2014年8月7日(木)

国内版初公開の『デッドライジング 3』をはじめXbox Oneの注目ローンチタイトル3作品に触れられたメディア向け体験会をレポート!

文:イトヤン

 Xbox Oneが日本で発売される9月4日まで、あと1カ月弱となった8月6日、日本マイクロソフトの品川本社において、Xbox Oneタイトルのメディア向け体験会が開催された。この会場では、Xbox One本体と同時発売される3本のゲームソフト『デッドライジング 3』『Ryse: Son of Rome(ライズ サン オブ ローマ) レジェンダリーエディション』『Kinect スポーツ ライバルズ』を、それぞれ試遊することができた。

 ここでは各タイトルを試遊してみた感想と、その際に判明した日本版ソフトの最新情報をお届けする。

Xbox One
『デッドライジング3』 『デッドライジング3』
▲日本マイクロソフトの社内に用意された試遊スペースで、ローンチタイトル3作品を体験することができた。なかでも『デッドライジング3』の日本語ローカライズ版は、今回が初披露となる。

■『デッドライジング 3』

 『デッドライジング 3』は、大量発生したゾンビをさまざまな方法で撃退する“ゾンビパラダイスアクション”として、海外だけでなく日本でも多くのファンを持つ、カプコンの人気シリーズ最新作だ。本作の開発はカプコンの海外スタジオであるCapcom Vancouverが手がけているが、Xbox One独占タイトルということもあって、日本語版の発売元は日本マイクロソフトとなっている。

 今回試遊できたバージョンは、ゲームの表示がすべて日本語化されて、英語のセリフに日本語字幕が表示されている、日本で発売されるバージョンと同様のものだ。担当者の説明では「昨日到着したばかり」という、できたての最新バージョンなのだそうだ。

『デッドライジング3』 『デッドライジング3』
▲過去のシリーズ同様、『デッドライジング 3』もゲーム中の音声は英語で、日本語字幕が表示される。その他の画面表示は全て、日本語化されている。

 また試遊に際して、日本語版と海外版との表現の違いについても説明があった。それによると、一部のムービーシーンでゾンビの内臓が見える場面を修正しているが、ゲームプレイに関する部分は海外版と同様になっているとのこと。実際に操作してみたところ、主人公が回転ノコギリのついた“スレッジソー”を振り回すと、ゾンビの身体が真っ二つになって吹っ飛んでいくという、大迫力のゴア描写を確認できた。

『デッドライジング3』
▲“スレッジソー”を使った攻撃では、ゾンビの手足はもちろん、胴体もバッサリ切断できる。『デッドライジング』ならではの痛快なプレイ感覚は、本作でも健在だ。

 今回試遊できたのは、ゲーム冒頭の部分だ。チュートリアル的な屋内での戦闘を終えて屋外へ向かうと、目の前に膨大な数のゾンビが! 一体ごとに容姿の違う大量のゾンビがうごめく様子は、Xbox Oneのマシンパワーを改めて実感させてくれる。

『デッドライジング3』
▲自動車の屋根の上に立つ主人公ニックを取り囲む、大量のゾンビたち。これらのゾンビはXbox Oneのマシンパワーを活用して、1体1体がAIで独自の行動を取っている。

 過去の『デッドライジング』シリーズでは、ミッションの時間制限に関して非常にシビアな面があったが、本作では時間に追われることなく、広大なオープンワールドを自由に探索できるようになっているという。今回の試遊はプレイ時間が限られていたために、行動範囲の広さはその一端しか味わうことができなかったが、ゲーム序盤の範囲では武器や食料も比較的簡単に入手できるため、ゾンビとのバトルに集中できて、過去作よりも遊びやすくなっていると感じられた。

 なにより、大量のゾンビを多彩な武器でなぎ倒すという、『デッドライジング』でしか味わえない爽快感が、本作でもしっかり表現されているのが嬉しい。Xbox Oneの日本発売にあたって、バイオレンスアクション好きのゲームファンには、特に注目のタイトルだ。

『デッドライジング3』 『デッドライジング3』
▲複数のアイテムを組み合わせて、新武器を作成できる。本作では材料となるアイテムと設計図さえあれば、新武器を簡単に作成できるようだ。 ▲自動車を運転して、ゾンビをなぎ倒しながら移動することもできる。オープンワールドならではの広大なプレイエリアにも期待したい。

■『Ryse: Son of Rome(ライズ サン オブ ローマ) レジェンダリーエディション』

 『ファークライ』シリーズの第1作や『クライシス』シリーズを開発したドイツのCrytekによる、Xbox Oneオリジナルタイトル。古代ローマ後期の若き軍団兵マリウスを主人公にして、ローマと蛮族の間で繰り広げられる戦争と、主人公の壮絶な復讐劇が展開されるアクションアドベンチャーゲームだ。

 今回試遊できたのは、日本で発売される製品版と同様のバージョンとのこと。ゲーム中の画面表示が日本語化されているのはもちろん、本作では登場人物のセリフも全て、日本語吹き替えとなっている。古代ローマの歴史を題材としたドラマ性の高い作品だけに、日本語のセリフで物語のディテールが楽しめるのは嬉しいところだ。

『Ryse: Son of Rome レジェンダリーエディション』 『Ryse: Son of Rome レジェンダリーエディション』
▲本作は、ローマ帝国が蛮族の侵入によって崩壊の危機を迎える時代が舞台となっている。当時の服装や街並みが、緻密なグラフィックによってリアルに描き出されている。

 海外版との表現の違いに関しては、ローマ市内の落書きといった一部の性的な表現を修正しているが、バイオレンス表現は海外版と同等のものになっているという。実際に試遊してみたところ、剣を使ったバトルで主人公が敵兵士の腕を切り落とし、その断面には骨まで見えるといった、ゴア描写を確認できた。

『Ryse: Son of Rome レジェンダリーエディション』
▲“処刑アクション”を繰り出して、敵にとどめを刺すこともできる。この場面では、主人公の攻撃によって敵兵士の腕が切断されている様子が確認できる。

 今回試遊できたのは、ゲーム冒頭の部分だが、ローマに押し寄せた蛮族の軍勢に対して、主人公が部隊を率いて戦いを挑むという、序盤からアクション満載の迫力ある展開となっていた。主人公が剣と盾を構えて蛮族の兵士と戦う局面では、複数の敵が主人公に襲いかかってくるのを防御して反撃するといった具合に、アクションの駆け引きが重要となる。事前に思っていた以上に、歯ごたえのあるプレイを味わうことができた。

『Ryse: Son of Rome レジェンダリーエディション』 『Ryse: Son of Rome レジェンダリーエディション』
▲剣を使ったバトルでは、複数の敵からの攻撃を盾でガードしたり、盾を使って相手のガードを崩したりといった駆け引きが必要になる。2人の敵を同時に“処刑”することも可能だ。

 また敵の軍勢が押し寄せてくる場面では、大弓を操作して敵を撃退しつつ、味方の隊列に指示を与えて弓の一斉射撃を行うなど、リアルタイムストラテジー的な要素も盛り込まれている。今回のプレイを通じて、歴史ドラマ的なアドベンチャー要素だけでなく、アクションゲームとしても非常にしっかりした作りになっているという印象を受けた。

『Ryse: Son of Rome レジェンダリーエディション』
▲“スコルピウス”と呼ばれる大弓で、押し寄せてくる蛮族の部隊を迎撃するといった場面も。油入りの樽を撃って大爆発を起こすこともできる。

■『Kinect スポーツ ライバルズ』

 『Kinect スポーツ ライバルズ』は、プレイヤーの声やジェスチャーを認識するKinectをフル活用して、実際に身体を動かすことでさまざまな競技にチャレンジできる『Kinect スポーツ』シリーズの最新作だ。このタイトルに関しては、以前に試遊した際の記事を掲載しているので、そちらも参考にしてほしい。

 今回試遊できたのは、海外で発売された製品版とのことで、画面の表示はすべて英語になっていた。日本発売の際にはもちろん、日本語にローカライズされる。

『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲今回試遊できたのは画面の表示が英語のバージョンだが、製品版と同様、全ての競技がプレイ可能になっていた。

 本作の試遊を始める前に、Kinectでプレイヤーの外見をスキャンして、ゲームで活躍するアスリートを自動的に作成するデモを見ることができた。

 日本マイクロソフトの南雲聡氏がTVの前に立つと、まずは体型からスキャンを開始。画面の指示に従って、南雲氏がTVに顔を近づけると、今度はアスリートの顔を作成していく。こうして完成したアスリートが、南雲氏本人に似ているかどうかはともかくとして(笑)、途中で南雲氏が解説を行うとスキャン中の画像でも口元が動いているなど、新しいKinectの精度の高さをはっきりと感じ取ることができた。

『Kinect スポーツ ライバルズ』 『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲日本マイクロソフトの南雲氏をKinectでスキャンして、ゲームで使用するアスリートを作成中。顔の表情がムクムクと出来上がっていく様子は、どことなく不思議な感じだ。
『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲完成したアスリートは、本物の南雲氏に似ている……? ちなみに完成した外見が気に入らない場合は、手動で修正することもできる。

 今回の試遊では、6種目ある競技のうち、“ターゲット シューティング”と“ボウリング”を体験できた。

 “ターゲット シューティング”は、次々と出現するターゲットを銃で撃ち抜くというもの。銃を構えた(という設定の)腕を動かすと照準が移動して、照準がターゲットに重なると、トリガーを引くといったアクションは不要で自動的に破壊される。この“自動的に破壊される”というのが意外とクセモノで、ターゲットの中には破壊するとポイントが減点されるものが混ざっており、うっかり照準が触れると自動的に破壊されてしまう。そのため、破壊してはいけないターゲットを巧みに避けつつ、より高得点のターゲットを狙うという、予想以上にシビアな操作が求められるのだ。Kinectのゲームというと全身を使った派手な動きをイメージするかもしれないが、“ターゲット シューティング”の操作はそれとは対極にある、集中力が必要なものとなっており、非常に新鮮な感覚が味わえた。

『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲まずは銃を“つかむ”ところからスタート。プレイ中は突きだした腕を動かして照準を移動させるだけで、引き金を引く動作をする必要はない。
『Kinect スポーツ ライバルズ』 『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲ドクロマークのターゲットを撃つと、得点がマイナスになってしまう。マイナスのターゲットをいかに避けるかが、高得点を取るためのポイントになるようだ。

 続いて試遊した“ボウリング”は、実際のプレーそのままのフォームで、ボウリングの球を構えて投げる動きを行う。ゲームプレイの動き自体は全身を使ったものだが、狙ったコースに球を投げるには、腕を振る角度や球から手を離すタイミングなど、微妙な調整が要求される。以前に試遊した“ウェイクレース”も含めて、『Kinect スポーツ ライバルズ』に収録された競技は、プレイそのものは簡単でも、高得点を獲得するには習熟が必要なようだ。その意味では、コアゲーマーでも十分に楽しめる作品だと言えるだろう。

『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲“ボウリング”を2人で対戦してみた。1人ずつ交互にプレイして、スコアを競うことになる。
『Kinect スポーツ ライバルズ』 『Kinect スポーツ ライバルズ』
▲狙った方向に球を投げるには、実際のボウリング同様に、微妙な調整が必要だ。コツをつかめば、スピンをかけて軌道を曲げることもできるようだが……。

 今回は3タイトルの試遊となったが、電撃オンラインでは今後も、Xbox Oneの発売日に向けて、Xbox One本体やローンチタイトルに関する最新情報をお伝えしていくので、楽しみにしてほしい!

データ

関連サイト