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2014年2月8日(土)

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』と『シェルノサージュ』より“サージュ・コンチェルト”シリーズの用語を解説!

文:原常樹

 ガストより、3月6日にリリースされるPS3用ソフト『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』。本作の特別記事第2弾として、世界観を説明する用語解説をお届けする。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

 本作は、PS Vita『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』のディレクターを務めた土屋暁さんが手がける新作RPG。“サージュ・コンチェルト”シリーズの第2弾で、詩が魔法の力になる世界にて、生命の存亡をかけた物語が描かれる。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』
▲土屋ディレクター

 さまざまな情報が公開され、土屋ディレクターの手がける作品の全容が明らかになってきた。本作は完全新作RPGながら、同氏が過去に手がけた“サージュ・コンチェルト”シリーズや『アルトネリコ』シリーズと内容がリンクしているというのも特徴の1つ。さまざまな世界群が連なり、壮大な世界観が構築されている。

 そんな『アルノサージュ』をより楽しむために、これまでの作品に登場してきた専門用語をピックアップして掲載。“サージュ・コンチェルト”シリーズと『アルトネリコ』シリーズで分けて紹介していくが、改めてこれらを比べてみると作品の根底に共通する“設定”がおぼろげながらも見えてくるはず。まず今回は、“サージュ・コンチェルト”シリーズの言葉を掲載するので、これまでの作品をプレイしたことがない方はもちろん、土屋ディレクターの作品に目がないというコアなファンも今一度おさらいしておこう。

■from“サージュ・コンチェルト”シリーズ

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』
『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

●サージュ・コンチェルト……“7つの次元を越えた先に、本当に存在する世界”をコンセプトとしたシリーズ。1作目が、PS Vita『シェルノサージュ』で、2作目がPS3『アルノサージュ』だ。どちらも、独特の世界観の構築を得意とする土屋暁ディレクターが手がけている。

●ラシェーラ……真空管を主体とした科学文明が栄え、その発展形ともいえる魔法のツール“シェルノトロン”が存在している世界。太陽・ベゼルの影響で星そのものが終焉の危機に瀕していた。

●コロン……太陽の脅威から身を守るために人々が建造した浮遊都市。年中お祭りのコロン、星空をいつでも見られるコロン、遊園地コロン、四季があるコロン、工場のコロンなどがあり、裕福な人々が暮らしていた。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

●ジェノム……ラシェーラに存在する高鎖数生命体。種として決まった外見を持つわけではなく、実在・空想を含めた様々な生物の形をしている。歌を謳うことはできないが、契約した人間に詩魔法を行使する力を与える特質を持つ。

●ジェノメトリクス……人々の心の内側にある精神世界。ここに入るためにはジェノムと同調した状態で寝る必要がある。ジェノムたちにとっては現実世界のような場所であり、他のジェノムと対話することもできる。

●詩魔法……想いを込めて詩を謳うことによって、想いを物理現象に変える魔法。元来はジェノムと同調することで行使するものだったが、シェルノトロンの登場によって誰でも使えるようになった。使用者のイメージや声帯の帯域によって強さが異なる。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

●シェルノトロン……真空管の発展型とも言えるツール。空間の歪みから生じる“Tz波”をエネルギー源として稼動・発光する。“想いを形に変える”魔法のツールであり、多くの人々がジェノムと契約せずにシェルノトロンを使うことで詩魔法を行使していた。

●チェイン……他のジェノムや人間と精神世界をつなげること。その結果、詩魔法の力を増幅することができる。ジェノメトリクス内を移動したジェノムが、他のジェノムと出会う必要がある。シェルノトロンを利用する場合も可能でその場合は複数台を使用する。

●天文……正式名称は“帝立天文学量子波動学研究所”。多くの科学者たちが所属し、文明を利便化するためにさまざまな研究を行なっている。シェルノトロンを生み出したが、これが原因で天文と地文とは対立することとなった。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

●地文……正式名称は“帝立ジェノメトリクス同調調停院”。もともとはジェノムと人間とのトラブルを受け持つ調停機関が母体。個の存続より種の存続を重視する自然派で、天文とは相容れない。

●シャール……ヒロイン・イオンの心の中に登場した妖精。あたかも本当にそこに住んでいる生物のような詳細さをもって存在し、それぞれが“花”や“草”など自然属性をイメージさせる。『アルノサージュ』では人々を生きたままどこかへ連れ去る“恐ろしい存在”として登場するようだが……!?

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

●ウェーブバースト……暴走する太陽から発せられる有害な電磁波。バーストとも呼ばれ、直撃してしまった場所は、人の住むことができない死の土地と化してしまう。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

●genomirai……ジェノミライ研究所を示す。かつて極秘の研究を行っていた施設で大事故によって閉鎖されていた。そこにはイオンの過去も密接に関わっている。ジェノミライ研究所のホームページでは、断片的にその様子が明かされるというギミックが施されていた。

●古代種……『アルノサージュ』の世界で、コールドスリープから目覚めた人々のこと。失われた技術を扱う知識を持ち、詩魔法を操る。

●現代人……古代種とは違って代替わりをしながら数千年もの時を生き続けてきた人々。古代種に対して尊敬と畏怖の念を抱いている。

●フェリオン……『アルノサージュ』の世界で人々が暮らす街。もともとは隔絶されたコールドスリープポッドの集団収容施設だったが、数千年の眠りから覚めた天統姫が外壁で暮らす人々に施設を開放した。

●禊ぎ……ともに泉で身体を清めてパワーアップするシステム。想いを伝える“ジェノメトリカ結晶”というアイテムを互いの身体に取り込み、泉の水に浸かることで、強い想いを心に入れ込むことができ、詩魔法のパワーアップに繋がる。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

 電撃オンラインでは、『アルノサージュ』に関する質問・メッセージを募集中! ストーリーやキャラクター、システムといったゲームに関するものから、“ボツになったシステム”や“開発者が好きなキャラクター”など、気になっていることをドシドシ投稿してください。質問以外にも、応援メッセージでもかまいません。投稿された質問は電撃オンラインで選考後、土屋ディレクターに答えていただきます。投稿の締切は2月19日23:59。以下のバナーより、奮ってご応募ください!

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