2014年4月1日(火)

『CoDゴースト』が一番強い大学はどこだッ!? “コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”決勝トーナメントをレポート!

文:まさ

 3月29日、東京・青山スパイラルホールにて行われた、PS4/PS3/Wii U/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト『コール オブ デューティ ゴースト(以下、CoDゴースト)』のゲーム大会“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”の決勝トーナメント。本記事では、この大会での試合の模様をお届けする。

“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”

 “コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”とは、全国の大学生・短期大学生・大学院生・高等専門学校生が、『CoDゴースト』のマルチプレイで腕を競う、スクウェア・エニックス主催の全国大会。賞金総額100万円に加えて、優勝チームには『CoDゴースト』ロゴ入りのiPad mini Retinaディスプレイモデルが贈られる。

 決勝トーナメントは、全国の各ブロックを勝ち抜いた7チームと、2月に決勝が行われた“ニコニコゲームマスター × コール オブ デューティ ゴースト”からの選抜チームによって争われた。対戦ルールは、第一回戦、準決勝戦、決勝戦とでそれぞれ異なり、決勝戦は3試合中、先に2勝したチームが優勝となる。

“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”
▲写真左から、声優の岡林史泰さん、タレントの松嶋初音さん、声優の白熊寛嗣さん、スクウェア・エニックスの塩見卓也さん。

 第一回戦。対戦ルールは、ゲームモード“Domination(ドミネーション)”、マップ“Sovereign(ソブリン)”、タイムリミット20分、スコアリミット200pts。

■第一回戦 第一試合

 近畿大学“god”と東北大学“Noir”の対決。ちなみに近畿大学“god”は、昨年行われた“コール オブ デューティー ブラックオプスII 全国大学対抗戦”の決勝トーナメントに進出した実績を持つ強豪チームだ。開幕直後は一進一退の攻防が繰り広げられたが、試合開始から1分を過ぎたあたりで“Noir”が一歩リード。“god”とのポイント差をじわりじわりと広げていく。試合開始から3分を過ぎたあたりで、その差は25pt差まで広がったが、ここから“god”の巻き返しが始まる。そして試合開始から13分、190pts対189ptsというスコアリミット間際で“god”がポイント逆転。200pts対193ptsの僅差で“god”が勝利した。

“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦” “コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”
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■第一回戦 第二試合

 中央大学“中央大学FPS部(一軍)”と東京電機大学“もやし系男子”の対決。序盤の展開は“中央大学FPS部(一軍)”がややリード。しかし、試合開始から2分30秒が経過したあたりで“もやし系男子”が逆転、その1分後には“中央大学FPS部(一軍)”が再逆転と、目まぐるしい攻防を繰り広げる。その後、ポイントに差が出始めたのは、試合開始から4分が経過したあたりから。10~20ptsのリードを保ち続けた“中央大学FPS部(一軍)”が、200pts対183ptsで勝利を収めた。

“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦” “コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”
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■第一回戦 第三試合

 群馬大学“Team Taira”と北海道情報大学“G2”の対決。試合開始1分あたりから、試合をリードし始めた“Team Taira”が、安定した流れで少しづつポイント差を広げていく。結局、この流れは最後まで変わることなく、200pts対143ptsで“Team Taira”が勝利した。

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■第一回戦 第四試合

 “ニコニコゲームマスター選抜チーム”と東北工業大学“けつにずむ”の対決。なお、東北工業大学“けつにずむ”は、昨年の“コール オブ デューティー ブラックオプスII 全国大学対抗戦”でも決勝トーナメントに進出した実績を持つ強豪チームだ。学生チームと比べて、個人技は高いもののチームワークに劣ると評価されてきた“ニコニコゲームマスター選抜チーム”。ところが今大会では、着実にチームワークも上げてきており、序盤から試合をリード。試合開始から3分10秒が経過した時点で、“けつにずむ”に20ptsの差をつける。しかし、“けつにずむ”も2年連続で決勝トーナメントに進出する強者。これ以上ポイント差をつけられないよう食らいつく。一時期は4pts差まで詰め寄った“けつにずむ”であったが、最後は200pts対188ptsで“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が勝利を手にした。

“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦” “コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”
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 準決勝戦。対戦ルールは、ゲームモード“Blitz(ブリッツ)”、マップ“Warhawk(ウォーホーク)”、タイムリミット各ラウンド5分(計10分)、スコアリミット16pts。

■準決勝戦 第一試合

 近畿大学“god”と中央大学“中央大学FPS部(一軍)”の対決。両チームとも攻め手と守り手の役割分担ができており、試合はスローペースな展開に。一方のチームがゴールを決めれば、もう一方のチームがすかさず決め返し、2pts対3ptsという“中央大学FPS部(一軍)”の1ptsリードで前半ラウンド終了。後半ラウンド開始から30秒、ここで“中央大学FPS部(一軍)”がゴールを決め2ptsのリード。ここからガチガチの守りに入るかと思いきや、攻めの手を緩めず2分後さらにもう1ゴール。“god”もすかさずゴールを決め返すが、そのまま3pts対5ptsでタイムリミットを迎え“中央大学FPS部(一軍)”が勝利した。

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■準決勝戦 第二試合

 群馬大学“Team Taira”と“ニコニコゲームマスター選抜チーム”の対決。両チームとも守りを重視の作戦を取っているのか、なかなかゴールにまで至らない展開に。戦況が動いたのは前半ラウンド開始から3分、“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が“Team Taira”の守りの穴を見つけたのか、立て続けに2ゴール。0pts対2ptsの“ニコニコゲームマスター選抜チーム”リードで前半ラウンド終了。後半ラウンドに入ると、徹底した守りに入る“ニコニコゲームマスター選抜チーム”。一方“Team Taira”も攻めの作戦に切り替えるが、ゴールには至らず0pts対2ptsで“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が勝利した。

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 決勝戦へと勝ち進んだのは、中央大学“中央大学FPS部(一軍)”と“ニコニコゲームマスター選抜チーム”。対戦ルールは、第一試合が、ゲームモード“Search and Rescue(サーチアンドレスキュー)”、マップ“Tremor(トレマー)”、タイムリミット2分30秒、起爆タイマー45秒、設置タイム5秒、爆弾解除時間5秒。第二試合が、ゲームモード“Domination(ドミネーション)”、マップ“Strikezone(ストライクゾーン)”、タイムリミット20分、スコアリミット200pts。第三試合が、ゲームモード“Kill Confirmed(キルコンファームド)”、マップ“Chasm(キャズム)”、タイムリミット10分スコアリミット65pts。

■決勝戦 第一試合

 全国学生No.1を決めるこの大会で、ニコニコゲームマスターからの出場チームが優勝するのはいかがなものか? そんな雰囲気がただよう中、1ラウンド目と2ラウンド目を連取する“ニコニコゲームマスター選抜チーム”。「このまま一方的な展開になってしまうのか……」とも思われたが、3ラウンド目は“中央大学FPS部(一軍)”が奪取。会場の他大学チームからの声援にも後押しされ、続く4ラウンド目も“中央大学FPS部(一軍)”が取り、スコアは2対2のタイに。

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 5ラウンド目を“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が、6ラウンド目を“中央大学FPS部(一軍)”が取り、勝負は7ラウンド目へ。両チームともに手堅い立ち回り見せ、試合は拮抗した展開に。最後は3人対1人の状況へと持ち込んだ“中央大学FPS部(一軍)”が相手のレスキューを許さず、チーム全滅でラウンドを制して第一試合を勝ち取った。

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■決勝戦 第二試合

 先の試合の様子から、激しい競り合いになるかと予想された第二試合。しかし、試合は“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が終始リードする展開で勝利を収めた。試合のポイントとなったのは、バーのカウンター内に位置するB地点の奪い合い。“ニコニコゲームマスター選抜チーム”は、このB地点を確保した後の守りが非常に固く、それがポイントの差として実を結んだ。結果だけを見れば、わずか15pts差だが、この試合は“ニコニコゲームマスター選抜チーム”の圧勝と言ってもいいだろう。

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■決勝戦 第三試合

 ついに優勝チームが決まる第三試合。“Kill Confirmed”は、チームワークと個人技の両方が求められるゲームモードだ。お互いに出方を探り合う静かなゲームスタート。試合が動いたのは、試合開始から2分45秒が経過したあたり。地下鉄での撃ち合いの中、“中央大学FPS部(一軍)”が最初にタグを獲得。味方のフォローを重視した立ち回りで、極力相手にポイントを与えないスタイルでリードを保ち続ける“中央大学FPS部(一軍)”。やはりチームワークでは、お互いの時間を合わせづらい社会人チームよりも、リアルですぐに集まれる学生チームのほうが有利ということだろうか。

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 試合開始から5分5秒が経過。ここから“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が立て続けに3ptsを獲得し、ポイントが逆転する。手堅くポイントを稼いでいく“中央大学FPS部(一軍)”と、フォロー役もろとも倒して一気にポイントを奪う“ニコニコゲームマスター選抜チーム”。“中央大学FPS部(一軍)”が1pts差まで詰め寄ると、“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が逆転を許さず引き離すという展開が最後まで続き、23pts対24ptsで“ニコニコゲームマスター選抜チーム”が今大会の優勝を収めた。

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 優勝を果たした“ニコニコゲームマスター選抜チーム”。チームリーダーのアトムさんは、「うれしいです。ゲーマス250人の戦友たちに、俺たちはやったぞ! 成し遂げたぜ。と伝えたいです」とコメント。優勝チーム予想キャンペーンの1位人気に、見事応える結果となった。

“コール オブ デューティ ゴースト 全国大学対抗戦”

データ

▼『コール オブ デューティ ゴースト(字幕版)』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年11月14日
■希望小売価格:オープン
 
■『コール オブ デューティ ゴースト(字幕版)』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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