2014年2月18日(火)
プロトタイプは、PS Vita版『蝶の毒 華の鎖~大正艶恋異聞~』を2月20日に発売する。価格は6,090円(税込)。
本タイトルは、女性向けゲームブランド・アロマリエより発売されたPC用恋愛アドベンチャーゲーム『蝶の毒 華の鎖』の移植作。急速な近代化を遂げる大正時代を舞台に、ヒロイン・野宮百合子と5人の青年たちによるラブストーリーが描かれる。1月16日には、PSP版が発売されている。PS Vita/PSP版は、オリジナルストーリーや描き下ろしイベントCGが追加されているのが特徴だ。主な登場キャラクターや各機種における新要素の詳細については、昨年7月4日の紹介記事を参照してほしい。
▲PS Vita版のゲーム画面。システムは、選択肢を選んでストーリーを進めていくオーソドックスなタイプだ。選択によって、物語やエンディングが変化する。 |
なお、初回生産分には、特典としてドラマCD“姫様の誕生日”が付いてくる。ドラマCDのストーリーは、ゲームシナリオを担当した丸木文華さんの書き下ろし。メインキャラクターが総出演する内容となっている。ちなみに、PSP版の初回生産分に付いてきたドラマCDと同内容なので、その点は注意してほしい。また、PSP版と同様の店舗特典がPS Vita版にも用意されている。ただし、2月20日の発売なので、特典の取り扱いについては、必ず店舗に問い合わせるようにしよう。
▲ドラマCDは、同梱特典ではなく、パッケージ外付けの特典となる。 |
▲主人公の野宮百合子。名前は変更可能。 |
時は大正7年。
戦争の特需で財を成す人々がいる一方で、国家からの恩恵だけを頼りに暮らし、時代の波に乗り遅れた華族達の生活はいよいよ困窮し始めていた――。
自分の誕生日を祝う夜会の最中だと言うのに、野宮百合子はひとり自室に籠もっていた。公家華族である野宮家の財政は困窮を極めているにもかかわらず、状況に相応しくない豪華な宴になっていたからだ。父・野宮康之の真意を測りかねる百合子。
だが、幼なじみの尾崎秀雄から、その夜会の狙いを聞いて合点がいく。それは百合子の結婚相手を決め、彼女の幸せ……延いては家の将来を担保するためのものだったのだ。戸惑いながらも、両親のためを思い夜会の会場に向かう百合子。
だがその時、反政府の暴漢達が乱入し、夜会は阿鼻叫喚(あびきょうかん)に包まれる。そして、警官隊の到着により事態が収拾した後、さらなる悲劇が野宮家を襲う。その騒動の中で、康之が何者かに殺害されてしまったのだ。あまりの出来事に怒りも悲しみも忘れて、呆然とたたずむ百合子。
だが彼女は、ただ1つのことだけは理解していた。これが、転落の始まりだと言うことを――。
▲斯波純一(しばじゅんいち) | ▲野宮瑞人(のみやみずひと) | ▲真島芳樹(まじまよしき) |
▲藤田均(ふじたひとし) | ▲尾崎秀雄(おざきひでお) | ▲天海鏡子(あまみきょうこ) |
●新規オリジナルエピソード&描き下ろしビジュアルの追加
PS Vita/PSP版では、主要キャラクターに新規オリジナルエピソードが追加される。より恋愛部分に重点を置いた展開が書き加えられ、大人のラブストーリーに新たな魅力が加わる。また、新規エピソードだけでなく、既存のストーリーにも、描き下ろしビジュアルが多数追加される。さらに、既存のイベントビジュアルは、原画担当・天野ちぎりさんの手により、ほぼすべてリファインされている。
▲新たに描き下ろされたイベント用ビジュアル。 |
●高精細グラフィック
PS Vitaの高解像度画面にフル対応。PSP版の4倍となる960×544ピクセルの高精細グラフィックと、PS Vitaの高性能ディスプレイの鮮やかな発色により、より美しいビジュアルを堪能できる。
●タッチスクリーン対応
操作性もPS Vitaに最適化される。PSP版と同様のボタン操作に加え、選択肢の決定、早送りや巻戻しなど、基本的な操作はすべてタッチスクリーンにも対応。好みの操作でプレイできる。
●PS Vita TVに対応
PS Vita版は、PS Vita TVにも対応する。PS Vita TVとワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK 3)を使用することにより、TVの大画面でゲームプレイが行える。
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