2014年2月14日(金)
皆さん、こんにちは。ライターのカワカミ雁々です。先日『Z/X -Zillions of enemy X-(以下、ゼクス)』の最新ブースターパック『運命の相剋』について、“久保田プロデューサーによるレビュー記事”をお届けしました。
今回はそれに続いて、『運命の相剋』のカードを使った久保田さん謹製デッキによる対戦の模様をお届けします。もちろんデッキレシピも掲載するので、新環境のデッキ構築の参考にしてくださいね。
まずは赤青のメタルフォートレスデッキを遊ばせてもらうことにしました。『運命の相剋』からは、自軍に“レンジ2”を持つゼクスがいると3コストで6500と大きく強化される《機動客船ガリウム》と、メタルフォートレスを強化するイベント《蒼紅激突》が投入されています。久保田さんがチョイスしたのは赤白デッキ。前回のレビューで久保田さんが赤の注目カードとして取り上げていた《服飾職人ラグジュアリィ》をキーにしたデッキです。
久保田さんの先手でゲームスタート。3コスト5000のゼクスでプレイヤースクエアを攻撃されますが、これに早速《蒼紅激突》をあわせて防御します。1ターン目の攻撃をさばけたので、返すターンに久保田さんのゼクス2体を倒します。続くターンで、久保田さんはIG(イグニッション)で出た《運命の女神ヴェルダンディ》をプレイヤースクエアの守りにつかせ、手札からゼクスを出してプレイヤースクエアを攻めてきます。こちらはIG失敗、プレイヤースクエアにゼクスを置き、前のターンに出たゼクス2体を倒してターンを返します。
ここまでは手札の差もあってこちらが有利でしたが、ここで久保田さんはIGで《日出づる国の女王 卑弥呼》を出し、さらに手札から《九大英雄マリー・アントワネット》というビッグアクション。こちらのゼクス2体を殲滅してきます。
こちらも返しに手札とIGからゼクスを出して《日出づる国の女王 卑弥呼》と《九大英雄マリー・アントワネット》を倒します。しかし、攻め手をゆるめない久保田さんは、IGでゼクスを追加したあと、キーカードである《服飾職人ラグジュアリィ》をプレイヤースクエアに置き、能力で《業欲の天使アルティナ》を出してきます。
これがやっかいなコンボで、《業欲の天使アルティナ》が久保田さんの手札から毎ターン現れ、こちらがリソース2を支払わない限りパワーマイナスを振りまいてはまた手札に帰っていきます。ここで、プレイヤースクエアを無防備にしてでもコンボの要である《服飾職人ラグジュアリィ》を倒しておくべきだったのですが、こちらはプレイヤースクエアにゼクスを置いて守りに入ってしまいました。その結果、次のターンに《服飾職人ラグジュアリィ》の隣に《皇帝竜ロードクリムゾン》を置かれてしまい、一気に戦線の突破が難しくなってしまいました。
そして、そのまま今度は《服飾職人ラグジュアリィ》で《日出づる国の女王 卑弥呼》が回りだすという鼻血の出るようなコンボを決められ打つ手なし。最初の1ターンくらいしかいいところなく負けてしまいました。
僕は《服飾職人ラグジュアリィ》が公開された時「あー、疑似的に“レンジ∞”になる感じのカードなんだな」くらいの印象しかありませんでしたが、実際やられるとものすごく強力でした。久保田さんいわく、登場時の能力を持つゼクス全般と相性がよく、今回の《業欲の天使アルティナ》や《日出づる国の女王 卑弥呼》はもちろん、緑の《リス娘ウェアスクワール》のようなカードと組み合わせるのも有効とのことでした。確かに登場時に能力を持つゼクスは多いので、いろんなコンボが考えられそうですね。
いいところを見せられなかった赤青メタルフォートレスデッキですが、《蒼紅激突》はかなり使い勝手のいいカードでした。今回のように最序盤の守りに使ってもいいですし、“レンジ2”を持つゼクスは全体的にパワーが低いので、それを補えるのも便利そうです。
このゲームで使ったデッキのレシピは以下の通りです。
■赤白《服飾職人ラグジュアリィ》デッキ
<プレイヤーカード>
《赤の竜の巫女メイラル》
<ゼクスカード>
赤
B01-001《運命の猟犬ライラプス》×2
B01-006《狩猟の女神アルテミス》×4
B03-015《獅子心王リチャード1世》×4
B04-002《幸運の女神ラクシュミー》×4
B05-001《運命の女神ベルダンディ》×4
B05-003《戦士の女王ゼノビア》×2
B06-006《九大英雄マリー・アントワネット》×3
B06-011《戦慄の緑玉エメラルドスタッグ》×4
B06-017《皇帝竜ロードクリムゾン》×4
B07-005《変幻水晶プリズムカメレオン》×1
B07-015《服飾職人ラグジュアリィ》×4
E01-001《日出づる国の女王 卑弥呼》×4
白
B03-047《聖獣オーラユニコーン》×4
B05-047《聖獣オーラロック》×2
E02-056《業欲の天使アルティナ》×4
■赤青メタルフォートレスデッキ
<プレイヤーカード>
《雷鳥超》
<ゼクスカード>
赤
B01-004《煌きの金ゴールドピーコク》×4
B04-016《九大英雄シェイクスピア》×1
B06-009《四輪工房ランクル》×4
青
B01-024《鋼城テクネチウム》×4
B02-025《風車変形フェルミウム》×4
B03-022《鋼城オスミウム》×1
B03-024《変形二輪フレロビウム》×4
B04-036《剣帝神器サイクロトロン》×4
B06-021《球場変形ラドン》×4
B06-027《変形ターミナル ロジウム》×4
B06-028《高速変形エルビウム》×4
B07-022《機動客船ガリウム》×4
B07-032《剣闘変形モリブデン》×4
<イベントカード>
青
B07-037《蒼紅激突》×4
あまりにもデッキの力を発揮できずに負けてしまったので、こちらはデッキを変えず赤青メタルフォートレスで再戦することに。久保田さんは、お気に入りだという《八大龍王 娑伽羅》を使った緑単デッキです。
再び先攻を取った久保田さんのアタックを《蒼紅激突》でかわすという、先のゲームと同じ展開に。まず悪くない滑り出しです。さて、今度こそデッキのパフォーマンスを発揮できるのでしょうか。こちらもゼクスを展開し、1ターン目に出されたゼクスと、プレイヤースクエアにいる《お目付け役エルダー》を破壊します。
《お目付け役エルダー》は、IGを2回分ガマンすることで、リソース1枚を獲得できます。相手がIGをどんどん成功させてくるならこちらもIGを行い、ゆっくり攻めてくるなら能力を使うというような使い分けができそうで、すごくいいカードだという気がしますが、どうなのでしょう。自分でも使ってみたい1枚ですね。
こちらが1ターン目の攻撃をしのぎ、IGしなかったため久保田さんはプレイヤースクエアに新しいゼクスを置き、《お目付け役エルダー》の能力を使ってリソースを増やします。久保田さんのプレイヤーカードは《緑の竜の巫女クシュル》、つまり《桜雅竜ノーブルグローヴ》が入っているのでしょう。
のんびりしていると圧倒的なリソース差から負けてしまいそうだったので、どんどん攻めていくことにします。《魅惑の七支刀 月下香》を出されますが、IGで《球場変形ラドン》、手札から《変形ターミナル ロジウム》を出して撃破します。
しかし、ここでリソース加速していた久保田さんは、7コストで《桜雅竜ノーブルグローヴ》。自分もちょいちょいカードショップさんの大会などにも行っているのですが、実はこの時初めて《桜雅竜ノーブルグローヴ》を出されました。返すターン、これを一撃で倒せるゼクスがなく、仕方なく2体で攻撃して倒しますが、これにより久保田さんはさらに2枚のリソースをゲット。何やらマズい予感がしてきました。
徹底的にリソースを伸ばしていく久保田さんに対して、トラッシュやリソースに干渉する手段のないこちらは、ひたすら攻めていくしかありません。デッキ中で最高のパワーを持つ《剣帝神器サイクロトロン》も投入してライフを奪っていこうとしますが、久保田さんは莫大なリソースから《碧天の鉄爪 禊萩》を出し、さらにリソースには《天淵の印》も完備という鉄壁の守りを築き上げます。
すでに久保田さんのリソースは10枚を突破しており《碧天の鉄爪 禊萩》に《天淵の印》を使うことで、驚きのパワー13000という状況になってしまいました。これは複数のゼクスでのアタックでなんとか退場させますが、久保田さんはニヤリと笑って、いよいよ主役である《八大龍王 娑伽羅》を降臨させます。
これがワンパンチをくれたあとにすぐにお隠れになって、代わりにリソースから飛び出してきたのが《桜雅竜ノーブルグローヴ》。返すターンに撃破しますが、再びリソースに《碧天の鉄爪 禊萩》が置かれてしまいます。さらに久保田氏は《たおやかなる薙刀 菖蒲》でリソースから《八大龍王 娑伽羅》をサルベージ。すごく、イヤな感じが漂ってきました。
《八大龍王 娑伽羅》、《桜雅竜ノーブルグローヴ》、《碧天の鉄爪 禊萩》により、倒しても倒してもトラッシュからリソースにカードが戻り、そしてまた出てくるという循環に。最終的には14枚のリソースでパワー12000となった《魅惑の七支刀 月下香》の群れに踏みつぶされ、負けてしまいました。
《機動客船ガリウム》も、《四駆工房ランクル》と《高速変形エルビウム》のリソースリンクや《剣闘変形モリブデン》などの“レンジ2”を与えたり持ったりするゼクスとともに頑張ってくれましたが、圧倒的なパワーの前に力及ばずでした……。
このゲームで久保田さんが使ったデッキのレシピはこちらになります。
■緑単《八大龍王 娑伽羅》デッキ
<プレイヤーカード>
《緑の竜の巫女クシュル》
<ゼクスカード>
赤
B07-013《流浪の刀鍛冶 長光》×4
緑
B01-092《たおやかなる薙刀 菖蒲》×2
B02-092《魅惑の七支刀 月下香》×4
B04-084《手当てするマーシュマロウ》×4
B04-096《碧天の鉄爪 禊萩》×4
B06-082《几帳面なコンフリー》×4
B06-097《桜雅竜ノーブルグローヴ》×4
B07-081《果物好きのハーツイーズ》×4
B07-082《お目付役エルダー》×1
B07-090《八大龍王 娑伽羅》×4
B07-095《誠実な雌雄剣 榎》×4
C06-021《陽気なダンデライオン》×4
<イベントカード>
緑
B06-028《フィーユはいつも元気だぞっ!》×4
F12-014《天淵の印》×3
とにかくリソースがすごい勢いで増えていくデッキになっていました。そのため《几帳面なコンフリー》などが早いターンから戦力として機能しはじめ、全体的なデッキパワーが底上げされていくのが印象的でした。《几帳面なコンフリー》《お目付け役エルダー》《手当てするマーシュマロウ》など、低コスト域をリーファーで固めてあるため、《果物好きのハーツイーズ》がIGで出た時、ほぼ確実にリソース加速できるという長所もあります。
また、今回のゲームでは見られませんでしたが《流浪の刀鍛冶 長光》と《誠実な雌雄剣 榎》のリソースリンクも搭載されており、リソース加速するだけでなく、《八大龍王 娑伽羅》を低コストで登場させることも可能になっているとのことでした。リソース加速を軸に、トラッシュとリソースを絡めたギミックがすごくおもしろそうだったので、皆さんにもぜひ使ってみてほしいデッキです。
さて、いつものことという感じもしますが、ここまでさくさくっと2連敗してしまいました。なんとか一矢報いたいところです。次の対戦では黒単のトーチャーズデッキを使わせてもらうことに。久保田さんは、ブレイバーにこだわらないで作ったという赤単速攻デッキを選びました。
序盤はお互いにどんどんゼクスを相打ちさせていく展開に。《切り込むラハール》や《紅い牙ルビーハウル》といったゼクスが次々とアタックしてきます。《悪の根源アジ・ダハーカ》と《バレットライダー シェダル》のリソースリンクで手札を補充する久保田さんに対し、こちらは5ターン目《ザクザクするチャーム》で手札破壊をしていきます。
しかし、序盤でリソースに《営業骸骨スケルタルセールス》を置いてしまったため、アドバンテージが取れず、久保田さんの攻撃的な布陣の前に少しずつ押され始めてしまいます。
そこで地味ながら非常に強力だったのが《戦略の女神アテナ》と《一角兎アルミラージ》、《短気な硫黄サルファーボア》の組み合わせ。《戦略の女神アテナ》のダメージ増加能力により《一角兎アルミラージ》や《短気な硫黄サルファーボア》のアタック時の能力で与えるダメージも増加します。
《一角兎アルミラージ》ならアタック時にまず1000+1000で2000点、そして自身のアタックが4500+1000で5500点と、3コストのゼクスにもかかわらず7500点ものダメージを与えられるようになります。
破壊されまくったゼクスでIGを行い、これが連続成功してゼクスを久保田氏のライフを削りますが、ここでライフから《戦国の華 森蘭丸》が登場。プレイヤースクエアを守るとともに、ゼクス1体を葬っていきます。ここでライフを詰め切れなかったのが契機となり、返すターン、逆にIG連続成功から押し切られてしまいました。こちらはもっとゆっくり戦うべきデッキでしたが、終始久保田さんの猛攻にペースを握られてしまっていました。
敗因は、やはりアドバンテージ源であるはずの《営業骸骨スケルタルセールス》をリソースに置いてしまったことでしょう。多少重くても、キーカードをしっかり握っていなくてはいけませんね。初歩的なミスをしてしまいました。この対戦で使用したそれぞれのデッキは以下の通りです。
■赤単タッチ青速攻デッキ
<プレイヤーカード>
なし
<ゼクスカード>
赤
B02-001《戦国の華 森蘭丸》×4
B03-006《戦略の女神アテナ》×4
B03-007《獰猛な虎目石タイガーズアイ》×4
B03-013《悪の根源アジ・ダハーカ》×4
B06-001《冷静な銀鋼メタルハウンド》×4
B07-002《一角兎アルミラージ》×4
B07-005《変幻水晶プリズムカメレオン》×1
B07-011《短気な硫黄サルファーボア》×4
B07-016《正義の女神アストライアー》×2
E02-004《切り込むラハール》×4
E02-010《突撃するラハール》×4
P01-009《赤い牙ルビーハウル》×4
青
B03-031《バレットライダー シェダル》×4
<イベントカード>
赤
B04-018《覇王剣ドラゴニックフレア》×3
■黒単タッチ赤トーチャーズ手札破壊デッキ
<プレイヤーカード>
なし
<ゼクスカード>
赤
B07-008《雷神の娘 立花誾千代》×4
黒
B04-063《じゃれつくロードローラー》×4
B04-075《ザクザクするチャーム》×3
B05-062《チクチクするキュート》×4
B05-067《営業骸骨スケルタルセールス》×4
B05-069《情熱的なコルドロン》×3
B05-072《止まらないジェットコースター》×4
B06-064《チューチューするファニー》×1
B07-061《ざしゅざしゅするクッキー》×4
B07-062《人形遣いの少女プエラ》×4
B07-067《切り刻むボーパルサイス》×4
B07-071《ツンツンするウェンディ》×4
C05-022《暴走するバーサークバイク》×4
<イベントカード>
黒
B07-080《三が日》×3
あれよあれよと3連敗してしまい、いよいよ最後のデッキを使っての対戦です。久保田さんにはカワカミがまったく真価を発揮させられなかった赤青メタルフォートレスを使って、その実力を見せてもらうことになりました。こちらは白単タッチ黒のガーディアンデッキを使わせてもらうことに。『運命の相剋』で《信念の反逆者サー・ガルマータ》と《贖罪の羊》を得た“防御こそ最大の攻撃”なデッキです。
先攻は久保田さん。ゲームだけでなくじゃんけんでも負けまくっています(笑)。1ターン目はお互いにゼクスを出して倒しあうというごくごく普通の展開に。しかし、2ターン目にIGで《機動客船ガリウム》が登場すると、久保田さんから「あ、ブン回りましたね(笑)」という不吉なお言葉が。こちらのプレイヤースクエアにはパワー5000のゼクスがいるため《機動客船ガリウム》では突破できないはずが、“レンジ2”持ちの《煌きの金ゴールドピーコク》が登場。あっさり突破され、さらに1点のダメージを受けます。
こちらもIGで出たゼクスをプレイヤースクエアの守りにつかせつつ、4コストで《ロウブリンガー チャムラン》を登場させ、まずは《煌きの金ゴールドピーコク》を倒し、パワーが下がった《機動客船ガリウム》にも退場願おうとしたところで飛んでくる《蒼紅激突》!! な、なるほど、これがブン回りですか……。《機動客船ガリウム》を残したままターン終了となりました。
しかし、久保田さんのブン回りはこれで終わりではなかったのです。返すターン、久保田さんは《高速変形エルビウム》をリソースに置き、《四駆工房ランクル》とのリソースリンクを成立させて、プレイヤースクエアの《鋼城オスミウム》に“レンジ2”を付与。《鋼城オスミウム》のアタックでプレイヤースクエアを突破され、さらに《機動客船ガリウム》で1ダメージ。そして、次ターンから自力で“レンジ2”を得られる《剣闘変形モリブデン》を配置してターンを返されました。
3ターン目にして2点ダメージというピンチですが、なんとかIGでゼクスを出して《機動客船ガリウム》を破壊、さらに《信念の反逆者サー・ガルマータ》で《剣闘変形モリブデン》も倒します。しかし久保田さんは攻め手をゆるめず、IGで出たゼクスで3度プレイヤースクエアを突破し、さらに手札からゼクスを出して3点目のダメージを与えてきます。返すターンでこちらは《イヴィルベイン ホーレイカー》と《粗暴の爪クーゲル》のリソースリンクを成立させて戦線を再構築にかかります。
こちらの狙いとしては、前のターンに《信念の反逆者 サー・ガルマータ》を倒してもらって、それを復活させるつもりでしたが、しっかり読み切られていたようです。仕方がないので3コストのゼクスを復活させます。さらに手札から《イヴィルベイン パイネグランデ》を追加して、とりあえず守りを固めたぞと思ったところで、久保田さんの次の一手は《剣帝神器サイクロトロン》。……負けました。
このゲームで使用した白単タッチ黒ガーディアンのデッキリストは以下の通りです。
■白単タッチ黒ガーディアン
<プレイヤーカード>
《弓弦羽ミサキ》
<ゼクスカード>
白
B01-046《ロウブリンガー ダウラギリ》×4
B02-047《ロウブリンガー サンタクルス》×1
B02-056《秩序の頂点サー・ガルマータ》×2
B04-042《イヴィルベイン モンブラン》×2
B04-056《イヴィルベイン ケィツゥー》×2
B05-042《イヴィルベイン アイガー》×4
B06-041《イヴィルベイン ニルカンタ》×4
B06-048《イヴィルベイン パイネグランデ》×4
B06-054《イヴィルベイン ホーレイカー》×4
B07-042《イヴィルベイン シャンカー》×2
B07-049《ロウブリンガー チャムラン》×4
B07-052《信念の反逆者サー・ガルマータ》×4
黒
B06-068《粗暴の爪クーゲル》×4
<イベントカード>
B02-060《チェインバインド》×4
B06-060《まじかる☆でぃふれくと!》×3
B07-058《贖罪の羊》×2
というわけで、今回は4戦全敗という結果に終わりました。なお対戦後「な、7弾のカード使うの初めてだったし!」と見苦しい言いわけをしたところ、撮影のために同行していたカネキングから「じゃあ、7弾環境でデッキ作ってリベンジ戦ね。7弾のカードに触れたあとなら負けないんでしょ?」と煽られてしまったので、次回はカワカミが作った7弾環境のデッキで久保田さんとゲームをしてみたいと思います。せめて1勝はしたいので、がんばりますよ!
では、最後になりますが『運命の相剋』以降の『ゼクス』について、久保田さんにお話しをうかがったので、その模様をお伝えしたいと思います。前回の記事でも『運命の相剋』のコンセプトや注目カードについて久保田さんにお話しいただいているので、そちらも一緒にご覧ください。
――アニメをフィーチャーした3種のスターターデッキから続く形で『運命の相剋』が発売されましたが、アニメを観て『ゼクス』を始めようという人には、どういった遊び方がオススメでしょうか。
昨年末に発売した3種のスターターは、そのままでも遊べますし、2つそろえていただいて単色デッキ2つに分割することで、また違ったデッキになります。まずは好きなキャラクターのスターターデッキを使ってもらえれば、しっかりと『ゼクス』ってこういうゲームなんだということをわかってもらいつつ、楽しんでいただけると思います。
また、スターターには今後『ゼクス』を遊ぶうえで役立つ汎用的なカードがたくさん収録されているので、そういった基本カードをそろえていただくという意味でもオススメしておきたいですね。
――デッキに必須となるIGアイコンを持つカードがしっかりとそろえられるのが、スターターのいいところですよね。
そして、スターターで遊んでいるうちにお気に入りのカードを見つけていただいて、そこで初めて「じゃあこのカードと相性のいいカードはなんだろう」と考えて、ブースターを購入されるのがいいと思います。
また、公式サイトにはカード検索機能があり、他のユーザーさんが作ったデッキもたくさん公開されています。それを参考して、ご自身のデッキを作り上げていってもらえればうれしいです。
――まずは他の構築されたデッキを改造するところから、デッキ構築の練習をしようということですね。
やはり、初めたばかりの方がイチから自分でデッキを組むのは難しいので、まずは他の人のデッキを真似てみて「なんでこのカードが採用されているんだろう?」というようなことを考え、試していただければと思います。
スターターもそうですが『ゼクス』は、とにかく興味を持ったら、あまりお金をかけないでもすぐに始めていただけるようにしています。カードを作って、売る立場の僕が言うのも変な話ですが(笑)。それこそ、スターターにフリーカードを混ぜるだけでも十分にデッキ改造の楽しみを味わっていただけるはずです。
また、カードショップさんでも、1枚からカードが買えたり、コモン・アンコモンカードの詰め合わせセットが売られたりもしていますので、そういったものも利用して『ゼクス』を楽しんでいただきたいですね。
――強いと言われているSRカードを絶対に手に入れなくてはならない、といったことはないというわけですね。
もちろんユーザーさん同士で勝ち負けを競うのはいいのですが、『ゼクス』は一番強い人を決めようというゲームではないので、基本的には好きなカードを使って楽しく遊んでいただければと考えています。たとえば、経験者の方にアドバイスをもらうと「なんでそのカード入っているの? こっちのほうが強いよ?」と言われてしまうこともあるかと思います。もちろん、聞いたほうがいいアドバイスもありますが、好きなカードがある時は、ぜひ我を通して使い続けてほしいですね。
――とりあえず強いカードを推薦してしまうのは、カードゲーマーあるあるですね(笑)。
カードを作る側としては、今はわりとどういうコンセプトのデッキでもしっかりと戦える環境にあると思っています。どんなデッキにも入ってしまう必須カードというものもなく、自分で選んだカードを手になじませれば、それが強いデッキになるはずです。
僕は第4弾『黒騎神の強襲』からずっと《碧天の鉄爪 禊萩》をプッシュしてるのですが、あまり他の方には採用されていません(笑)。でもしっかり戦えるデッキにはできていると思うので、そういう風にお気に入りのカードを使い続けてみてほしいですね。
――これからの『ゼクス』の商品展開や開催されるイベント、メディアミックスについてお話しいただけますか。
3月9日に『秋葉原ゼクストリーム2014.Spring』が開催されます。イベントはもちろん、《孤独の魔神ソリトゥス》の抱き枕カバーをはじめとする物販などでも、ユーザーの皆さんにお楽しみいただければと思います。また、3月1日から31日まで、店舗大会にて“星々の願い”というイベントを行います。
詳細についてはこれから発表していきますが、キャラクターに投票してもらい、1位になったキャラクターのカードサプライを作るというイベントです。こちらにもご期待ください。そして商品としては、“各務原あづみ”のフィギュアが出ました。トレカアイテムくじの第2弾もいよいよ発売されます。
――トレカアイテムくじはファイナルドロー賞の《十二使徒 双子宮アムブリエル》のプレイマットが人気出そうですね。
このように2、3月はカードとしての商品は出ませんが、こういった関連アイテムでお楽しみいただけるのではないでしょうか。また、4月に発売される第8弾ブースターからの先行収録もあるフリーカードも、近日配布が始まります。このフリーカード冊子には、なかなか強力なカードが収録されているので、『ゼクス』を始めたばかりの方も、ベテランの方も楽しみにしていただければと思います。しばらく、フリーカードだけ遊べちゃうくらい強くなっていますよ(笑)。
――初心者の方の心強い味方になってくれそうですね。
4月の第8弾以降は、6月にまた新しいスターターデッキを出す予定でいます。そして7月に新ブースターを出して、今8月にも何かおもしろいことができないかと話し合っているところです。
――では、最後に読者の方へ一言メッセージをいただけますか。
1月からはアニメも始まっていますが、今後もどんどん『ゼクス』というコンテンツを広げていきたいと思っています。おかげ様で『ゼクス』も大きくなってきましたが、今後も「他がやらない変なことをやって、ユーザーさんと一緒に楽しむ」という点は変えるつもりはありません。
今仕込んでいるものも、公開したら「バカだなー!(笑) でも『ゼクス』らしい!」と思っていただけるものになるように頑張っています。今年も一緒に笑って、楽しめるものを作っていきますので、お付き合いいただければうれしいです。
今回の記事でご紹介した第7弾『運命の相剋』1BOXを、抽選で2名様にプレゼントします。欲しい人は、下記のフォームからご応募ください。締め切りは、2月23日です。
(C)BROCCOLI / Nippon Ichi Software, Inc.
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