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2014年2月20日(木)

『ギルティギア イグザードサイン』が2月20日に稼働! 登場キャラクターやゲームシステム、ロケテストなどの情報をまとめてお届け

文:カネキング

 アークシステムワークスが手掛けるアーケード用格闘ゲーム『ギルティギア イグザード サイン』が、いよいよ2月20日に稼働開始となる。この記事では、これまでに公開された情報をまとめてお届けするので、ぜひ予習に役立ててほしい。

『ギルティギア イグザード サイン』

●大人気格闘ゲーム『ギルティギア』

 『ギルティギア』は、昨年25周年を迎えたアークシステムワークスの看板タイトル。洗練されたゲームシステムから生み出される高い競技性がユーザーに受け入れられ、現在に至るまで多数のタイトルが発売されている。また、圧倒的な描き込みと独自の世界観、魅力的なキャラクターたちにもファンが多く、今なお高い人気を誇っているシリーズだ。

●歴代の主要シリーズ作品(スピンオフ作品は除く)

タイトル名

初出ハード

時期

『GUILTY GEAR』

PlayStation

1998年

『GUILTY GEAR X』

NAOMI

2000年

『GUILTY GEAR XX』

NAOMI

2002年

『GUILTY GEAR XX #RELOAD』

NAOMI

2003年

『GUILTY GEAR XX SLASH』

NAOMI

2005年

『GUILTY GEAR XX Λ CORE』

NAOMI

2006年

『GUILTY GEAR 2 -OVERTURE-』

Xbox 360

2007年

『GUILTY GEAR XX ΛCORE PLUS R』

RINGEDGE2

2012年

『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』

RINGEDGE2

2014年2月20日

■基本ゲームシステム

 『ギルティギア イグザード サイン』は、お互いに攻撃し合い、先に相手の体力を0にした側のプレイヤーが勝利となるオーソドックスな2D対戦格闘ゲーム。

『ギルティギア イグザード サイン』

 特徴的なシステムとしては、“テンションゲージ”が挙げられる。これは、後述する覚醒必殺技やロマンキャンセルを使用するのに必要なゲージで、攻撃やダッシュなど、ポジティブなアクションを取ると増加する。一方で、逃げ回ったりするなど消極的な行動を取り続けると、“ネガティブペナルティ”を受けて、テンションゲージが0になってしまう。

 また、相手の攻撃をガードすると“R.I.S.C.レベル”が増加してしまう。一定量以上増加すると、相手から受ける攻撃が無条件でカウンターヒットとなるので、基本的に受け手にまわるのは不利と言える。積極的にガンガン攻めていくのが、『ギルティギア』のセオリーだ。


●ロケテスト情報まとめ

 電撃オンラインに掲載してきた、各ロケテストのレビュー記事がこちら。稼働までの軌跡を、こちらの記事でチェックしてほしい。

第3回ロケテストレビュー
 (主な新要素:ザトー=ONE、ベッドマンが追加。一撃必殺技が実装)

第2回ロケテストレビュー
 (主な新要素:アクセル、イノ、スレイヤー、ファウストが追加。新システム“ブリッツシールド”が実装)

第1回ロケテストレビュー


■『ギルティギア イグザード サイン』オープニングムービー

 アーケード版のオープニングムービーがこちら。本作のバックグラウンドが語られた後、本作のプレイアブルキャラクターたちが総登場する内容になっている。物語のカギを握る新キャラクター・ラムレザル=ヴァレンタインにも注目だ。

■アーケード版で遊べる3つのモード

●アーケードモード

 全8ステージのCOM戦を勝ち抜きながら、それぞれのキャラクターごとに用意されたストーリーを楽しめるモード。各キャラクターごとに、ムービーやライバルとの熱い戦いを楽しめる。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲キャラクターごとに、それぞれストーリーが用意されているアーケードモード。随所に挿入されるムービーには3Dモデルが使われているが、まるでアニメーションのように滑らかに動く。
『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲アーケードモードのワンシーン。ソルとシンの旅の目的とは一体? あの謎多き少女“ラムレザル”に関係があるのだろうか……。▲各キャラクターとも、7戦目にはライバルとの特別な戦いが待っている。この世界で起きている事件の核心に触れるストーリーも用意されているという。
『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲オープニングに登場し、全世界に宣戦布告をした謎の少女“ラムレザル=ヴァレンタイン”。彼女の目的は一体何なのだろうか。▲この世界で起こっている事件の影には、“元老院”という謎の組織が深くかかわっているようだ。

●スパーリングモード

 アーケード版用の、簡易トレーニングモード。指定したキャラと時間制限まで戦うモードで、コンボの練習などに最適だ。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲制限時間内に思い切り戦おう! COMはキャラクターや強さを指定できる。▲“COMのキャラ”や“強さ”以外にも、“乱入歓迎”などの意思表示ができる。

●M.O.M(メダル オブ ミリオネア)モード

 獲得したメダルを使用して、自分のキャラクターを強化しながら、COMと戦ってステージを攻略していくモード。1人で長く遊べるのが特徴だ。Aimeカードを使ってプレイすると進行状況が保存され、次回プレイ時に続きから遊べる。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲モード内で入手できるメダルを使ってスキルやアイテムを購入し、RPGゲームのようにキャラクターを成長させながらステージを攻略していく。やり込み要素が満載だ。
『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲相手の体力を0にするとメダルが出現する。“ボス”モードの敵を倒すと宝箱がドロップされる。

■ギルドサイトでできること

 『ギルティギア イグザード サイン』は、“Aimeカードシステム”に対応しており、ゲームと連動したさまざまなサービスを利用できる。Aimeカードシステムに対応し、連動する専用WEBサイト“GUILTYGEAR Xrd -SIGN- プレイヤーズギルド”にアクセスすることで、全国オンラインランキングへの参加や自身の戦績の確認、プロフィールのカスタマイズなどのさまざまなサービスが利用可能となる。また、プレイするたびにたまるポイントは、デジタルコンテンツと交換もできるとのことだ。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲ギルドサイトを使うことで、対戦がより楽しく。サイトにログインすると、キャラクターが話しかけてくれるお楽しみ要素もある。多数用意されたメッセージはすべてボイス付きなので、ファンは必聴だ。

■基本バトルシステム

 ここからは、『ギルティギア イグザード サイン』の基本的なバトルシステムを紹介する。本作は簡単な操作で、空中ダッシュや2段ジャンプなどの超人的なカッコイイアクションを行えるのが特徴だ。

●通常攻撃系アクション

Punch

リーチが短く低威力だが、素早い攻撃を繰り出す。

Kick

リーチが短く低威力だが、素早い攻撃を繰り出す。

Slash

中程度のリーチ・威力で、攻撃を繰り出す。

High Slash

リーチが長く、威力の高い大振りな攻撃を繰り出す。

Dust

“ダストアタック”(後述)またはレバー↓と併せて“足払い”を繰り出す。

Start

“挑発”またはレバーと併せて“敬意”を行う。

●特殊移動系アクション

空中ダッシュ

ジャンプ中にレバーを →→ に入力

キャラクターを空中で前方に走らせる。※ミリアのみ二段空中ダッシュが可能。

空中バックステップ

ジャンプ中にレバーを ←← に入力

キャラクターを空中で後方に素早く移動させる。

ハイジャンプ

レバーを ↓↑ に入力

キャラクターを高くジャンプさせる。

二段ジャンプ

ジャンプ中に レバーを ↑ に入力

キャラクターをジャンプ中にもう一度ジャンプさせる。※チップのみ三段ジャンプが可能。

※ポチョムキンはダッシュ操作ができない。
※ザトー=ONEおよびベッドマンの空中移動は特殊操作となる。

■攻撃系アクション

●通常攻撃:各種攻撃ボタン(P/K/S/HS)
●特殊攻撃1:レバー→+P
●特殊攻撃2:レバー→+HS

 攻撃ボタンを押すだけで、通常攻撃を繰り出せる。また、レバー→+Pで相手のジャンプ攻撃に強い対空技が、レバー→+HSでリーチと攻撃力に優れた特殊通常技を繰り出せる。(レバー→+Kなどで特殊技を繰り出すキャラもいる)

●足払い:レバー↓+D

 全キャラクター共通のシステムとして、レバー↓+Dで相手を転ばせる“足払い”を繰り出せる。足払いを食らった相手は態勢を崩してダウンする。

●投げ・空中投げ:相手の近くでレバー← or →+HS

 全キャラクター共通のシステムとして、レバー ← or →+HSで相手を投げられる。投げはガードできないので、ガードを固めている相手に有効だ。両者が空中にいれば、空中投げを繰り出せる。

●ガトリングコンビネーション:特定の順番でタイミングよく攻撃ボタンを入力

 ボタンをタイミングよく押すだけで、通常技から通常技へと簡単に連続技を繰り出せるシステム。どの技からどの技がつながるかは、キャラクターごとに決まっている。

●必殺技:キャラクター固有のコマンド入力

 キャラクターごとに設定されたコマンド技。テンションゲージを消費しないため、バトルの主軸となる。

●ダストアタック:立ち状態でD

 立ち状態でDボタンを押すと、しゃがみガード不能の攻撃“ダストアタック”を繰り出す。ダストアタックがヒットした場合、以下の2つのパターンに派生し、追撃を狙える。

『ギルティギア イグザード サイン』
『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲ヒット後、レバー↑を入力:空中に吹き飛ばした相手を追い掛けてホーミングジャンプする。カメラが切り替わる迫力の演出に注目だ。▲ヒット後、レバー→を入力:前方に吹き飛ばした相手を追い掛ける。画面端なら強力な追撃が可能だ。

●覚醒必殺技:キャラクター固有のコマンド入力

 テンションゲージを50%消費することによって繰り出せる、強力な威力かつド派手な必殺技。技の出し方はキャラクターによって異なる。各キャラクターそれぞれに、1つずつの演出カットシーンが用意されている。

●一撃必殺準備と解除:P+K+S+HSボタンを同時押し

 一撃必殺技を発動するための、準備態勢を取る。準備中に再度同じ操作を行うことで解除も可能だ。準備後はテンションゲージが一撃必殺技ゲージに変化し、テンションゲージを必要とするアクションを発動できなくなる。また、一撃必殺技ゲージが0になると徐々に体力が低下する。

『ギルティギア イグザード サイン』

●一撃必殺技:一撃必殺技準備後に↓、斜め右下、→、↓、斜め右下、→+HS

 一撃で相手を倒せる超強力な必殺技を発動する。一度発動してしまうと、一撃必殺技ゲージが消失してしまう。一撃必殺準備と一撃必殺技は特定の条件下で性能が変化する。

『ギルティギア イグザード サイン』

■防御系アクション

●立ちガード:レバーを←に入力

 敵の上段攻撃と中段攻撃を防御できる。下段攻撃は防御できない。必殺技や覚醒必殺技も防御できるが、わずかに体力を削られてしまう。

●しゃがみガード:レバーを左斜め下に入力

 敵の上段攻撃と下段攻撃を防御できる。中段攻撃は防御できない。必殺技や覚醒必殺技も防御できるが、わずかに体力を削られてしまう。

●空中ガード:ジャンプ中にレバーを←に入力

 空中で敵の攻撃を防御できる。地上攻撃の多くは防御できない。必殺技や覚醒必殺技も防御できるが、わずかに体力を削られてしまう。

●フォルトレスディフェンス:ガード中に、Dボタン以外の攻撃ボタンを2つ押し続ける。

 通常のガードよりも強力なガードを行う。発動中は、テンションゲージを徐々に消費する。発動中は、必殺技をガードした際の体力減少がなくなる、相手との間合いが通常ガードより離れる、空中ガード不能の技をガードできるなどの利点がある。

●受け身:空中やられ中に、タイミングよくDボタン以外の攻撃ボタン

 相手の攻撃を受けて空中やられになってしまった場合、放っておくと追撃されてしまうが、空中で攻撃ボタンをタイミングよく押すことで態勢を立て直し、相手の追撃から逃れられる。

●デッドアングルアタック:ガード中に、レバー→+Dボタン以外の攻撃ボタン2つ

 相手の攻撃をガードした瞬間に、レバー→+Dボタン以外の攻撃ボタン2つを押すことで、専用の反撃技を繰り出せる。相手に追い詰められてしまった際の切り返しに重宝するが、テンションゲージを50%消費するので、ここぞという時に使おう。アクションはキャラクターごとに異なる。

●サイクバースト:Dボタン+攻撃ボタン1つを同時押し

『ギルティギア イグザード サイン』

 瞬時に無敵になって相手を吹き飛ばすアクション。ダメージ中やガード中でも発動できるが、BURSTゲージがMAX時のみ使用可能だ。なお、覚醒必殺技のダメージ中や投げられ中は使用できない。また、自分がやられ状態以外で発動した場合、テンションゲージがMAXになる。

・防御に使う場合……相手から攻撃を受けている際に使用することで、相手の攻撃に割り込んで切り返せる。青いエフェクトが発生。

・防御以外で使う場合……自分がやられ状態以外で発動した場合、ヒットさせることでテンションゲージがMAXになる。金色のエフェクトが発生。

●相殺システム

 お互いに繰り出した攻撃の攻撃判定のみが重なった場合に相殺が発生する。相殺には下記の2つのパターンがある。

・通常の相殺……両者ともすぐに次の行動を取れる。

『ギルティギア イグザード サイン』

・デンジャータイム……稀に、相殺演出の後に“デンジャータイム”に突入する。デンジャータイム中に最初に攻撃をヒットさせると“モータルカウンター”が発生し、大ダメージの連続技を狙えるチャンスとなる。

『ギルティギア イグザード サイン』

●ブリッツシールド:HS+いずれかの攻撃ボタン同時押し または ↓+HS+いずれかの攻撃ボタン同時押し

 テンションゲージを25%消費して、一定時間、相手の攻撃を弾き返す構えを取る。構え中は相手の攻撃を弾き返し、反撃のチャンスが発生! しゃがみ中やジャンプ中でも発動できる。なお、攻撃を弾かれた側は無防備になるが、ブリッツシールドなどの一部アクションを発動できる。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』

■『ギルティギア』の代名詞“ロマンキャンセル”がより進化!

●ロマンキャンセル:Dボタンを除く攻撃ボタンを3つ同時押し

 “ロマンキャンセル”は、『ギルティギア』シリーズの代名詞とも言えるアクション。発動すると、どんな攻撃でも即座にキャンセルできる斬新なシステムで、連続技を伸ばしたり、攻撃の隙をフォローしたりと、さまざまな使い方ができる。発動した状況によって、テンションゲージを25%または50%消費するのも特徴だ。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲攻撃をロマンキャンセルして、さらに追撃! これがもっとも基本的な使い方だ。

 従来のシリーズでは、ロマンキャンセルできる条件が限定されていたが、今作からは“あらゆる直前の行動”を中断できるようになった。さらに、ロマンキャンセルには“自分以外の時間の流れが遅くなる”という効果も追加。プレイヤーのアイデア次第で、さまざまな戦術を生み出せる。

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』
▲“ガンフレイム”などの飛び道具を出し、その硬直をロマンキャンセル。すると相手もガンフレイムの炎も遅くなるので、その間に炎を追い越して本体と同時攻撃を仕掛けられる。

■初期プレイアブルキャラクターを紹介!

●SOL BADGUY(ソル=バッドガイ)――背徳の炎

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】184cm
【血液型】不明
【体重】74Kg
【出身】アメリカ
【誕生日】不明
【趣味】QUEENを聴くこと
【大切なもの】QUEENの“シアーハートアタック”のレコード
【嫌いなもの】努力、がんばること

「覚悟はできてんのか?」

■概要

 生体兵器“GEAR”を作る過程で、その試作体として改造された超人。

 聖戦時には人類と共にその剣を振るい、世界最凶の破壊神“ジャスティス”を二度に渡り、討ち倒した。また、その後の“バプテスマ13事件(イリュリア王都襲撃事件)”において人類の根絶を試みた“ヴァレンタイン”をも撃退したことから、戦闘能力の高さは誰もが認めるところである。

 現在は、自分をGEARの身体に改造し、聖戦の元凶とされる“あの男”の捜索を生きがいに、養い子であるカイの息子であるシンとともに賞金稼ぎとして各地を放浪している。

■ストーリー

 多くの者たちは“バプテスマ13事件”をまるで隕石が落ちてきたかのような災害として捉えているが、ソルにとってこの事件は、GEARという生き物の成り立ち、聖戦、そして自らが何故改造されたのか、それらの真意とヴァレンタインという存在の因果関係を感じさせる出来事だった。

 ラムレザルによる宣戦布告を聞きつけたソルは、イリュリア連王カイ=キスクの依頼を受け、ラムレザルが待つ日本跡地へと足を向ける。

■性格

  無骨で面倒くさがり屋。口数は少なく、必要最低限度の言葉しか口にしない。説明や表現が苦手であり、話すより強引な行動や態度で示す事が多い。一般的には自己中心的で乱暴と評されるが、一部の行動をともにする仲間からは「しょうがない奴」と受け入れられている。


●KY KISKE(カイ=キスク)――白銀の迅雷

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】178cm
【血液型】AB型
【体重】58Kg
【出身】フランス
【誕生日】11月20日
【趣味】ティーカップコレクション
【大切なもの】ディズィー、シン、みんなの笑顔
【嫌いなもの】自らの弱い心

「迅雷の所以をお教えしよう」

■概要

 世界を率いるイリュリア連王国の若き王。聖戦時には聖騎士団を束ねる団長も務め、国民から英雄として絶大な支持を集めている。しかし彼が玉座を授かることとなった背景は、その輝かしい功績によるものだけではなかった。

 国連元老院からの斡旋である。元老院は自らの意のままに動く傀儡を欲しがり、その適任としてカイ選んだのである。カイはある秘密を盾に取られたことにより、その要求を呑まざるを得なかった。

 その秘密とは、カイが人類の仇敵であるはずのGEARを妻に迎えたことだった。それが全人類の宗旨として背徳的な行為であることを知りながら。

 しかし元老院の手中に立たされたカイは、そのような逆境の最中にも希望を捨てなかった。妻と子、そして人類に協調を示す多くのGEARたちが共存する、そんな新しい未来を創ろうと決心を固めた。元老院が陰で行おうとしている計画の真意を探りながら。

■ストーリー

 ラムレザルによる宣戦布告の声明が発せられた。そしてカイは、その事実を冷静に受け止めていた。なぜならば、彼はある“情報”をもとに、この事件が起こり得ることと知っていたからだ。カイはその“情報”に確証を得るべく、ソルとともに日本跡地へ向かうことを決意した。

■性格

 過去において、正義と秩序を何よりも重んじたカイは、誠実であると同時に融通の利かない性格でもあった。そのため、自由奔放に生きるソルと衝突する場面も多かった。

 王の身になって以来、その熱意は広い視野へと変貌し、より多くの立場からものを考えられるようになっている。しかし一方で情にもろく、熱くなれば青臭い動機で行動することもある。そのため、一統治者としてのカイの手腕に疑問を抱く者も少なくないが、そうした人間らしい側面も多くの国民に愛される一因となっている。


●CHIPP ZANUFF(チップ=ザナフ)――電光石火の疾風

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】183cm
【血液型】B型
【体重】67Kg
【出身】アメリカ合衆国(本人は日本と主張)
【誕生日】2月9日
【趣味】夢を見ること(大統領になること)
【大切なもの】仲間、メガネ、(購入予定のネクタイと万年筆)
【嫌いなもの】悪夢、マフィア、ギャング、ヤクザ
【アイタイプ】赤

「引導を渡してやるぜ」

■概要

 大統領という大きな存在になって、世の不条理を正したいと考えている忍者。

 短絡的な性格ではあるが、戦闘では冷静な判断力が持てる一流の戦士。また、世界でも希少な“気”の使い手でもある。

 貧民街で育ちギャングとして悪行を尽くしていた折、今は亡き忍の師匠・毅と出会うことで人としての道徳、その精神の土台となる武術を伝授され、自らの過去を見つめ直した過去を持つ。副産物として大の日本かぶれとなったが、そのわりには文化に対する知識が浅く、要所要所で勘違いジャパネスクが炸裂する。

 現在は、社会が何を原因に荒んでしまうのかに興味を持ち、これらを正す絶対的な権力を手にすること、すなわち大統領になるという大志を抱いている。

■ストーリー

 イリュリアのような、一部の上流文化が急激な成長を遂げる一方で、統治や助成が及ばない荒廃集落は数多く存在した。チップはそういった国として認められていない非独立統治機構の中に身を投じ、その高い武力を持って強引に治安を正していった。

 始まりはまるで、山賊さながらの荒くれ集団だったが、やがて集落規模は2万人を超える大世帯となった。チップはこれを、自らの夢である大統領になる好機と考え、“東チップ王国”の建国申請に乗り出した。

 そんな時、ラムレザル=ヴァレンタインが人類に宣戦布告する。チップは、ラムレザルを倒すことで名声を手に入れることが夢への近道になると考え、日本跡地へ向かうのだった。

■性格

 血の気が多く、難しく考えることが苦手。ケンカっ早く、言葉遣いも荒い。

 チップは政治家としての修行を通して、社会的な常識やマナーといったものがどうあるかを学んだが、そういった自分の粗野な性分を客観的に自覚しつつも由としている。

 また、感情優先の場当たり的なイメージが強いが、仲間の日常が脅かされるような話題では鋭い認識力を以て、表層的な理論武装に言いくるめられるようなことはい。

 やり方は荒かったが、師匠譲りの道徳観念と持ち前の直線的な熱意は、純粋に民衆の心を惹きつけた。救われた人々からは、尊敬や感謝を集め“オカシラ”と呼ばれて慕われている。


●MAY(メイ)――恋する突貫娘

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】158cm
【血液型】B型
【体重】47Kg
【出身】不明(日本)
【誕生日】5月5日(拾われた日)
【趣味】ジョニーのことを考えること
【大切なもの】ジョニー
【嫌いなもの】はげ

「ジョニー頑張るからね!」

■概要

 破壊神“ジャスティス”の攻撃によって壊滅した日本人の末裔。小柄な外見からは想像もつかない怪力を有している。

 聖戦によって身寄りをなくした彼女は、幼くして戦場を1人さまよっていた。そうした折、義賊である“ジェリーフィッシュ快賊団”の頭領――ジョニーに拾われ、以後はその一員となる。現在は快賊団の中でも中心的な存在となり、仲間たちと楽しい毎日を送っている。

 なお、恩人であるジョニーを激しく敬愛している。意中のジョニーに振り向いてもらうために、大人の女性としての成長を焦っているが、空回りに終わることが多い。

■ストーリー

 ある日、前触れもなく舞い込んできた“ラムレザル=ヴァレンタイン”による人類への宣戦布告。時を同じくして、彼女は自らの体調に違和感を感じ始めていた。その原因がラムレザルにあると直感的に理解した彼女は“世の中を困らせている悪い人”を倒すため、艇の進路を東へ向けるのだった。

■性格

 明朗快活な性格で、細かいことは気にしない。難しいことを考える前に、行動を起こすことを信条としており、その活発な行動力に仲間たちが振り回される場面もしばしば見受けられる。しかし、彼女の言動に呆れと疲れを感じながらも常に前向きなメイの姿勢は周囲の人間に元気を与えている。

 恩人である快賊団のリーダー・ジョニーに強烈な恋心を抱いており、「ジョニーと全人類を天秤にかけてもジョニーの方が重い」と豪語している。


●MILLIA RAGE(ミリア=レイジ)――金色の反逆者

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】169cm
【血液型】B型
【体重】48Kg
【出身】ロシア
【誕生日】孤児のため不明
【趣味】猫を追い回すこと
【大切なもの】貞操
【嫌いなもの】ザトー、抜け毛

「まばたきする暇もあげない」

■概要

 聖戦で孤児となったミリアは当時のアサシン組織の長・ザトー=ONEに拾われ、暗殺者の一員となった。やがてミリアは“禁呪”によって髪の毛を操る能力を手にし、ヴェノムとともにザトーに次ぐ実力と称されるようになった。

 いつしかミリアとザトーの関係は恩人、師弟を経て恋仲となったが、暗殺者としての人生に疑問を抱いた彼女は、すべての関係を断ち切って組織を抜け出す意思を固めた。

 ミリアは逃亡生活の最中にもザトーに対する想いの整理がつかず、何かの答えを見つけようとしていた。しかしザトーは、その身に施した影を操る“禁呪”の副作用によって自我を失い、絶命してしまう。

 頭領を失ったアサシン組織から彼女が狙われることはなくなったが、彼女の心に決着が得られることはなかった。

■ストーリー

 ある日、かつての同志であり、現アサシン組織の頭領であるヴェノムから奇妙な情報が舞い込んだ。「ザトー様が生きている。いや、生き返ったのかもしれない」

 ヴェノムはザトーの生きた身柄を引き取るために、ある仕事を引き受けているが、依頼主の立場や作戦の内容、ザトー再生の確証といったすべてに不自然な気配を感じている。クライアントとの関係上、派手に詮索することができないヴェノムは、事の真偽を確かめる仕事を、ミリアに依頼したのだった。

■性格

 無口で冷ややかな性格。しかし組織を抜けて以来、以前のように損得の価値観のみで行動することはなくなった。地に足ついた人々の暮らしの中で、ミリアは人間らしい感情を少なからず獲得している。口や行動で表すには至らないが、察しや思いやりといった感性を自覚するほどである。

 それゆえに、闇の世界で生きてきた彼女は今も冷ややかに振舞い、自分の身に及ぶ危険を周囲に広げまいとしている。一方で、対処に困る事象の前では、少女のような表情を見せることもある。


●VENOM(ヴェノム)――優しき暗殺者

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】179cm
【血液型】A型
【体重】66Kg
【出身】イギリス
【誕生日】不明
【趣味】読書、チェス
【大切なもの】ザトー、思いやり、ザトーの忘れ形見であるミリア
【嫌いなもの】血、ザトーに仇なす者、ミリア
【アイタイプ】青

「深紫のレクイエムを……」

■概要

 暗殺者集団・アサシン組織の現リーダー。前頭領であるザトー=ONEがこの世を去って以来、その後継者として組織のリーダーに坐している。組織の活動範囲は広く、全世界を股にかけた一大コミュニティーを形成しており、歴史の暗部には必ずと言っていいほど彼らアサシンの影がある。

 “報酬に見合えばどのような汚れ仕事でも引き受けるダーティーな組織”というのが彼らに対する世間一般のイメージである。その負のイメージは事実に則した正当なものである一方で、社会からあぶれた人間達を組織としてまとめ律しているという正の一面も持つ。それは今は亡き組織のリーダー・ザトー=ONEの想いでもあり、その意志を継承することを彼は是と考えている。

■ストーリー

 組織の頭領であるザトーを失い、未熟を自覚しながらもその意思を継いだヴェノム。ある日のこと、彼のもとに信じがたい連絡が入った。

 それは元老院からの仕事の依頼であり、報酬としてザトーを蘇生するというものだった。有史以来、生命の蘇生は一度たりとも成功したことなどない。

 ヴェノムは半信半疑ながらも、「もしも」の一念を捨てきれず、その依頼を受けることとなった。

■性格

 暗殺者という立場ではあるが、穏やかで、隠し事ができない素直な性格。理屈にこだわるような堅苦しい話し方をしつつも、心情、人情に重きを置いており、どのような相手に対しても自らを一歩引いた立場から相手を立てる謙虚さを持つ。だが、今は亡きザトーに仇名す者があれば、修羅さながらの形相を見せることもある。

 生きる目的を見失っていた幼少期のヴェノムは、ザトー=ONEに見出されて光明を得た。師であり、上司であり、恩人であるザトーに対して絶対の心服を誓っており、彼のためならば自らの死をも辞さない覚悟を持ってる。そしてその忠誠はザトー亡き現在もなお絶えてはいない。


●POTEMKIN(ポチョムキン)

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】258cm
【血液型】O型
【体重】1212kg
【出身地】浮遊大陸ツェップ
【誕生日】10月18日
【趣味】絵を描くこと
【大切なもの】竜が踏んでも壊れない筆箱
【嫌いなもの】4トン以上の筆圧に耐えられない鉛筆

「任務を遂行する!」

■概要

 空中武装皇国“ツェップ”出身の兵士。常識離れした巨漢からは想像しがたいが、忠義と礼節を重んじる愛国の徒。以前は奴隷兵士としての扱いを受けていたが、ガブリエルのクーデターによって国家は転覆し、よりその身は救われる。

 後に祖国は平和的自治を手に入れ、“空中浮遊国家ツェップ”として生まれ変わった。ツェップが独裁政権により、理不尽な格差社会を形成していた時、たった1人でその不正に立ち向かったガブリエルを尊敬し、忠誠を誓っている。

 現在は、その高い武力と落ち着いた物腰から特務外交としての地位を獲得し、ガブリエルからも厚い信頼を受けている。

■ストーリー

 ラムレザル=ヴァレンタインによる人類への宣戦布告を受けて、ガブリエル大統領はポチョムキンに命令した。「ラムレザルが出現した日本跡地へ向かえ」と。ラムレザルが日本を離れない理由……なぜ日本に留まるのかも不明。何かいやな予感を覚えつつも、ポチョムキンは艇に乗り、日本跡地へと出発する。

■性格

 誇り高く、誠実な心の持ち主。また、自然を富に愛する優しい人柄である。決して、悪意を持って人を傷つけるためにその拳が振るわれることはない。

 何よりも儀を重んじ、軽薄な態度や理不尽な要求をきらう。そのため、逆境や圧力に対して動じることなく真っ向から立ち向かう。また、自分の痛みは耐えられても他人の痛みを見過ごすことができない。


●AXL=LOW(アクセル=ロウ)――時空の異邦人

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】179cm
【血液型】B型
【体重】78Kg
【出身地】イギリス
【誕生日】12月25日
【趣味】ビリヤード・時代別の地図収集
【大切なもの】昔の時代にいる彼女(めぐみ)
【嫌いなもの】説教・人の死

「クールな負け方考えときな!」

■概要

 アクセルは、20世紀のイギリス人である。生まれながらに超人的な運動神経を持っていた彼は、その高い戦闘能力を以って自らが育ったスラム街の平定を成し遂げた。

 しかしある日突然、アクセルは遠い未来へとタイムスリップしてしまった。恋人の・めぐみをもとの時代に置いたまま……。それからというもの、彼は過去と未来、脈絡のない時間旅行に幾度となく見舞われた。あらゆる時代と国を彷徨い、彼の体感時間はすでに何年もの長きを経験している。しかし、未だもとの時代に戻る方法は見つかっていない。

■ストーリー

 ある日、アクセルは1つのことに気が付いた。それは特定の未来より先に行ったことがないということだった。困り果てたアクセルのもとに、1人の男が現れる。「お前がもしこの先の未来に行きたいのなら、“あの男”(ギアメーカー)に言伝をしてほしい」と。アクセルは手がかりを掴むため、“あの男”と縁のあるイノを探し始めた。

■性格

 「いい加減って、良い加減じゃない?」がモットー。典型的な楽天家。物事をあまり深刻に考えず、アバウトに解決する。論理立てて話すことが苦手なため、周囲からは適当な人間と思われがちだが、投げやりな様子ではなく、あくまで建設的に、みんながハッピーになる答えを求めている。決して問題を放置するタイプではない。

 また、人情には人一倍厚く、困っている人を見過ごすことはできない。そして何よりも“死”の存在を激しくきらい、どんな悪党に対しても命を奪うような制裁はしない。

 女性好きではあるが、恋人のめぐみを裏切る真似はしない。


●I-NO(イノ)――時を超える紅の楽師

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】165cm
【血液型】AB型
【体重】46Kg
【出身】不明
【誕生日】11月25日
【趣味】楽しいことならなんでも、隠語しりとり、焦らすこと
【大切なもの】1番目は秘密、マレーネ、若さ
【嫌いなもの】自分を楽しませられない人間、牛乳

「もう我慢できないの……」

■概要

 “あの男”が従える3人の側近の1人。戦闘能力は極めて高く、平時のソルを上回るほどである。また、任意の時間と場所に移動できる能力を持っており、彼女はこの先の未来を何度も経験している。

 その力に有用性を感じた“あの男”がイノに同行を求めたが、彼女が“あの男”の理念に賛同している様子はない。しかし利害が一致している点において、イノにとっても“あの男”は護るべき対象として主従関係が成立している。

 イノの出自に関する情報はなく、その過去を知る者は“あの男”や本人を含め存在しない。彼女は自分の中に眠る記憶と、精神的な“渇き”の正体を探るべく、ただ1人、一定周期の歴史を繰り返し体験している。そしてこれから世界に何が起きるのかも知った上で、その通例的な顛末に変化を求めている。

■ストーリー

 ラムレザルの声明が全世界に向けて発信された。イノにとってこの事件は初めてのことではなく、幾度も繰り返し見てきた冗長な未来に過ぎなかった。しかし今回は彼女にとっても稀有な存在である“あの男”を歴史に巻き込んでいる。微かな光明に期待を膨らませ、イノは日本跡地へと向かった。

■性格

 なれなれしく近寄ってきては親しげに話しかけ、一見すると人当たりがいい。女性の色香を武器として、男を惑わすような態度を取ったりもするが、その実、微塵の協調性も持ち合わせてはいない。“あの男”を含め、すべての人間を足元に見てからかっている。腹立たしい出来事やイノが本能的に警戒する人物に対しては、激しく気性が荒ぶる。

 イノは、自分の偏執的な性格を客観的に把握しており、それが自らの心の奥底にある“渇き”によるものであることも知っている。しかしそれが何に起因するものなのかは解っていない。


●SLAYER(スレイヤー)――闇を統べる貴種

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】185cm
【血液型】分類不能
【体重】70Kg
【出身地】トランシルヴァニア
【誕生日】10月31日
【趣味】HAIKU、勝負事、人間観察
【大切なもの】シャロン(妻)
【嫌いなもの】ロマンを持たないもの
【所属】なし(元アサシン組織創設者)

「戦いというものをご教授しよう!」

■概要

 不老不死かつ人間を超越した戦闘能力を有する吸血鬼の紳士。ダンディズムを至上命題としており、故に己の肉体のみを武器として戦うスタイルに挟持を持っている。趣味はHAIKUを詠むことと人間観察。人間に対しては並々ならぬ好意と興味を抱いている。かつて自らの食餌(血液)を確保するためアサシン組織を創設したが、何度血を吸われても死なない・吸血鬼化しない女性“シャロン”と出会い、伴侶としたこと機にザトーに跡目を譲って引退。

 その後、悠々自適な隠居生活を送っていたが、世界の不穏な空気を感じ、再び戦場に立ち戻ることになった。余談であるが、秘密の雅号で度々HAIKUコンテンストに応募しているが、入選したことはない。

■ストーリー

 スレイヤーはアサシン組織を引退した後も、半ば道楽で世情の動向を探っていた。しかしある日、その連絡係であった友人との連絡が途絶えた。彼の最期の報告書には「ザトーが生き返った」と書かれていた。

 生命の蘇生など信じられない。そしてその被験者がザトーであることになんの目的があるのか。スレイヤーは真実を確認するために、手紙に記されていた場所へと向かうのだった。

■性格

 物事を達観し、何事にも動じない大きな器量を持つ。相手が誰であろうとも、紳士的な姿勢は崩さず落ち着きを払っている。

 吸血鬼として千載の時を過ごしてきたスレイヤーは、人間界で起こるあらゆることを些事としてとらえている。しかしそれは彼の一感想であって、その些事に一喜一憂する人間模様を羨ましくも、愛おしくも感じている。そのため、美徳を重んじる者には善悪を問わず強い関心を示し、逆に恵まれた環境を享受しながらその価値に謝意を持たない者には、冷ややかな態度で接することもある。

 また、自ら定めた紳士道はある種のロールプレイングであり、その道徳観念をもって人間界を左右したいとは考えていない。


●FAUST(ファウスト)――さすらいの名医

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】282cm
【血液型】不明
【体重】55Kg
【出身地】不明
【誕生日】不明
【趣味】上質な紙袋の収集
【大切なもの】あってはいけないと思っている
【嫌いなもの】自分を罠に陥れた者

「保険証は要りませんよ!」

■概要

 世界各地を放浪し、病人や困った人々を善意で救う闇医者。かつては名医と呼ばれていたが、とある医療ミスを機に殺人鬼へと変貌してしまった。時を経て正気を取り戻したファウストは、その悪行を悔い、贖罪として善行を重ねている。しかし狂人としての正体を隠すべく、紙袋を被り素顔は隠している。また、過去に奇跡と称されたその超高度医療技術は今も健在であり、戦闘にも応用されている。現在はあの医療ミスが何者かによって仕組まれたという事実を知り、真相を追い求めている。

■ストーリー

 ある日、ファウストのもとに一通の手紙が届く。それは旧友スレイヤーからの手紙だった。そこには、あの忌まわしき事件の真実に近づく方法が記してあった。ファウストは覚悟と万感の思いを胸に、手紙の記す場所へと向かった。

■性格

 脈絡のない言葉を発したと思えば、哲学的な持論を展開し、ある時は人の進むべき道を諭したりもする。ファウストは乱心したことをきっかけに人格が破綻してしまったが、平静を取り戻してからもその後遺症が残っている。そのため、支離滅裂な言動は今も続いているが、在りし日の名医と変わらず、思いやりに富んだ心優しき性格である。


●ZATO=ONE(ザトー=ONE)――影を操る盲目の暗殺者

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】181cm
【体重】68Kg
【血液型】A型
【出身】スペイン
【誕生日】1月28日
【趣味】花言葉を言い当てることだった
【大切なもの】プライドだった、ミリア
【嫌いなもの】女、ミリアだった

「現実とは黒く塗りつぶされた白紙……」

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』

■概要

 影を操るアサシン組織の元頭領。ザトーは当初組織の末端であった。しかし自らの視力と引き換えに影を操る力を手に入れ、アサシンを率いる立場まで上り詰めた。

 その後ザトーは組織の勢力を拡大させ、世界的なコミュニティを形成することに成功する。また、“終戦管理局”と深い繋がりを持ったことにより、ザトー個人の影響力は時を追うごとに拡大していった。しかし影を操る“禁呪”は正規規格から外れた禁忌の術であり、ザトーはその力の代償で命を落ととしてしまう。

 ザトーの魂は黄泉の世界で霧散し、神羅万象の一部となることで完全なる死を迎えたはずだった。

■ストーリー

 目覚めてすぐに、ザトーは“自分が蘇生された”ことを理解した。以前と同じく“生きている”という感覚。ただ1つ違うのは“自分にも世界にも達観してしまった”ことだった。

 生前の記憶はあるのだが、何事にも興味が沸かず、自分を蘇生させた元老院に軟禁されたまま、闇の世界から出ようともしない。ただ1つだけ違和感があった。かつてザトーが心から信頼した部下であり、自らの死のきっかけを作った女性・ミリアのことを考える時だけは、他とは違う感情が沸いた。それはなぜか? 考えても答えは出ない。ザトーはミリアに会って確かめるため、外に出ることを決めた。

■性格

 生前のザトーは落ち着いた物腰で、したたかな思慮をめぐらせる人物像だった。しかし黄泉の世界で、およそ人間が味わうことのできる経験というすべての経験を無限に体験することとなったザトーは、蘇生後も何1つ感動を覚えない性格となってしまった。

 それゆえ、自分を含めすべての出来事に価値を感じられない。良いも悪いもなく、喜びも怒りも、生きる意義すらも感じられない。「この世はつまらない」。このつまらないですら退屈を感じたわけではなく、口癖のようにつぶやいているに過ぎない。

 ただ唯一、ミリアに対してだけは感情と呼べる微かな衝動を覚える。


●BEDMAN(ベッドマン)――眠り続ける謎の少年

『ギルティギア イグザード サイン』

【身長】156cm(ベッド込み272cm)
【体重】45Kg(ベッド込み666kg)
【血液型】不明
【出身地】不明
【誕生日】不明
【趣味】不明
【大切なもの】そば殻の枕
【嫌いなもの】ヒヨドリの鳴き声、話が長い人

「残念。諦めたまえ。さようなら」

『ギルティギア イグザード サイン』 『ギルティギア イグザード サイン』

■概要

 出身や素性、目的の一切が不明であり、なおかつ彼の存在を証明する公的証書もない。彼が眠り続けている理由も知る者はいない。所属している組織や仲間すら確認できないが、彼の背後にはクライアントが存在する。当然、それが何者であるかも今は明らかではない、神出鬼没に姿を現し、ただ目の前の者を排除するだけである。

 尋常ならざる高い戦闘能力を有しており、彼と対峙した者はどの様な結果であれ恐怖を覚える。しかし彼の本領は彼自身が創りだした悪夢の中に相手を誘い込んだ時である。ベッドマンの夢の中では、すべてがベッドマンの思い通りにコントロールでき、その世界で命を落とした者は現実世界でも死んでしまう。また、頭の回転が異常に速く、相手の行動パターンも容易に予測することができる。

■ストーリー

 ベッドマンはただ、障害を排除するだけの存在。しかし、彼は必要なくして行動はしない。

■性格

 基本的につねに寝ている状態である彼の性格が表に出ることはないが、夢の世界でのみ彼の性格は露見する。現実世界では、寝言すら発さない。

 知的で語彙力に優れ、相手の欠点や触れられたくない事実に踏み込んで精神をかき乱すことを得意とする。プライドが高く、人を見下すような態度が目立つが、人種、性別、年齢に限らず、すべての人間に対し関心がなく、ある目的だけが彼にとってはもっとも重要であるようだ。

(C) ARC SYSTEM WORKS

データ

▼『GUILTY GEAR Xrd ‐SIGN‐(ギルティギア イグザード サイン)』
■メーカー:アークシステムワークス
■対応機種:AC(RINGEDGE2 ALL.Net P-ras MULTI バージョン2)
■ジャンル:FTG
■稼働日:2014年春予定
▼『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2013年10月24日
■定価:3,360円(税込)
※B5判256ページ(フルカラー)
 
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▼ノエル&Es ふんわりブランケット アークシステムワークス25周年記念Ver.
■予約締切日:2013年12月8日
■商品発売日:2014年1月27日
■価格:4,500円(税込)
■素材:起毛ボア
■製造 :日本
■JAN:4942330069127 / 商品コード:T1400920

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