ゼロがていねいな口調になるシーンでは、とぼけた棒読みっぽくなることも。演じる内田真礼さんの演技が光る。 |
■ミハイルの魅力、それは“竜種とは思えないピュアピュアさ”
TDB:ミハイル、超かわいいよなぁ。ケモナーでもなんでもない俺から見ても、ぶっちゃけ一番人気だと思うんだが。電撃オンラインの人気投票ではどうなってる?
アツゴロウ:中間発表では、ダントツの1位だったね。ミハイルは本作唯一の良心だし、とにかく“かわいい”って声が多数だよ。
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サガコ:あの“同じ言葉を2度繰り返す”って個性を、嫌味なく実現しているのがミハイルのすごさだと思う。アレ、現実にいたらめっちゃウザいと思うけど、ミハイルなら許せるじゃない? これってすごいことだと思うんだ。というか、超カワイイ。家で飼いたい。ぬいぐるみ化とかしませんか、スクウェア・エニックスさん!?
TDB:ぬいぐるみかぁ。これだけファンの人気を集めているわけだし、ぶっちゃけ売れる匂いがぷんぷんする。
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▲ミハイルぬいぐるみ化計画。もちろん、背中の部分は臭くしてもらう方向で。スクウェア・エニックス様、いかがでしょうか? |
hal:TDBさん……なんてゲスい顔……。でも、ミハイルの人気については、演じている東山奈央さんの力も大きいんじゃないですかね。なんか、物語が進めば進むほどキャラとシンクロしてきているというか、どんどんかわいさが増していった気さえしますよ。声優さんってすごいなぁ~と。
サガコ:D分岐まで進むと聞ける“ミハイルの歌”とか、その典型だよね。
hal:アレにはやられましたよ、ホント。物語が進むにつれて、ちょっとずつ凛々しい一面も見せるようになるんだけど、それでもかわいさが前に出ているのがすごい。というか、私もぬいぐるみ、超ほしいです!
アツゴロウ:幼いように見えて、ちゃんとゼロのことを心配しているところとかが、ファンの心の琴線に触れているのかもね。ただのおバカに見えるけど……というか、おバカなんだけど、それだけじゃないからさ、ミハイルって。自分もC分岐やD分岐のラストシーンは、思わず泣きそうになるほど感動した。
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▲『DOD3』のストーリーは、間違いなくゼロとミハイルの絆の物語。ミハイルがキャラ人気投票1位になるのも納得です。 |
サガコ:アンヘルといい、ミハイルといい、どうしてこのゲームのドラゴンたちはこんなにも萌えるのかッ!?
TDB:今度、クリエイティブ・ディレクターのヨコオタロウさんに、その秘訣を聞いてみよう。たぶん「さぁ? わかりません」で済まされる気はするけどね……。
→ワンの魅力、それは“優等生だけど危うそうな部分”(2ページ目へ)
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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