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2014年4月30日(水)

祝『サガ』シリーズ25周年! 『Sa・Ga』『ロマサガ』『サガフロ』『アンサガ』など全シリーズの思い出を振り返る【サガ25周年記念連載】

文:まさん

 初代ゲームボーイ版『魔界塔士 サ・ガ』の発売(1989年12月15日)から、2014年12月で25周年を迎える『サガ』シリーズ。佐賀県とのコラボ企画“ロマンシング 佐賀”や、シリーズの生みの親・河津秋敏氏による『サガ』シリーズ25周年記念twitterなど、この2014年はシリーズファンにとっても見逃せない記念すべき年となっている。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画

 そこで電撃オンライン編集部では、このお祭りイヤーをさらに盛り上げるため、各作品を振り返る座談会を実施する。シリーズが全部好きな人も、1作しか遊んだことがない人も、はたまた、シリーズの名前だけ知っているような人も、この座談会を読んで懐かしい気持ちになってくれると幸いだ。

【座談会参加者】

『サガ』25周年特別企画

まさん:すべての『サガ』シリーズはもちろん、『ファイナルファンタジーII』や『ワイルドカード』など、河津氏の作品をこよなく愛するライター。好きな『サガ』は全キャラのエンディングを見たという『アンリミテッド:サガ』と『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』。

『サガ』25周年特別企画

ごえモン:今回の『サガ』シリーズ特集を企画した電撃オンラインの編集。『魔界塔士 サ・ガ』からシリーズに入り、『ロマサガ2』の“閃き”と世代交代のドラマに衝撃を受ける。その後、中学生時代に遊んだ『サガ フロンティア』の連携の美しさの虜となった。

『サガ』25周年特別企画

そみん:『サガ』シリーズの座談会ということで呼ばれた電撃オンラインの編集。『ロマンシング サ・ガ』を学生時代にやり込み、『サガ フロンティア』以外はひと通り遊んでいる。『サガ』20周年の際は、雑誌『電撃ゲームス』で20周年記念ページの連載を担当していた。

■『魔界塔士 サ・ガ』から25周年! シリーズをイチから振り返ってみない?

(某月某日某鉄板焼き専門店にて収録)

ごえモン:今回、皆さんをお呼びしたのは他でもありません。2014年は『サガ』シリーズが25周年を迎えるめでたい年。ここは僕たちファンが、もっとシリーズを盛り上げるべきだと思うんですよ。というわけで、今回は決起集会も兼ねつつ、シリーズを振り返ってみようと……。

まさん:おれは いやだぜ。

そみん:このてっぱんやき、あついよーおいしいよー、ああころしてくれー。

ごえモン:ちょっと、無理矢理『サガ』っぽいセリフにしてごまかさないでくださいよ。えーと、まずは最初のテーマですが、皆さんはどの『サガ』からプレイしました? 僕は『魔界塔士 サ・ガ』です。

まさん:ボクも『魔界塔士 サ・ガ』かなあ。

そみん:もちろん『魔界塔士 サ・ガ』ですね。

ごえモン:はい、キター! 連携発動……って、まあ、こうなりますよね(笑)。もうちょっと若い人を入れればよかったと後悔しつつ聞きますが、皆さんシリーズは全部プレイしました? 僕は全部遊んでいます。

まさん:全シリーズプレイは常識ですよ。もちろん、『ワイルドカード』もね!

ごえモン:確かに河津作品だけど『ワイルドカード』は『サガ』じゃないのでは? 20周年を記念した『SaGa Series 20th Anniversary サガ クロニクル』にもシリーズとして載っていないし。それを入れちゃうと『ファイナルファンタジーII』や『ラストレムナント』も『サガ』になっちゃうから。

そみん:全部……と言いたいところですが、実は『サガ フロンティア』2作品は、あまりやり込んでない。あと、『アンリミテッド:サガ』も未クリア……。

ごえモン:『サガフロ』はいいですよ~。連携が派手でカッコよくて、シリーズの中でもっとも技が美しい『サガ』だと思います。僕は『ロマサガ2』と『サガフロ』が好きなんですが、まさんさんは?

まさん:『アンサガ』と『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』。

そみん:スゴイとこついてきましたね。自分は『ロマンシング サ・ガ』が好き。みんな『魔界塔士 サ・ガ』から遊んでいるけど、意外と好みがかぶっていないですね。

ごえモン:そもそも、初代ってみんな自分で買って遊びました? 僕はゲームボーイを持っていなかったので、友だちに本体ごと借りて遊びました。

そみん:うちは3兄弟だったんで、お小遣いをかき集めて共同購入しました。長男特権で、最初に遊んだのは僕でした。

まさん:親に買ってもらって遊びましたよ。ただ、当時は小学生だったので、『魔界塔士 サ・ガ』を遊んでいるのが自分しかいなかったんです。周りは『サ・ガ2 秘宝伝説』からブームになったらしくて、『FF』のスクウェアが作った変なRPGを学校でも評判の変なヤツが遊んでいる……というもっぱらのウワサでしたね。

ごえモン:それ、ゲームの評判じゃなくて、遊んでいるまさんの評判じゃないの?

■ゲームボーイに彗星のごとく現れた挑戦的なRPG! GBの『サガ』3部作を振り返る

『サガ』25周年特別企画
▲伝説の始まりとなった1作目のパッケージ。よく見ると、にんげん・おとこが手にチェーンソーを持っていて、ラスボス戦のヒントがほのめかされている。

そみん:全員『魔界塔士 サ・ガ』から遊んでいるってことで聞きたいんだけど、年齢的にどれくらいの時に遊びました?

まさん:えーと、たぶん、小学校低学年か中学年くらいだったと思います。

ごえモン:僕の場合は発売から数年がたった後で、小学校中学年か高学年の時に遊んでいた気がします。

そみん:自分は、中学生の時にゲームボーイを買ったんだよね。もちろん、お年玉をためて発売日に。その後にスーパーファミコンが発売されて、確か『ロマサガ1』の時に高校受験だったはず。

ごえモン:ああ、年齢差がわかりますね。たぶん、僕らは中学生で『サガフロ』と『FFVII』が直撃した世代なんですよ。

そみん:なんと言うか……逆算すると年齢がバレて悲しくなるオッサンばっかりだなあ。でも、みんなRPGを小学生のころに遊び始めているんですね。

ごえモン:だって、僕は初代の『FFI』から遊んでいますよ。確か幼稚園に通っているころだったと思います。

まさん:それを言ったら、自分は『ドラゴンクエストI』からですよ。“はなす”を選ぶと“きた、みなみ、ひがし、にし”と表示されますが、北がどっちか、まだ理解できないころから遊んでます。

ごえモン:そうそう! 東西南北はゲームで学びました。

そみん:みんな早すぎない!? 当時って、そんなに小学生がRPGを遊んでいたんだっけ?

ごえモン:そりゃ、もう大ブームでしたよ。ファミリーコンピュータで『FF』『DQ』『ファイアーエムブレム』とやってきましたからね。『サガ』シリーズに、小学生のころから出会うのは必然ってヤツですよ。

そみん:でもさあ、僕のイメージだと、小学校低学年よりも3、4年生くらいになって、やっとRPGに適応できる気がするんだよねえ。まあ、うちには年齢が離れた弟がいるから、幼稚園くらいからゲームを遊ぶという感覚もわからなくはないけど。

ごえモン:幼稚園生のころからRPGを遊んでいるとはいっても、まともにクリアはできなかったですね。初めてクリアしたのは『FFIII』でした。

まさん:自分も、ちゃんとクリアできたRPGは『FFIII』……いや、違う。ゲームは一日一時間の時代だったから、セーブポイントがないラストダンジョンで詰まったんだった。

ごえモン:小学生だと、親の目がありますからね~。当時は、まだゲームボーイでRPGが出てなかったから隠れて遊ぶこともできないし。

そみん:そんな時代だからこそ『魔界塔士 サ・ガ』が出た時は衝撃的だったんですよね。ゲームボーイで『FF』みたいに本格的なRPGが遊べて、しかも独特でなんか違う。ラスボスもまずまず強い。今思い返してみると、『サガ』シリーズって、どの作品もよく当時の自分がラスボスに勝ったな、と思うようなゲームばかりなんですよね。

まさん:『魔界塔士 サ・ガ』も『サ・ガ2 秘宝伝説』も、子ども心にラスボスが異常に強かった記憶がありますね。当時にしても、何かすごかった。

ごえモン:『ロマサガ』シリーズも“クイックタイム”とか“シャドウサーバント”とか、抜け道がなかったら当時の自分は勝てなかったと思います。

まさん:あと『アンサガ』の全身鎧……(ボソッ)。

そみん:僕は、そういう抜け道やウラワザは基本的に使わず、正攻法で倒したので、なおさら『サガ』シリーズは難しいというイメージがついているのかも。人によっても遊び方が違ったしね。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
▲技の見切りと閃きを導入した『ロマサガ2』。『サガ』といえばこの作品! ……という人も多く、今でも根強い人気がある。

まさん:そういえば、先ほどウラワザや抜け道という話がありましたが、初代の『魔界塔士 サ・ガ』って最初にチェーンソーを使った覚えがないんですよ。

ごえモン:僕もガチで戦った記憶しかないですね。のちのち、ネタとして騒がれてからそのことを知ったくらい。

そみん:チェーンソーを使えばラスボスの“かみ”を一撃で倒せるという話題は、発売されて少し時間がたってからだった気が。今でこそ当たり前の『サガ』の攻略テクニックも、発売後に雑誌とか解析で見つかったものも多い気がします。『ロマサガ』の“愛”の効果とか、長年にわたって都市伝説レベルで語られていた気がしますし。

ごえモン:ラスボス以外が強くないから、なおさらインパクトがあるんですよね。HPなどの能力も“にんげん”がいればショップで買えたし。 

そみん:能力を購入するのって、当時にしてもどんな発想なのかと(笑)。

まさん:『魔界塔士 サ・ガ』って、四天王が超強いと思っていたら、石化が効いてアッサリ倒せるんですよね。むしろボスを探すのが大変だった。青龍とか床にイクラみたいなのがいっぱいあって、何コレみたいな?

そみん:普通は一撃死が効くとは思わないんだけど、今思うとチェーンソーのヒントだった気もしますね。

■自由度が高くてレベルアップもない、異端なシステムこそ『サガ』の魅力か

まさん:『サガ』は昔から、普通のRPGを逆手に取るような衝撃的な部分が多かったですよね。最初の『魔界塔士 サ・ガ』からして、まずレベルの概念がない部分でいきなり戸惑いますから。それは『サガ2』でもしっかり受け継がれていましたし。

ごえモン:たぶん僕は、その『サガ2』をプレイして、『サガ』という名前がつくゲームには注目しておこう、って考えた気がします。『サガ2』って、システムは初代を踏襲している部分が多いんですけど、物語の流れが普通のRPG寄りになっていて受け入れやすかったんですよ。

そみん:『サガ2』のブームって、たぶんファミコンの『FFIII』(1990年4月27日発売)の功績が大きいと思う。当時、アレで爆発的にスクウェアの人気が上がって、子どもたちの間でスクウェア信仰ができたんですよ。

まさん:そうそう。とりあえず、スクウェアのRPGを買っておけば大当たり。周囲は「『サガ2』……? なんか『FF』と違うけど……アレ、おもしろいよ!?」みたいな感じでした。

ごえモン:僕は『FFII』を遊んでいたから、素直に『サガ』シリーズを受け入れたんですよ。『FFII』って『サガ』シリーズの生みの親である河津さんが手がけられているせいか、他の『FF』とかなり違うんですよね。

そみん:のちの『サガ』に受け継がれていったような抜け道や自由度も大きかったね。セーブとリセットを繰り返してエンカウントを初期化しながら、敵に合わないようにミシディアの街に魔法を買いに行ったり……。

ごえモン:『FF』シリーズの中でも異色ですから。当時でも、レベルと経験値がないっていう異端のRPGでした。『FFIII』で普通のレベル制に戻ったのが何よりの証明ですよね。

そみん:『サガ』シリーズは、そのレベルと経験値がないシステムを踏襲したんですよね。逆に、普通のRPGみたいなレベル制を取り入れた『サガ3』が異端になっちゃうという逆転現象が起きています。

まさん:『魔界塔士 サ・ガ』は装備の使用回数もありましたね。攻撃回数が減るほど強くなる“パンチ”を1発だけ残しておくとか、やっぱり今思うと異端だ……。

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▲レベルがなくハートによるライフ制の『魔界塔士 サ・ガ』。『魔界塔士 サ・ガ』のシステムを踏襲してメカを追加した『サガ2』。レベル制の『サガ3』と、どれも異なる魅力を持っていたGBの3部作。なお、『サガ3』には完結編の表記があるが、シリーズごとに話がつながっているわけではない。

そみん:当時のスクウェアって、いい意味で挑戦的なRPGをいっぱい作っていたんだよね。例えば『スクウェアのトム・ソーヤ』(1989年11月30日発売)。あれは個人的に超傑作。

まさん:それって、ダメージが小数点で表記されるゲームですよね。0.5のダメージと表記されて、小学校低学年だと意味がわからない。あれで自分は小数点を覚えましたよ。

そみん:それそれ。キャラごとに成長限界の頭打ちが決まっていて、そこで個性を出しているんですよ。あのゲームは、クリアするとスタッフロールで“スクウェアBチーム制作”って表示されて驚いたのを覚えています。「Bチームでこれだけすごいゲームを作れるのか。なら、どれだけAチームってすごいんだよ」と。

まさん:でも、今になってそのスタッフを調べると、ほとんどが『FF』とか『サガ』を手掛けている方なんですよね。Bチームじゃないじゃん、だまされたわ!

ごえモン:あの~……。だんだん『サガ』とは関係ない、スクウェアの思い出になってきてませんか?

そみん:思い出といえば、当時の『サガ2』は、外箱が大きくて感動した記憶があります。

まさん:他のゲームボーイソフトよりも箱が2倍くらい大きくて、これは何かあると思いましたもん。開けると大きいのは説明書だけなんですけど(笑)。でも、高級感と特別感があってワクワクしました。

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▲当時のゲームボーイソフトのなかでも、飛びぬけて大きかった『サガ2』のパッケージ。大きいイラストと黒字の箱に、当時の子どもたちは特別感を抱いていた。右は『サガ3』のパッケージ。
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▲パッケージとソフトのサイズを比べると、いかに『サガ2』のパッケージが大きいかがわかる。

ごえモン:『サガ3』だと、箱の大きさが普通のサイズに戻ったんですよね。中身自体も『サガ3』は普通のPRG寄りになっていましたし。

まさん:そのせいもあってなのか、『サガ3』のことをみんな「『サガ』っぽくない」と言うんですよね。あれもれっきとした楽しい『サガ』なのに。ジャンプでピョンピョン飛びはねたりとか、ポルナレフがひと言もしゃべらなかったりとか、音楽が近未来っぽかったりとか……。

そみん:DSのリメイク版『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』は評判いいね。新キャラのワンダラーの設定とからんだ真のエンディングもよかったし。

まさん:あっちはシナリオこそオリジナル版を踏襲しつつ、システム的には原型を薄皮一枚くらいだけ残して完全に作り替えていますから。はっきり言って、アレはリメイクなんてものじゃないです。完全に新作の『サガ』でしたよ。

ごえモン:リメイク版『サガ3』は名作でしたねえ。システムも集大成だし、戦闘中でもリアルタイムに成長するという挑戦的な要素があって、実におもしろかった。ちなみに電撃オンラインでは僕が特集企画を担当していて、「DSの『サガ3』は良作なのか?」という企画記事を掲載した覚えがあります。

そみん:ゲームボーイの『サガ』シリーズって、初代がワンダースワンや携帯アプリ、『2』と『3』はDSでリメイクされているんだよね。『ロマサガ』は『ロマンシング サガ ‐ミンストレルソング‐』としてリメイクされたくらいで、意外とリメイクされていないのがもったいないよなあ。

まさん:携帯アプリで『ロマサガ1』と『ロマサガ2』もあるんですけど、今だと遊ぶのにハードルがありますからね。個人的にはDS版『サガ3』はリメイクでも最高傑作だと思うので、ぜひ、遊んでいない人に遊んで欲しいです。

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▲『サガ3』のエッセンス(ジャンプを除く)を残しつつ、時間を改変する“タイムズギア”などの大幅な改良で生まれ変わった『サガ3』。ゲームボーイ版が苦手だった人も、絶対に遊んでおくべき名作である。

 

■ラスボスの強さや最終皇帝の選択など、『サガ』シリーズの思い出を語る!

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そみん:今回は『サガ』25周年企画ということで振り返っていますけど、一番ユーザー人気がある『サガ』シリーズって、やっぱり『ロマサガ』なのかな?

ごえモン:売上で考えると、初代の『ロマサガ』は100万本以上売れていますからね。リメイクも人気があったし、今だと全部WiiとWii Uのバーチャルコンソールで遊べますから。

まさん:そもそも『魔界塔士 サ・ガ』が当時のスクウェア初のミリオンヒットタイトルだったはず。

『サガ』25周年特別企画
▲2009年に発売された『SQUARE ENIX SaGa Series 20th Anniversary Original Soundtrack -PREMIUM BOX-』に封入されていたチラシによると、『ロマサガ1』は115万本出荷されている。

そみん:でも、今遊ぶと初代の『ロマサガ』って結構キツいんだよね。『サガ』シリーズは、伝統として“下手なことをすると詰む”っていう部分があるから。あと、まとめて時間をとって遊びたいのに、年を取るとまともな時間が取れない……。

ごえモン:確かに難しかったですけど、そこまで詰んだ記憶は……。いや、『ロマサガ1』は、詰んだら主人公を変えて、また詰んでを繰り返していたかな。

まさん:自分もやり直しました。『ロマサガ』って、シンボルエンカウントなのに敵が多すぎて、まず見た目で心がくじけるんですよね。

ごえモン:逆に『ロマサガ2』だと敵の数も減っているから、避けるのも進むのもだいぶ楽になっていましたね。

まさん:自分はレオンをひたすら鍛えたり、ジェラールを延々と鍛えたりして遊んでいました。

そみん:なんというムダなことを……。まあ、そういう自由な遊び方ができるのが『ロマサガ』シリーズのいいところなのかな。

まさん:特に『ロマサガ2』は、“皇帝継承”システムがいいんですよ。皆さん、最後はどんなパーティで遊んでいました? 自分は最終皇帝以外、全部人外でしたよ。ネレイド萌え。

ごえモン:僕は、インペリアルガード、イーストガード、格闘家、フリーファイター、最終皇帝のパーティで、ひたすら無明剣と無双三段、千手観音を使っていましたね。今プレイするなら、最終皇帝以外は初期パーティのクラスにして、陣形はインペリアルクロス、そして好みの女性キャラを一番安全な場所に置きます。

そみん:まったく覚えていないけど、人魚みたいなネレイドが最終皇帝で、海女やモール族がいた覚えが。術を軽視してプレイしていたんで、剣、槍、斧、弓、体術と、物理攻撃メインで押し切った気がします。“シャドウサーバント”を使ったり、ごつい重装歩兵が盾で粘ったりして、なんとかラスボスを倒したような記憶が。

ごえモン:まさかの最終皇帝ネレイド! そういえば、『ロマサガ2』って人によってパーティがまったく違うゲームでしたね。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
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▲ワグナス! 『ロマサガ2』といえば皇帝継承。自分だけの歴史を紡げる魅力はこの作品がナンバー1!! 今に至る陣形システムが確立したのも本作からと言えよう。

そみん:『ロマサガ』は、初代だけリメイク版の『ミンサガ』が出ているんですよね。忙しくて1周くらいしか遊べていないけど。

まさん:『ミンサガ』は、よくできた優等生なゲームなんですよ。優等生で完璧で、荒削りな部分が少ないんです!

ごえモン:いや、待って。それいいことじゃないの?

まさん:何を言っているんですか。『サガ』が大好きなファンは、荒削りな部分がないと物足りないんですよ。尖ってこそ『サガ』です。

ごえモン:それは極論すぎる気が(笑)。僕は『サガフロ』の連携が大好きだったので、『ミンサガ』の連携は物足りなかったかなぁ。

まさん:まあ、それを言ったら自分はキャラデザが……。直良有祐さんが手掛けた『アンサガ』のキャラデザは大好きなのですが、『ミンサガ』のシフだけはちょっと(苦笑)。

ごえモン:(笑)。全体的にみんな変わっていたんだけど、シフは確かに衝撃的だった。あと、ガラハドも。

そみん:ザビエルっぽくて好きですけどね。僕の『ミンサガ』の最終パーティにはシルベン、ブラウ、ゲラ=ハ、ガラハドがいましたよ。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
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▲自由度が高いフリーシナリオなどで話題を呼んだ『ロマサガ』と、そのリメイクとなる『ミンサガ』。なにをするきさまらー!

そみん:あらためて“『サガ』とは何か”を考えてみると『ロマサガ』シリーズの果たした役割は大きいと思う。異論はあると思いますが、ファンが考える『サガ』の要素を分解すると“フリーシナリオ”、“閃き”、“連携”の3要素になると思うんですよね。あとは“LP”。これって、連携以外は全部『ロマサガ』発祥じゃないですか。

ごえモン:“閃き”は『魔界塔士 サ・ガ』のエスパーの特殊能力、“LP”は“ハート”の発展系と言えますけどね。“陣形”は? ああ、陣形も『ロマサガ』シリーズか。

まさん:『ロマサガ3』だと、コマンダーモードやマスコンバットみたいに、陣形を駆使したシステムが多かったような。

そみん:「ドフォーレ商会を知るもの来たれ!」ってやつだっけ?

ごえモン:それは“トレード”。商会を運営するミニゲームですよ。アレはおもしろかったけど、やり込んでいくと「僕、なんで経営SLGをやっているんだろう」という気分に……(笑)。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
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▲マスコンバットとトレードというミニゲームまで搭載されていた『ロマサガ3』。物語は、8人の主人公からプレイヤーキャラを選択する初代に近い冒険物になっていた。

そみん:話を戻すと、初代の『ロマサガ』は学生時代に遊んだこともあって、8キャラ全員プレイしました。次のゲームを買うまでに2、3周するのは当たり前な時代だったというのもあるけど、時間を置いてまた遊ぶ魅力があったんだと思う。『ロマサガ2』なんて、皇帝継承があるから、やろうと思えば永久に遊べるんじゃないの?

ごえモン:ゲームの情報が少ないからこそ、楽しかった部分もありましたよね。友だち同士でどの主人公で遊ぶのか決めて、お互いに情報交換するとか。でも、子どもだから、みんな恥ずかしくて女主人公は選ばないんですよ(笑)。

まさん:あー、わかるわかる。自分が中学生の時に『サガフロ』が出ましたけど、アセルス編とかエミリア編を遊んでいると、なぜかむっつりスケベみたいな目で見られたんですよね。ボクはアセルスが好きなだけなのに!

ごえモン:今は女キャラを選ぶことが正義になっているのに……昔は硬派だったなぁ。

■連携、連携、また連携! ごった煮感満載の『サガフロ』と歴史群像『サガフロ2』

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画

ごえモン:ちょうど話が移ったので、今度は僕の大好きな『サガフロ』を語りましょう。『サガフロ』は、技と連携が一番カッコいい作品だと今でも思います。そりゃ、ストーリーで言ったら『ロマサガ2』や『サガフロ2』にはかないませんけど、システムと連携のカッコよさで、コレを超える作品はまだありません!

そみん:断言しおった。まあ、確かに、それ以降のシリーズだと連携の流れが違うんだよね。同時にピカピカピカって連携するのは『サガ フロンティア』だけ。

まさん:隠し要素の開発室を出すまで、しっかりと遊び込めるゲームでしたね~。個人的には、選んだ主人公でまったく違うラスボスが出てくるのに驚きました。

ごえモン:僕は、今でもヒューズ編(製作段階ではあったものの没になった幻のシナリオ)を夢に見るほど好きなんですよ。

そみん:ヒューズって、企画段階では第8の主人公として設定されていたキャラだっけ。攻略本の『裏・解体真書』に書き下ろし小説が載っていたはず。

ごえモン:ヒューズ編の小説は大好きでした! 最終決戦でボロボロ泣きました!! 幻かもしれませんが、『サガフロ』をプレイ中に1回だけ主人公選択画面にヒューズが出てきたことがあるんですよ。右下にいたのですが、そこで間違えてレッドを選んでしまって……あれ以降、二度と出てこない! 夢だったのか現実だったのか、今になってもわかりません!!

まさん:まるで都市伝説ですね(苦笑)。おそらく未完成で荒削りな魅力という意味では『サガフロ』が一番、いい意味で無茶苦茶だったと思います。

ごえモン:『サガフロ』はイベントが唐突だったり、話しかけても答えないNPCがいたりと荒削りな部分がある一方で、連携みたいに洗練された部分が同居しているんです。そこが妙に魅力的に映るんですよね。

そみん:突き詰めれば1時間前後でクリアできるらしいですね。なんてピーキーなバランス(笑)。タイムアタックもできちゃう。

ごえモン:全キャラでタイムアタックに挑戦しましたよ。ああ、何もかもなつかしい。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
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▲ハードをPSに移したシリーズ1作目となる『サガフロ』。リージョンで区切られたなんでもアリなごった煮の世界と、連携による派手な戦闘で新たな時代の『サガ』を予感させた。

まさん:リュートを選んだ時、いきなりラスボスと戦って後悔した記憶がよみがえってきた……。自分は『サガフロ』なら『サガフロ2』のほうが好きですね。

ごえモン:僕も『サガフロ2』は好きですよ。ギュスターヴ編の壮大さがいいですよね。

まさん:自分は地味に歴史の裏にいるナイツ編が好きです。あっちは、最終的なパーティになるから育てがいもあるし。

そみん:『サガフロ2』自体はおもしろいゲームだと思うけど、個人的には『サガ3』と同じくらい『サガ』っぽくない気がするんですよね。

まさん:そうですか? 歴史を紡いで世代交代するのは『ロマサガ2』の系譜だと思いますけど。

ごえモン:世代交代があるのはそうだけど、どちらかというと『サガフロ2』ってストーリー重視ですよね。街にすら自由に戻れませんし、自由度という意味では確かに『ロマサガ』の系譜ではないですね。

まさん:街に戻れないのはキツかったですね。ラスボスが強すぎるのに、鍛え方が足りないと詰むんですよ。プレイ時間の半分くらいは、ラスボスを倒すために“大ミミズの穴”にこもっていたイメージが……。

ごえモン:僕も、初見だとエッグには歯が立ちませんでした。1対1で将魔を倒して弱体化させても、苦労するんですよアレ。

そみん:まあ、そんな『サガフロ2』よりも難しくて投げた作品がありますが……。

ごえモン:ああ、それってまさか……。

まさん:『アンリミテッドサガ』ですね(うれしそうに)!

そみんごえモン:『アンサガ』か……。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
『サガ』25周年特別企画
▲表の歴史を追うギュスターブ編と、裏の歴史を語るナイツ編。2つの家系の足跡を追いながら、歴史の真実に迫っていく『サガフロ2』。マップやエリアを選ぶのではなく、エピソード単位で選択するシナリオは、シリーズでも屈指の完成度!

■『アンサガ』は通好み! トライアル・アンド・エラーでハマリまくる!?

『サガ』25周年特別企画

まさん:さあ、ここからは『アンサガ』の話をしましょう!

そみん:『アンサガ』が好きなまさんさんにぶっちゃけた話を聞きたいんだけど、アレって本当におもしろかった?

まさん:何を言っているんですか。『アンサガ』は名作ですよ!

そみん:本当かよ!? 個人的にはいろいろと難しすぎて、全員クリアどころか1人でお腹いっぱいだったんだけど……。

ごえモン:自分はクリアすらできませんでしたよ。まず、何をやっていいのかわからないんですもの。何人クリアしたんですか?

まさん:何人? なにを言ってるんですか、当然全員クリアでしょ?

ごえモンそみん:えっ! すっごいレアな人だった!!

まさん:『アンサガ』って、当時、ネットの攻略掲示板で情報を交換しながらクリアするのが、すっごく楽しかったんですよ。しかも、7人クリアすると真のイスカンダール編が始まるってウワサがありまして……。

そみん:へー、そんなウワサがあったんだ。

まさん:で、それを信じて必死でクリアしたわけです。するとどうでしょう! 突然、スタッフロールが流れ、画面からは『天翔ける翼』(ほとんどゲーム上で聞いた人がいないといわれるED曲。超名曲)が聞こえるじゃないですか。そう、だまされたんですよ。ネットのデマに。コントローラを地面に落とし、そのまましばらく固まっていました。

ごえモン:酷いな、それ(笑)。

まさん:しかも最近、確認のために起動したら、7人ともクリアしたデータが入ったメモリーカードをなくしちゃっていて二重のショック!

そみん:まあ、『アンサガ』は極端かもしれないけど、よく考えてみると『サガ』シリーズって、わりとこちらから歩み寄らないと心を開いてくれないゲームだよね。『アンサガ』は、歩み寄ってもリールが回って爆発するトラップが仕込まれているようなひと筋縄じゃいかない作品だった気もするけど。

ごえモン:毎回複雑なシステムが入っていても、説明不足なんですよね。まず最初に放り投げられて、自分たちで探してみるという。

まさん:今の時代はネットで解析できるから、最初から深い部分がわかるのがズルいですよね。本当は、放り投げられるところから楽しむべきなのに!

ごえモン:そもそも、移動できなくて困るゲームだったような……。

まさん:そこは、自分でスティックをいじって感動するんですよ。ああ、倒しっぱなしで移動するのか、と。自分で操作からはじめて試行錯誤するのが楽しいわけです。左右スティックを押し込むと、その場に待機してHPが回復するとか、ね。

そみん:そういうのを手さぐりで楽しめる人にとっては、『アンサガ』がたまらないスルメゲーだというのはわかりました(笑)。

まさん:わかってくれましたか!? ハァハァ……全身に鎧を装備すると安定して戦えるとか、システムから攻略法まで、手さぐりで遊んでいく感じが最高ですよね!? あと、マイスを選ぶと前座を含めたラスボス戦がきつい上にろくな戦力がいなくてどうやって倒そうかと……あとあと。

ごえモン:おい、なんかいつまでも『アンサガ』の話をしそうだから、誰かそろそろこいつを止めろ! 

そみん:かわづフルチンオーラ!

まさん:グハッ! それは、かわづ掛け&フルスイング&チンクラッシュ&デテクトオーラで発動する『アンサガ』特有のかわづ連携じゃないですか、狙って発動できないけど……ガクッ。

『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
『サガ』25周年特別企画 『サガ』25周年特別企画
▲ボードゲームのように移動するマップや、リールを取り入れた戦闘。TRPGのような成長システムなど、斬新な要素が満載で、シリーズファンでもド胆を抜かれた異色作品『アンサガ』。かめばかむほど、味の出る逸品だ。

■『サガ』シリーズの音楽はどれも一級品!

そみん:アホなことをやっていないで、そろそろ音楽の話をしない? 『サガ』といったら音楽でしょう。

ごえモン:最初から音楽が素晴らしいシリーズでしたよね。僕は『魔界塔士 サ・ガ』の音楽が大好きなんですよ。シリーズを通してのオープニング曲となる植松伸夫さん作曲の『プロローグ』。ゲームボーイを立ち上げた時に、ハウリングみたいに耳から耳へ抜けるような感覚……今聴いても鳥肌が立ちます。

まさん:『魔界塔士 サ・ガ』と『サガ2』は、ウラワザでサウンドテストができるんですよね。あれがうれしかった。

そみん:ゲームボーイって、当時にしては珍しくステレオを標準搭載しているから、ラストの塔も周りながら登っているように音楽が聞こえるんだよね。

まさん:『サガ』の音楽といえば、やっぱり『サガ2』か『ロマサガ』シリーズ、『サガフロ』などを手掛けた伊藤賢治さんことイトケンさんの印象が強いかなあ。

そみん:『ロマサガ3』の四魔貴族バトルはどっちも人気があるよね。

まさん:音楽の歴史をたどっていくと初代『サガ』は植松伸夫さん、『サガ3』は笹井隆司さんが担当ですね。オープニングからキンキンした近未来的な音楽に仕上げていて好きでした。『ステスロス』も『異次元のテーマ』もカッコいいし、リメイク版とか超シビれる!

ごえモン:そして『サガフロ2』と『アンサガ』は浜渦正志さん。これまたいい曲を作る人だよね。

まさん:『アンサガ』の通常戦闘曲なんてたまりませんよ。一時期サントラにプレミアがついていましたもの。あー『アンサガ』をまた遊びたい!

そみん:最近、河津さんが『アンサガ』に関してつぶやいていたけど、実は20周年の時にも河津さんにインタビューしたんですよ。その時に『アンサガ』は一番やりきれていない部分が多い作品で、直良さんのキャラクターも魅力的だから、もったいなかったと言っていたのが印象的でした。河津さんとしても、やり残した感じが一番あるタイトルだそうですね。

まさん:『アンサガ』信者の自分としても、ぜひリメイクして欲しいタイトルですよ。ついでに『ワイルドカード』と合わせてね!

ごえモン:そこで、25周年を盛り上げて、いろいろなシリーズの展開に期待しようというわけですよ。ケータイゲームの『エンペラーズ サガ』も河津さんが直々に書いている“ZERO”シナリオとかがあって楽しいですけど、ファンとしてはそろそろ新作を遊びたいですからね。

『エンペラーズ サガ』画像 『エンペラーズ サガ』画像 『エンペラーズ サガ』画像
▲『ロマサガ3』の聖王が実は女性だったと判明したり、『ロマサガ1』~『ロマサガ3』のキャラによるクロスオーバーストーリーが描かれたりと、独自の要素が満載な『エンペラーズ サガ』。ちなみに、上記画像は本作にハマっているというごえモンのデータから撮影したものだ。

そみん:ファン視点で考えた時、どのシリーズの新作が遊びたいんだろうね。やっぱり大本命は『ロマンシング サ・ガ4』かな。

ごえモン:僕は連携を進化させた『サガ フロンティア3』を出して欲しいですけど。

まさん:『アンリミテッド:サガ2』を……。

そみん:う~ん、なんだかんだいっても『ロマサガ4』なら、きっと“閃き”があって“連携”があってファンタジーよりで……と、ある程度は期待したものが出てきそうじゃん? これが『サガフロ3』とか『アンサガ2』だと、また全然違うものになりそうで。

ごえモン:『アンサガ』以降だとコンシューマで完全新作が出ていないから、新シリーズでもそれはそれでいいかもしれませんね。

 というわけで、今回から始まる電撃オンラインの企画ですよ。『サガ』25周年ということで新作に対する期待を寄せつつ、ファンのみんなで新作への後押しをする。そのアプローチの一環として、『サガ』シリーズを1作ずつ振り返っていこうというわけです。

まさん:え、この座談会って1回で終わりじゃなかったの?

そみん:ということは、本当にこれから毎回、初代からDS版『サガ3』まで振り返っていくつもり?

ごえモン:いえ、そこは公平にクジで決めようかと。そんなわけで、ここに『サガ』シリーズのサントラ紙ジャケットを用意しました! 今から目をつぶって1枚引いてください。

『サガ』25周年特別企画

まさん:よし! 『サガ3』か『アンサガ』が出ますように……。引けた!! あ~残念、『魔界塔士 サ・ガ』だ。

ごえモン:いやいや、25周年企画の始まりにふさわしい神がかった引きじゃないですか! というわけで次回のテーマは『魔界塔士 サ・ガ』を振り返る、です。初代『サガ』が好きな人も、そうでない人も、ぜひ、次回も読んでくださいね!

【サガ25周年記念連載 バックナンバー】

→第1回:『サガ』シリーズ全体を振り返る座談会プレリュード【本記事】

→第2回:GB初のRPG『魔界塔士 サ・ガ』の思い出を振り返る

→第3回:『Sa・Ga』×佐賀スペシャル対談

→第4回:名作RPG『サガフロ2』を15年ごしに再評価!

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